俺に明日なんてあるのか――― そう思いながら日払いに明け暮れていた2022年の5月。 家賃は2カ月滞納。 連日保証会社から詰められていたが当時の俺は家賃はおろか、 水…
俺に明日なんてあるのか――― そう思いながら日払いに明け暮れていた2022年の5月。 家賃は2カ月滞納。 連日保証会社から詰められていたが当時の俺は家賃はおろか、 水道光熱費すら持ち合わせがなかった。 俺は膨らみすぎた借金に押しつぶされていた。 使えなくなっちまったクレカと、 溜まりきった請求書が事の重大さを示した。 賄いで食いつなぐ、うだつの上がらない日々。 時給1000円、26歳、アルバイト。月収は10万...といったところだった。 目先の金がなさすぎてその日