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ツイステッドワンダーランドの歴史を紐解き隊

モーゼス先生の魔法史を全力で受講したい。月村です。

「そういえば、ツイステ話中の歴史軸とディズニーの作品歴って妙にリンクしてない?」
と唐突に思い立ち、こんな年表を作ってみました。

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ツイステ側は「昔の話〜」「こんな言い伝えが〜」みたいな発言が多くてフワッフワした時代考証しか出来てないので大分ザックリしてますが、俯瞰して見ると中々面白い部分が見えてくる気がしますね。
ちなみにラプンツェル以降はツイステとの関わりも薄そうなので割愛。

個人的に、教師陣の年齢が映画公開順なのがしばらく小躍りしたくらいに好きです。ありがとうプロフィール。


はじまりは100年前

ナイトレイブンカレッジ(とロイヤルソードアカデミーもかな?)は創立100年。
仮にツイステ世界の現代を2020年と見た時、100年前の1920年は偶然にもウォルト・ディズニーがアニメーター人生を歩み始めた年でもあります。いやホント偶然か?
1920年代前半の初期作品及び短編作品の詳細に関してはwikiを参照ください。
私も流石にオズワルド以前の作品は知らなすぎる……。

で、オンボロ寮先住民のゴースト達は90年前に現役学生だったらしいので、
ミッキーマウス短編やシリー・シンフォニーが作られた1928〜1940年代の時間軸とも一致。
もしかしたら、オンボロ寮の閉鎖はミッキーのシリーズ展開が終了した1953年頃かもしれませんね。

で、オンボロ寮の元ネタとされる「ミッキーの夢物語」「ミッキーのお化け退治」と1年前後に「白雪姫」が公開されているという偶然。ん?偶然なのか?

注目ポイント① ゴーストカメラについて

1章以降、存在が忘れられがちな監督生のアイテム「ゴーストカメラ」
なんか見た目的にもどっかにオマージュがありそうな気がしてるし、映画の撮影カメラと掛けてメタ的なアイテムかもしれないなぁ……とぼんやり考えてた時期もあったのでちょっと検証してみたい。

性能は「カメラに映した人物がその場にいるように再生される」「親密度が上がると被写体の魂の一部(メモリー)が記録される」
学園長曰く「エース君のひぃお婆さんかひぃひぃお婆さんが若い頃に流通していた魔道具」との事なので、雑に見積もって80年頃前と仮定しましょう。
その頃何があったかと言うと、「三人の騎士」というとんでも映画が作られていました。TDRでも人気のドナルド・ホセ・パンチートの鳥トリオが「三騎士」と呼ばれる由縁の作品です。
何がやべーって、アニメ映画の中に実写の人物が登場する手法がこの時点であったという事ですよ。
その約20年後にアニメと実写が完全に混在する合成映画「メリー・ポピンズ」が登場する訳です。
他にも合成映画といえば「南部の唄」「ロジャー・ラビット」もありますね。

2次元と3次元の融合実験はこの時からされてる事を考えたら、当時の人はゴーストカメラだ!魂が取り込まれる!て騒がれそうですね。

というかシナリオ中で監督生のゴーストカメラが火を吹く日はあるんですかね……?


注目ポイント② ピクサーと不遇の作品「ヘラクレス」

これは私が「業が深いな」と勝手に注目してるんですが、
1995〜2000年代はディズニーセルアニメの衰退期と呼ばれる時期がありました。
多分ディズニー好きが口を揃えて言う「面白いのにマイナー扱いされてる作品」として上げる大半が大体90年後半から00年代の作品だと思われます。
「ポカホンタス」「ノートルダムの鐘」、そして「ヘラクレス」
1989年「リトル・マーメイド」から1999年「ターザン」までの10作品はディズニー・ルネサンスと呼ばれて映画評論的にも高い名作揃いといわれてますが、95年以降の世論はあまり芳しくなかったようです。
かく言う私も、90年後半の作品は成人してからDVDで初めて観た……というものが多いです。
じゃあ、この時に何があったか。
1995年に「トイ・ストーリー」が大ヒットしたんです。
以降、ピクサーが人気を掻っ攫い、フルCGアニメの時代に突入したわけです。

さて、ここで豆知識。そのピクサーを作った人って誰でしょうか?
現代における異端の天才、スティーブ・ジョブズです。
Appleの創始者で、iMacやiPhoneの生みの親であるあの人です。私も大層お世話になってます。
ジョブズは性格に難ありすぎてマッキントッシュ時代にApple退社→ピクサーを立ち上げてフルCGアニメで大ヒットさせて→ディズニーの筆頭株主になって→Appleに返り咲く……て流れが面白すぎるのでジョブズの伝記もオススメしておきます。

言い方が悪くなりますが、旧時代的なセルアニメを最新技術のフルCGで乗っ取り歴史を変えた天才。
なんかちょっと6章になりそうな話だなぁ……とも思っちゃいます。

SMマレウスのパソストでオルト君の検索エンジンが「オリンポス社」製と言うことが判明してから、シュラウド家ってGAFA的なIT支配者では…?という噂も流れた事ですし、ハデス様のオリンポス乗っ取り野望ともリンク出来そうだなぁ。と思う今日この頃です。


蛇足の与太話

年表作ってて唐突に思い至ったのがマレウス様の「がおがおドラコーン君」な訳ですが。
ドラコーン君の元ネタと思われるたまごっちの登場が確か1996年頃。社会現象になりすぎて品薄状態が続き、模倣品やら海賊版やらも出回って、シリーズを重ねて子供なら誰でも持ってる状態になるまで確か2〜3年位経ってた気がします。リアルに私が子供の時に流行った当時の肌感による記憶なのでかなり曖昧ですが(笑)
で。90年代のディズニー作品もこれまでのヨーロッパの童話メインから世界に舞台が移った時代とも言えます。
さらにハロウィンでディアソムニア寮のモチーフになった「ムーラン」は1998年。
リリア様が世界を旅してたのってもしかしたら90年代頃の話かもしれませんね。

そんでもってその辺の話を「子供の頃」と語るイデア氏やデュース氏……だから感覚がアラサーって言われるんだよなぁ……

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