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『ぼくらの』原作は確かに面白いし、アニメの薄っぺらさに我慢できなくなる気持ちはわかる
はい、結局Kindleでまとめ買いしちゃいましたよ、『ぼくらの』原作漫画。
いや、面白いよ、マジで。アニメよりもよっぽど深みと厚みがある。中学1年生にしてはみんなちょっと(精神的に)老けすぎだけど。まあぬいぐるみに乗せられてあんな経験させられたら老けるのも分かるけど。
アニメと比べたら、原作のほうがみんななんてーの、覚悟みたいなところがすごく感じられる。最初に死んじゃったワクはちょっとアレだけど、あ、コダマもね。
あと、アニメはやっぱり映倫とかの関係もあってか、かなり表現や内容が大人しくなってた。それ自体は悪いとは言わない。色々と事情もあるだろうし。チヅもナカマも原作のままのほうが好きだったけどね。
アニメとの比較はあんまり意味ないからこれ以上はやらないけど。
原作のどこが良かったって、10巻がとにかく良かった。僕くらいのおっさんになって、しかも子供を持ってたら、この10巻は本当に感極まるよね。これを読んで何も感じない親がいるとしたら、親としての仕事をまともにやってへんのちゃうか、って思う。まあ、僕の場合は酒飲みながらだったこともあって、特に感極まったのだけどね。
もちろん違和感を覚えるところはあるよ。マチの発言とか。そうなる?って感じでしたが、まあそれはそれ。そんなことを抜きにしても面白かった。買ってしまって良かったわ。
ほぼ同時に買ったのが『今際の国のアリス』なのだけど、『アリス』よりは『ぼくらの』のほうが面白かったな。タイトルの意味もやっと分かったし。
やっぱり、原作があるもののアニメ化、映像化って、監督をはじめとするスタッフの「原作に対する愛」ってのがすごく大事だな、って改めて思った。『ジョジョの奇妙な冒険』なんて、スタッフが絶対原作好きだもん。愛してるよ、絶対。
スタッフの愛を感じるアニメって、観てて面白いよね。
取り敢えず、40歳前後の中学生〜高校生くらいの子供を持つ親は、『ぼくらの』を買っても損はしないんじゃないかな。特に男親、かなー。
あと、やっぱり大事なのは、愛でしょ、愛。
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