第258回 100万円チャレンジ

1、流行に乗り遅れた呟き

今Twitter上で話題になっていた

ZOZOTOWN前澤社長の
#月に行くならお年玉
企画

なんだか賛否両論あって

ちょっとやりかたが無粋だとか(落語家桂三四郎さんのVoicy)

完全なる欺瞞だとか(ふろむださんのnote)

経営的、企業の広告宣伝としての戦略分析とか

様々な議論が起きていること自体が面白いです。

1月5日に投稿され、瞬く間に拡散。

2019年1月12日の15時現在で532万件のリツイートがあったようです。これは現在最高新記録のようです。

ツイートを見ていると1月8日以降当選者にDMが届いており、実名で夢のあるコメントをつけてリツイートした方に当たっているようです。

まあ、こういう大喜利には乗ってみたく思っていたのですが、

実際に100万円が当たったとして、有意義な使い方をします!というプレゼンが締め切りまでに思い浮かびませんでしたが、

せっかく考えて見たのでnoteに記しておこうと思います。

2、私なら100万円をこう使う

以前のnote

劇団に関わりたいという夢を語りました。

地域の歴史を題材にした創作劇です。

まだゼロからのスタートですが、
実現までにかかる費用を考えてみました。

①会場利用料 (本番) 30万円
町の公民館などのホールを貸し切るか、シネマのシアターレンタルなんかもいいかもしれませんね。

公共施設だと無料の催しと有料のイベントでは賃料が変わってきます。場所によっては2倍とか3倍の使用料を取るところもあります。

有料のチケット制にすると逆に赤字になったりします。

もちろん無料でもいいんですが、素人とは言え演劇というコンテンツに対して
100円でもいいから自腹を切ってみるというスタイルを地域に定着させていきたいと思っているのです。

スタッフが自腹を切っているのでは赤字ではできませんが、元になる資金(100万円)があれば割高になってもこの考えを貫きたいと思います。

②練習会場代 5000円×20回 =10万円
正直演劇経験もないので、どのくらい稽古するものなのかわかりませんが、これもアマチュアの学生や仕事を持っている人が集まると平日の夜とか土日とかに日程を調整して進めるものなのでしょうかね。

町の公共施設の一室を利用する計算で概算してみました。

②当日スタッフ謝金 1万円×10名=10万円
演者以外で協力してくれる方には謝礼を払う必要があると思います。当日の受付スタッフも必要でしょう。音響や大道具などの準備も人手が必要です。できるだけ演者には負担をかけないよう、協力者を募ってやっていく必要があるでしょう。

③チラシ・ポスター印刷代、発送代=20万円
これも費用をかければキリがありませんが、まずは素人でデザインを作って、実際の印刷と発送代くらいを計上してみたいと思います。

本番の告知はもちろん演者やスタッフを募集する1番最初にも広告宣伝費が必要ですよね。

④消耗品、飲料代など =10万円
細々とした消耗品にかかる費用や練習後に演者さんにドリンクくらいは団体から支出したいですよね。

⑤予備費 20万円
残りは想定外にかかる費用として計上しておきます。

①〜⑤を合わせて100万円。

3、価値は資金の出どころではなく結果

具体的に、といっても概算の概算ですが
数字を入れていくことで見えてきたものもあります。

これは100万円使えたら、という妄想の上に組み立てたものなので

現実的にはどうするか、悩みどころです。

徹底的にコストを削って、ボランティアを募って、やりがい搾取して、

ってそれは違う気がします。

どこかから助成金を探してくるのが先決でしょうか。

○○文化財団に申請書を書いて助成金を獲得するのと、

クラウドファンディングで資金を集めることと

今回のZOZOTOWN 100万円チャレンジに群がること、

実質的にはなにか違うでしょうか。

それにしてもわずか一週間ほど前のことなのに、だいぶ前の話題に感じます。

これだけインパクトがあるネタでもあっという間に消費されてしまうという時代なのでしょうか。

個人的には意外と有意義な思考実験ができたのでいい機会でした。

実際にチャレンジした人もそうでない人も、ぜひ100万円当たったらどうするか、コメントで教えてください。

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