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#1 「黝」
このnoteは私の琴線に響いた漢字や言葉について記してあーだこーだと一方的で超個人的な感想を述べるものでございます。
現在、私は進行形で電子辞書をア段から読み進めています。
みなさまは辞書を愛読なさっていますでしょうか?
奇っ怪な趣味だと感じる方もいらっしゃるでしょうが存外楽しいものですよ。
学生の身としてはスマホ以外に持ち運べる娯楽ですので。
ぜひとも読破したいので精進いたします!
それでは、興味がある方はお進みください🪽
さて、この「黝」という字、
黒+幼い、で青みがかった黒色を意味します。
音読みは「ユウ・ヨウ・イ・ユ」
訓読みは「黝い」「黝い」
幼いという文字は微かでうすい光ということを指します。
漢検1級指定とのことなので見かけることはあまり漢字ではないでしょうか。
字だけを見ると黒と子供の概念が結びついてしまってとても仄暗い印象を受けますね。
なんだか悪魔の子のような、人ならざるものの雰囲気があります。
あとは、なんでしょう。
喪服のワンピースを着て、曇り空の下、両親の墓石の前で数本の花を握りしめて、俯き立ち尽くす子。
あるいは、救いようのない影。
幼少期、ぐちゃぐちゃにされた宝物。
憧憬に意図されず打ちのめされた己の青さ。
想像を巡らすほどとっても魅力的に思えます。
ところで、こうしてひとつひとつの言葉を見つめる度に思うのです。
考えすぎと創作力は少し似通っているものではないでしょうか?
メタファーを己の内側を通して感じ取る。
または、そこからひとつの物語を見出し、発展させる。
それを自らの認識に限りなく近い言葉で表す。
あれこれと妄想してみるのもわくわくする考え事の時間になると思います。
普段あまり口にすることはない言葉でも、向き合うことで未知の興味深い世界が広がっていたりするものです。
みなさまも、知らない漢字や言葉を目にした際には、一度検索してみてはいかがでしょうか。
それでは、おやすみなさい🐑
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