カレーパン魂Special-淡路サービスエリア(下り)の神戸Belleのカレーパン4品
久しぶりのカレーパン魂。今日はスペシャル編です。
先日、淡路島へ行ってきたのだけど、観覧車があることで有名な淡路サービスエリアに入っているパン屋『神戸Belle』で4種類ものカレーパンが売られていたので、全て買ってやった。
ほら、こうやって4つ並んでたら、4つとも買いたくなるよね?下段のあんドーナツやリングドーナツはどうでも良くて、上段左から順に『国産野菜のカレードーナツ』『半熟卵入り黒カレーパン』『デスカレーパン』『極みカレーパン』です。
では順に。まずは『極みカレーパン』から
小判型。パン粉ではなく、チップスが付いている。なんのチップだろう?
一口含むとチップスがパリパリしていていい食感。パン粉のカリカリもいいが、このチップスのパリパリもいい。いいアクセント。
生地はしっかり揚がってるが、そんなにしつこくない。さっと揚げてるのかな。油の甘味も感じられる。これくらい軽くてチップスの触感があると、非常に食べやすい。
フィリングはキーマカレー。結構辛い。カレーパンにしては珍しいタイプ。すごく辛いわけではないが、辛さが後を引く。でも旨味とコクが強いので、辛さだけが際立つわけじゃない。とてもいいバランスでコクと辛味が調和してる。これは美味い。辛いのが苦手だとしんどいけど、辛めのカレーが平気ならこれは絶対好きだな。
正直、個人的にはこのカレーパンはケチのつけようがない。かなりレベル高い。淡路サービスエリアに入っておきながらこのカレーパン食べないとか、源泉かけ流しの温泉宿に泊まりに行ったのに温泉入らずに帰るくらいもったいないと思う。
まさかサービスエリアのパン屋でこのクオリティのカレーパンが食べられるようになるとはねぇ。ホンマに最近のサービスエリアは侮れない。
採点(全て5点満点)
生地:5点
フィリング:5点
さすがは極みだ、と強く評価したくなる度:5点
続いて『半熟卵入り黒カレーパン』。
個人的には、こいつに一番期待していた。リトルマーメイドの『とろーり半熟卵のカレーパン』がかなり絶品なので、こっちもかなり期待できるんじゃないか、と。しかも黒カレーパンだよ。普通に考えたら美味しくないわけがない。
形状は丸い。カレーパンと言うよりカレードーナツというほうがあってるかも。上に乗るパセリがいい色合い。
パン粉がまぶされた、オーソドックスタイプ。自宅で食べたので、レンジでチンして食べた。
生地は少し甘め。極みに比べると、生地は少しコッテリしてるか。揚げ時間の違いかな。パン粉とチップスの違いかも。この辺は好みが出るだろう。僕は極みのほうが好きかな。
フィリングは確かに黒い。ちょっと辛め。その中に黒カレーパン独特のコクが感じられる。
で、半熟卵。これと一緒に食べると味がまろやかになる。黄身が多くなり過ぎるとそっちの味が勝ってしまうが、カレーが多い部位もあるので、味の違いを楽しめるのはいい。
一方で、フィリングそのものには具はほとんど感じられないのは残念。キーマとかだとベストだったのだが。どうしても半熟卵が勝ってしまって、カレーフィリングが主役の座を奪われてしまっている。卵が入るとそういうリスクはあるんだよな。
採点(全て5点満点)
生地:3点
フィリング:4点
半熟卵でまろやかになるけど、フィリングが卵に負けちゃう度:5点
3つ目は『国産野菜のカレードーナツ』。
実はこれにも結構期待してた。だって、野菜カレー美味しいやん。野菜カレーが美味しいのに、国産野菜が溶け込んでいるであろうフィリングを使ったこのカレードーナツが、美味しくないはずがない。
形状は長方形のカレーパン。ドーナツならもう少しまんまるでも良かったように思うのだけど、まあそれは些末な問題。
生地はカレードーナツだけあって、フカフカとした感じ。ドーナツのように甘さはないが、柔らかくて分厚い。生地が食べ応えある。
フィリングは辛さは少ない。野菜がかなり溶け込んでいるのだろうな。コクはある。ただし溶け込んでいるからなのか、具はほとんどない。トロトロになっている。
生地は食べ応えあるけど、フィリングは正直ちょっと寂しい。国産野菜の具が感じられると良かったのだけど、それがないのも寂しいし、生地の印象が強くなりすぎて、生地を食べさせる感じになっているのは残念。
採点(全て5点満点)
生地:3点
フィリング:3点
生地がやたらと分厚いので、生地でお腹いっぱいになる度:5点
最後は激辛であろうことが予想される『デスカレーパン』。
辛いのは嫌いでも苦手でもないので、これも結構楽しみにしてた。極みのところでも書いたけど、カレーパンのフィリングって辛くないことが多いので、めっさ辛いフィリングだったりすると、それはそれで楽しみ。
形状は小判型。まあ正確にはカレーパンマン型。周囲はこちらも極み同様にチップス。
ガブリと一口。すると、生地まで赤い。もちろん外観からもそうだろうな、と思ったけど、想像以上に赤かった。
これはちょっとやりすぎじゃないか、と思うくらい、赤かった。で、フツーに辛かった。辛いのには結構平気なのだけど、それでも辛かった。
で、肝心のお味だが、もう辛さだけが強調されてて、コクや旨味があまり感じられない。辛さを全面に出すのは良いのだけど、フィリングとしてのコクや旨味、生地の特徴といったものをもう少しちゃんと出してほしかった。
生地は普通。辛い以外は特筆するところはない。
フィリングは前述の通り、辛さばかりが強調されていて、コクも旨味も感じられない。これは失敗していると思う。めっさ辛いカレーライスであっても、旨味やコクをしっかりと感じさせた上で辛いカレーってのは世の中にたくさんある。そういう方向を目指してほしかったが、かなり足りていない。
これは生地も辛くしたことによる影響もありそうだ。
辛けりゃ味とかどうでもいい、っていう辛いかどうかだけを判断指標にするような人も少なからずいるので、そういう人にはウケるだろう。でも僕はそういうのは求めていない。辛いことよりもカレーやカレーパンとしての美味さがまず先に来るべき。辛さはその後なのだ。
その点で、これはちょっとやってもうたな、という感じ。
採点(全て5点満点)
生地:2点
フィリング:2点
食べた後の記憶が「辛い」しか残らない度:5点
淡路サービスエリアではこんなに色んな種類のカレーパンを楽しめるなんて、かなり素晴らしい場所になったもんだ。
個人的には、極みカレーパンが間違いなくナンバーワン。その次が半熟卵入り黒カレーパン。この2つを食べておけば十分。むしろ、この2つを食べないと「何しに行ってん?」という感じだな。
ぜひ淡路島へ行った際には、淡路サービスエリアへ立ち寄って、極みカレーパンと半熟卵入り黒カレーパンを楽しんでいただきたい。マジで美味いから。
あ、あと『極みピロシキ』ってのもあって、これも美味しいよ。これも食べちゃうと、揚げパン系が5つになるけどね。。。
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