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勤続30年で退職しました

歳のことを考えずにはいられない。

2021年3月に、勤続30年に幕を閉じました。

結婚の理想と現実

雨の日も風の日も、家族を持ってからも子育てしながらも、一度も夫の扶養に入ることなく働き続き続けた仕事を辞めました。

辞めたいなぁ・・と思いつつも、特に次にやりたいこともなく趣味めいたものもないため、ただただダラダラとお金のためだけに働いていた気がします。

27歳で長女を産み、29歳で長男をもうけて、駆け抜けたきた子育て。

夫はいるがただそこに居るというだけで、ほぼワンオペ育児でした。

看護師として患者のことはせっせとケアできるのに、家族のケアは本当に嫌でたまりませんでした。疲れ切っていたのです。

35歳で更年期の始まり

50歳になる今年、子供たちへの経済援助に”メド”が立ったため、誰にも何も言わずに退職を選びました。

コロナ禍ということもあり、人生について少し考える時間ができたことで、自分をケアしてあげたい!と、痛烈な思いが込み上げてきたのです。

もう自分以外の世話もしたくなかったし、大人になった家族にする必要もない、とも思いました。結婚してからずっと不眠気味の”自分”、更年期に差し掛かりで不調気味の”自分”、、それをなんとかしたかったのかもしれません。

長年その状態でいるため不調が当たり前で、不調を不調とも感じなくなっているのは危険と、本能で感じたのかもしれません。。

ある日突然「死」について考え始めました。このまま家族優先の自分でいいのか?それを喜びとしていないなら、後悔する人生にはならないか?と、自問自答する毎日を過ごしたのち、仕事を1日も早く辞めなければならない!という突然の退職行動につながって行きました。上司の人、ごめんなさい。

全ては更年期のせいw

やってみたい事を探す

さて、突然退職したものの結婚してからこれまで、専業主婦というポジションについたこともなく、もともとの性格も看護師という仕事柄も”合理主義”なので、あっという間に家事が終わってしまい、1日の大半がヒマになりました。

ヒマにしていることの罪悪感が襲ってきて、最初のうちは自分を肯定できなかったけれど、3ヶ月も経つ頃には「これでいいのだ」とバカボンのパパと化していきましたw

長い間、自分を誤魔化しを続けていると、本当にやりたかった事が地下深く埋もれてしまい、なかなか芽を出すことが出来ません。

少しだけ、自分の手で掘りおこしてやらないと、、、ということで、とにかく行動してみることに。

ブログを書いてみる。

Twitterで初めてつぶやいてみる。

プログラミングを勉強してみる。

和裁を習ってみる。

本の虫になってみる。

昼寝してみる。

退職して3ヶ月目くらいからやってみた事すべてです。とにかく、”やってみたい”事すべてに手を出して感触をつかんでみたかったのです!

自分とはどんな人間なのか

子供の頃から「石の上にも3年」を言われ続けました。飽き性の私はなにをやってもすぐ嫌になってしまい、”なにをやらせてもダメな子”レッテルを貼られ続けてきました。そのおかげ?で、もう誰も何も言われない年齢になっても、まだ自分で自分に”ダメレッテル”を貼り続けていたことに気づきました。

仕事辞めてからは、「この歳だし、何かを成し遂げることをしなくてもいいだろう・・・」、、そう、何かを成し遂げなければ辞めてはいけない縛り、、これは誰が縛りつけているのだ??と、ここでも自問自答w

なにかにがんじがらめの自分と、やりたかった事の種を探すべく、興味を持ったものはすぐに取り掛かりました。

「楽しい!!!!!!!!!!!」

なにをやっても楽しくて仕方のない状況が訪れました❣️

こんな気持ちは、子供の頃にもあまり無かったことかもしれません。

不仲な両親の元に生まれ、毒を吐かれて育った私は、心が伸び伸びとした思い出があまりありません。いつどんな理由で怒られるかわからない毎日を送り、1日のうちで一番心が解放されたのは寝る時間だけだった記憶があります。

まとめ

勤続30年で退職して思うことは、死ぬまでにやりたいと思うことは、すぐに取りかかる、ということです。

ヒトの平均寿命まではまだまだありますが、健康寿命はそれより短いです。

これからもっとやってみたい事、興味ある事にチャレンジしつつ(家計の許す限り😅)人生の幕を素敵におろして行けたらいいな、と思っています!

ブログもTwitterも続いてます。和裁も読書も飽きてません。

次にしてみたいことは、アンティーク着物でドレスの制作と海外移住です!

やりたいことでいっぱいの退職後の方が、忙しいですがものすごく充実してます!

最後に、これらの事を好きにさせてくれている夫に感謝です。

ありがとう



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