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愚痴を言う前に何かをはじめる

「ひもじい、怖い、辛いなんて、愚痴を言って人を妬む暇があれば、自分が周囲の人を引き連れて昇山すればいいわけじゃない。昇山して初めて、愚痴を言っても許されるんだと思うのよ。それもしないで、嘆くばっかりって、良く考えたら自分のことなのよね。」

図南の翼P378

12歳の少女珠晶(しゅしょう)が出会いや困難を乗り越え昇山し、王になるはなし。裕福な家庭に生まれて恵まれた環境にあぐらをかくことなく、客観的に自分の立場を見て生きている。

恵まれた環境であれば努力もしなくなるし、ピンチに陥った時やっと我にかえる。それでは遅すぎるのよね。
常に自分の置かれた立場と役割を広い視野で見ていかないといつか終わってしまう。

現状維持は衰退のはじまり。


人間は変わることに恐れを持ち、変えることに不安を持つ。しかし、全てのものが刻々と動き、一瞬一瞬にその姿を変えつつあるこの世の中。
「うまくいっているから十分だ。」と考えて現状に安んずることは、即、退歩につながる。今日より明日、明日よりあさってと、日に新たな改善を心がけたい。

松下幸之助


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