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【5章ネタバレ】ルーク・ハントという男

5章クリアお疲れさまでした。
前章公開から4ヶ月、全75話で連続再生すると7時間分……いや長かったですね。
1章から考えると比例的に話数伸びてるみたいですが、6章と7章どうなるの〜?
……いや、ホント6章どうなるの……(メインの足音に慄くイグニ寮推しあるある)

さて。今回は後半2で意外な姿と波乱を巻き起こしてるルーク先輩を中心に5章を振り返ってみようかと思います。5章全話のネタバレが入ってますので以下注意。



ルーク・ハントという男

最後の最後で爆弾を落とした男、ルーク・ハント
まさかあれだけ献身的かつ盲目的にヴィルを支えてきた人が、RSAに投票してたどころかネージュ君のガチ中のガチファンという事が判明して流石に予想の斜め上に吹っ飛ぶ結果でビックリしました。
いや……元ネタ的には狩人だし、いずれは女王を裏切って白雪姫側につくと分かってたからこそ、「いつそうなるのか」「ルークの裏切り切っ掛けでヴィルがオバブロするのか?」など考えながらシナリオ進めてただけに、プレイしながら「そこぉ!!?」て突っ込まずにはいられませんでしたね。毎回思うけど、ツイステ君いつも予想外な所に着地する(笑)

でもまぁ、謎多き男と言われてたルークさんの一面を触れて、なるほどなぁ。と感心したところもあるのでそこから紐解いて、何故ルークがRSAに投票したのか考察していこうと思います。

まずはルークのプロフィールから。
出身は夕焼けの草原で、NRC入学前は自然の中で動物達と追いかけっこ(意味深)するような、まさに狩人生活をしていた。
ルークのパソストは基本的にこの狩人をベースにしたストーリーやサバナクローに絡む様子が多いから、余計謎を呼んでた印象。

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この辺の語りから察するに、ルークの根幹にある美は「自然美」「野生美」ではないかと考えられます。
分かる……ライオンキングとかブラザーベアとか生態系マジ尊い……てなるから観ようね……。
さて、ルークがいつからネージュのファンやってるかはまだ分かりませんが、ネージュ君の自然体な才能は特にルークに刺さったんじゃないかと思います。

元ネタでも、狩人は白雪姫が巣から落ちた小鳥を助け友人のように話しかける姿に心を打たれて泣いて逃してるし。あと個人的に白雪姫の野生適応力とメンタルの強さが好きなので、是非映画見てほしい。
動物や自然がメインだった世界に、人というキャラクターが介入してこんな美しい世界が出来るのか。
なんかこれ、白雪姫が公開された当時に見た人の感想みたいですよね。あーー、タイムトリップしたい。白雪姫の制作秘話みると余計そう思うので、ディズニープラスの「白雪姫 魔法の秘密」って番組オススメです。

で。何故ルークはRSAに投票したのか。
もちろんルークが語ったことも本音だと思うし、前章のオーディション時に話してたことがそのまま伏線回収になったんだな。と思います。

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本当にルークは美の哲学に正直になっていただけかと。それについてヴィルも理解していたから受け入れてたんだなぁ…と思うと、逆にここでお互いの美の哲学が分かってるルークとヴィルの関係性エモ…。エモいな…(失われていく語彙力)

じゃあ、ルークはヴィルに何を求めてるのかって話になるわけですが。
多分ルークは学園生活しているヴィルが大好きなんだろうな、と考えました。
ヴィルは自らを「ヴィル・シェーンハイト」というパッケージを作り上げる事に躍起になってるし、そのパッケージが評価される事がパワーだと信じてる。
けど、ルークはそのパッケージを作るために足掻いてるヴィルや、学園で寮長やって同級生達と言い争ってるヴィルの方が好きなんじゃないかな、と。
こればっかりは舞台やメディアで見ることは出来ない。副寮長のポジションが1番近くで眺められる特等席ってわけですね。…………なんだ、ただの限界オタクか。

ルークの運動着パソストで「この学園に来て自分はまだまだだと思い知ったよ」てセリフあるんですが、これは狩りの話と同時に、ヴィルがメディアで見る以上に努力の人だった事を知った時の感情だったんじゃないかなーと思うわけです。


なんかやたら感情移入してる気もするけど、あの……どうもネージュとヴィルの関係が「ガラスの仮面」の北島マヤVS姫川亜弓に見えてしまって……。
私バリバリの亜弓さん推しで、亜弓さんのレッスンパートとかめちゃくちゃ好きなんですけど、劇中劇見ちゃうとやっぱりマヤの演技が好きで応援しちゃうんですよね。そうゆう所だよ……!


