ボクがクラフトビール作りをやろうと思ったきっかけ

普通のサラリーマンだったボクが麦酒(ビール)作りを考えたきっかけは、近所の人達との飲み会での珈琲屋のマスターの一言。

「ビールの麦を焙煎してみたいんだよね」。


10年ほど前に、
長沼町に引っ越してきたばかりの頃、
「みんなで、料理を一品と食器を持ち寄って飲むから来ない?」と近所の人が飲み会に誘ってくれた。
そこで知り合った人たちが素敵だった。

自分達もこの空気感を作る大人になりたい。

いろんな職業の人達が集まっていても、相手の事を大切に想い合える心地よい場所。
価値観はそれぞれでも安心出来て、夢を本気で語り合える。

そんな思いでご近所の飲み会をやっていました。

その飲み会で、「地域で何か面白い事をやりたいね」と、話をしていた時の一言でした。

その一言をきっかけに、どうやったらビールって作れるのか調べ始めました。
ビールは『金色で透明、喉を鳴らしながら飲むもの』しかないと思っていたけど、違っていた。
多彩だった。

「色は、黒、茶色、銅色?赤?白く霞かかったものもあるの?味も、苦いだけじゃない?
フルーティなものから、甘いもの、さっぱり、すっぱい、ワインのようなもの、スパイシー、ナッツやドライフルーツのようなもの、穀物っぽいものもある?」

「実際にはどんな味なんだろう?」

ビアバーに行って飲んでみた。

初のビアバー、メニューの見方もよくわからなかったけど、店員さんに聞きながら、注文しました。
数種類を飲んだけど、
「どれも美味しい!」
「いろんな種類があって面白い。」

クラフトビールにハマっていった。

同時に、ボクは何か造り出すことに憧れもあった。
小規模で麦酒作りを仕事にしている人がいる事を知り、自分もコレを仕事に出来たら、なんて楽しいのだろうと思った。

「ビール作ったけど飲む?」友達に言う様にお客さんと繋がる、そうなったら面白い。

自分の作った物で人が喜んでくれる、幸せな仕事だと思う。

これが原点。
クラフトビールを作ろうと考えたきっかけ。

以前は「とりあえずビール」くらいにはビールを飲んでいたけど、実はあまり好きではなかった。
「苦くてまずいなぁ」と。

でも今は、ビールばかり飲んでいる。

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