全てが評価され尽くした2020年

2020年、旅館・グルメ・映画・本をはじめ世の中の大体のものは評価され尽くした。
ステマやアフィリエイトの影響でまだ充分な精度ではないが、もう数年すれば誰もが「全てのモノへの正確な評価」にアクセスできる時代になる。

そこにあるのは苛立ちだ。
評価に支配された消費活動は、効率的だが自由でないからだ。ロマンは統計にねじ伏せられる。

星4.5評価の映画を見てFilmarksに星4.5をつけている。
食べログ3.5以上のお店でご飯を食べてなるほど3.5くらい美味しいと感想を吐いている。
漫画大賞を受賞したマンガを読んで感動している。

評価なんて無くなって欲しい。
評価が無くなると困る。
苛立ちは募る。


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