匂わせビースト


そういえば、以前こんな記事を書いてましたが


いや、本当にいきなり美女と野獣にとって代わったらどうしよう…と思ってたので、ちゃんと白雪姫で終わったので安心しています(笑)
5章のネタバレ感想を読み漁ってた時、ある方が「そもそも他作品と比べてもキャラ設定が浅い白雪姫をベースに現代に合わせたキャラクターの作り込みが出来たのか」といった感想を書いてたのが興味深く思いまして。
もしかしたら、美女と野獣要素は補填的な意味合いを担ってるのかもしれませんね。

例えばヴィルのユニーク魔法「美しき華の毒(フェアレスト・ワン・オブ・オール)」
女王のセリフ「世界で1番美しいのは誰?」の英訳"who is the fairest one of all ?”からきてますが、「美しき華の毒」なんて日本読みは、美女と野獣に出てくる呪いの薔薇を連想します。
効果も「触れた物に呪いを付与する」「条件が揃わないと術者でも解呪出来ない」はビーストの呪いじゃん?と思ってました。
薔薇を差し出した醜い老婆が美しい女神(実写だと魔女?)に転じる辺り、共通点として使ったんですかね。
あとヴィルがオバブロ寸前に叫んだ「私は醜い!」も野獣の台詞だと思いました。
白雪姫だけでは掘り下げられない要素を類似点の多い作品と二面性作ってるなら、それはそれで美味しいなぁと思う今日この頃です。

RSAの校長


RSAの校長先生も出てきましたね。
元ネタはおそらく「王様の剣」のマーリンでしょう。
誰〜〜前回フェアリーゴッドマザーだって言った人〜〜。私〜〜!
いや…「賢者の島」で「ロイヤルソードアカデミー」って言えば……って可能性もあったんですが……マーリンは認知度低いやろって勝手に思ってました。反省。
ところで私、キングダムハーツは明るくないのですが、もしKHにマーリン出てるし認知度あるなら申し訳ないです。

そしてこの話の続きという程ではないですが、ちょっと思うところがありまして。

別作品になりますが、ディズニーのアプリゲーム「マジックキングダムズ」はご存知でしょうか。簡単に言えば自分のディズニーランドを作る放置型の箱庭ゲームです。ゲーム画面はこんな感じ。

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始まりは外界と繋ぐ汽車でやってきて、門を潜りストリートを通った先にキャッスル広場でディズニーキャラクターと出会ってみんなが歓迎してくれる。
コレがディズニーゲームの典型パターンかな、という印象です。……多分。
また、マジックキングダムズのナビゲーターがマーリンなのも、初見に珍しく感じました。

なんか、監督生って逆ルートを通ってるな……と思ったんですよね。

RSAの海に面してる門は、本来は外界から来る主人公(ゲスト)を迎えるゲートだけど閉じられてて。監督生はよく知らないまま棺の馬車に乗せられ、島奥地のナイトレイブンカレッジに運ばれている……と。
もしかして全てが解決した時に、監督生の帰り道は鏡ではなくRSAの門ではないかな、と。
だからクロウリー学園長はしらばっくれてるんじゃないかな、と。
……いや、5章でクロウリー学園長もかなり怪しい言動してますけどね。


6章が早く読みたいけど続きが怖い。
インターバルにバレンタインイベントやってほしいですね(男子校の時点で地獄絵図だが)
あっ!でもハロウィーンに並んで大好きなのがイースターなので、イースターもやって欲しいなぁ。

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