2022.02.14

ある日ライブがまったく楽しくなくなった時があった、もっと沢山の人に聴いてもらうためのアイデアや歌を思いついた。

でも自分を変えてしまうみたいで、変わった自分をみて今まで足繁く通ってくれた人にアイツは変わってしまったと思われたりなんか違うなっと思われるてしまうことだったり、今まで応援してもらった人達や仲間を裏切るんじゃないかとただそれが怖くてしかたなかった。

心は左を向いてるのに身体は右を向いてる、そんなちぐはぐした状況の中、とても目の前の状況に集中できる状態ではなかった。とても迷走していた。

今もカッコいいバンドが好きで、ライブハウスが好きで、楽しそうに、そして大切に音楽を鳴らす仲間や先輩、後輩達が好きだ。凝り固まっていた血が巡っていく、耳鳴りが心地よく、自分が生きているんだと思い出させてくれる。
みんな自分のカタチを一生懸命に具現化していっている中、自分がその背中を追うばかりになっていることに気づく。それと同時にもう何年もこの場所に現れることがなくなり、彼や彼女らの背中を見送ることが増えた。

ついに僕の街では、あの頃ともに活動していたバンドマンすべてがいなくなった、僕らが生きたくてしかたなかった時間の果てに解散や無期限活動休止を決めていった。

僕よりも何倍も才能も技術もある人達ばかりで。人に頼られ信頼されてそのシーンにいた人々に嫉妬ばかりであの頃好きになれなかった、それと同時に同じ場所、同じステージ、同じ目線で話せる様になりたくてしかたなかった。

だから、嫌われたくなかったし、憧れていた場所にできたらみんなとずっと一緒にいたかった。だから、本当は変わりたくなかった。

それでも、変わらなければならないと心では本当はわかっていた。

多くの人に見てもらいたい。
そうしたら続けることができる。

そうして1年半考えて、誰にも公表しない曲が10曲ほどできた。

でも人に聴かせれなかった曲もある、意外性ではなく信念を曲げてしまったと思われたくなくて誤解もされたくなくて。そうしてお蔵入りしていった。

出来てしまった曲たちを眺めて、また頭では浮かんだけど形にすることを拒んでしまった曲たちを弔うこともなく、迷い迷いの日々の中にいた時だった、前の日誌にも書いたけど、考えるだけはやめようと思った。

だからもうなにも考えないで動いてみようとおもった。

この間ライブをした、心底楽しかった、これだ、これがずっと好きだった。噛み締めた、目の前にお客さんがいる、その事実だけが自分にあの日からぴったりとくっついたままだった。

Twitterや Instagram、ツイキャスで応援を遠くからしてくれる人がいる。
そういう人達がいる、純粋にライブという自己表現を受け止めてくれる人がいる。

だからこそ自分は新しいことに挑戦させてもらえるのかもしれないと思った。
変わらず此処で歌っていく、また何度でもココに訪れる、此処ってのは自分が音楽を鳴らす場所のことで、原点にもどればみんなちゃんと居るんだった。みんなわかってくれていた、恐れていた妄想や悪いイメージばかり湧いて、みんなはもっと素直にアクションをおこす自分をただ見守ってくれて、応援してくれて、それに気づけた時、よし動くぞっと恐れていたイメージの先に進むことに決めた。

できたら誰も置いていきたくない、離したくない、好かれてい続けたい。とても欲張りだ、自分のためだけの願望ばかりだ。

だからこそ、色々なことをやっていっても、原点だけは決しておざなりにすることはやめようと思った。


今の自分はどう見えますか、まだ真っ直ぐに立っていますか?それともガタガタの線を描いていますか?まだまだ自分を誇るには時間がかかりそうだけれど、歩みを進めていこうと思います。

決して天才にはなれなかった僕へ、地道な長い道のりを歩いてゆこうとおもいます。

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