「レバレッジ投信が長期投資に向かない」は全くの嘘
今日はレバレッジ投信(ETF)が長期投資に向いていないのかどうかについて解説します。
誰が言い出したのか知りませんが、最近、「レバレッジ投信は長期投資に向かない」という論が広まっているようです。
しかし、これは全くの誤解です。
レバレッジをかけた投資は長期で見るべきです。
この説明でよく利用されるのが以下のような例。
例えば、元の指数が
▼100円→90円→99円と
10%刻みで上下した場合。
レバ3倍だと
▼100円→70円→91円
となります。
レバレッジをかけているにもかかわらず91円<99円となり、「損ですね」となるわけです。
たしかにレバレッジをかけた投資は、最終的に元の値段に戻るような場合は損することが多いです。
ただ、あなたが投資しているのは長期的に見て元の値段に戻ることを前提とした指数なのでしょうか?
多くは長期的には右肩上がりになることを前提に投資しているのではないでしょうか?
それであればレバレッジをかけたほうがいいに決まっています。
実際にSP500の5年間を1倍と3倍で比べると次のようになります。
青:SPXL(sp500の3倍の値動き)
赤:S&P500
ご覧の通り、ここ5年では青が4.4倍になっています。
SP500を下回ったのはコロナショックの時の一瞬だけです。
5年では不十分という方むけに
念のため超長期チャートも見てみましょう。
開始がリーマンショック直後なので、あくまで参考程度という感じですが、コロナショック中でもSP500に負けることはありませんでした。
というわけで、株価が右肩上がりという前提の元ではレバレッジ投信は長期投資に向いています。まぁ当たり前のことを言っているだけです。
ただ、言うまでもなくハイリスクですので、そこは気をつけて。
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