見出し画像

【物語の雫:第1回】斬首刀

挨拶

物語の雫では、およそ2週間に1回、公開しても問題ないと判断した物語の設定資料を投稿しています。
つまるところ、この記事は趣味の小説執筆の傍らに考えた没作品の資料です。

※当記事にはR15相当の内容が含まれています。閲覧注意。
※細かいところは作りこまれていません
※ここに記載されている内容はアイデアに過ぎないので、勝手に使っちゃってもOKです。ただし、自己責任でお願いします。

基本設定

・平凡な主人公は特別な力「斬首刀」を持っていて、腕を禍々しい刀に変化させることができる
・この刀で相手の首を切ることで、自分の体から意識がなくなって、その意識が首を切ったはずの相手に移る
・入れ替わった後、入れ替わる前の体はチリになって消滅していく
・首以外を切った場合は、相手の体が切ったところから塵になって消滅する。この場合、切った相手と入れ替わることができない
・消滅した人間はその世界に存在しなかったことになる

登場人物

・主人公:すべての能力が平均値よりちょっと下くらいの平凡な男子生徒。
・木村:容姿端麗・頭脳明晰で常に友人に囲まれている男子生徒。だが性格が悪く、主人公がいじめられるきっかけになる
・田中:木村と同じグループの女子生徒。
・峰内:木村と同じグループの男子生徒。
・言峰:木村と同じグループの男子生徒。
・中村:木村グループのいじめに加担していた男子生徒。ストレスをため込んでいるのか暴力的。
・小町:木村グループのいじめに加担していた男子生徒。中村とは友人。
・龍堂:主人公をいじめていた男子生徒の一人。

ストーリー

始まりの素振り 編

・猟奇的な動画を見ていたところを木村に見られてしまったことがきっかけで凄惨ないじめに発展し、主人公は不登校になる
・不登校生活を始めて二週間くらいたった頃、主人公は刀を使っている動画をたまたま見る
・その動画を見ていると、今になってどうしようもない憎しみがこみあげてくる
・ちょっと猟奇的な動画を見ていたくらいでこんな目に遭うなんておかしい、復讐してやりたいと思い、木刀を購入する
・そして毎日木刀を振り続けるが、素振りだけでは限界を感じ始めた主人公は早朝のランニングもするようになる
・だが、ランニング初日に自身をいじめていた中村と遭遇し、早速絡まれてしまう
・中村は主人公が逃げようとした背を向けたところを殴り、さらに殴ろうとしてくる
・主人公は抵抗しようとして腕を振った瞬間、突然自身の腕が刀に変わって中村の首を切り飛ばしてしまう
・主人公は突然すぎる出来事に混乱しつつも逃げようとするが、こんどは自身の意識が遠くなっていく
・すぐに意識が戻ってくるが、目の前にあったのは倒れている自身の姿だった。自身の体が中村のものになっていることに気付く
・自身の体が目の前で塵になって消えていくのを見て動揺しつつも、自身の体に意識がないことに気付いて慌てて逃げ出す
・幸い早朝だったこともあって人気はなかった。人のいない公園に入り、人目につかない遊具の中に逃げ込む
・一人でいろいろと考えているうちに冷静になりはじめ、自身の記憶に加えて中村の記憶があることに気付く
・主人公はこの状況に対し仮説を立てる。「この刀で相手を切ればその相手と入れ替われるのでは」
・その仮説を確かめるため、中村の姿で中村の友人(小町)のところへ向かい、不意を突いてその首を切る
・そして、入れ替わることに成功する。中村が目の前で意識を失って倒れていること、その体が塵になって消えていくことを確認する
・仮説が正しいことを確信した主人公は、この刀でいままでいじめてきた連中相手に無茶苦茶やってやると復讐を決意する

けんどう 編

・次の日、小町として学校に来てみると、中村と自分は存在しなかったことになっていることに気付く
・だが、だとすれば殺す瞬間を人に見られるとどうなるかわからないと判断した主人公は、闇雲に動くことはやめることにした
・主人公はすぐに行動に移す前に、状況を冷静に整理したうえでまずはターゲットを選ぶことを選択する
・まず、主人公をいじめていた連中には「木村グループ」と「外部グループ」がある。
※外部グループは木村グループの友人経由でいじめに加担した、所謂「校外組」であり、狙う難易度が高くなるため最初にターゲットから外した
・木村を真っ先に復讐したいところだが、木村はよりにもよって剣道部であり真っ先に狙うにはリスクが大きい
・そこで主人公はまず、木村グループのうち三人、「峰内、言峰、田中」をターゲットにする
・…が、あっさりと成功する。一人でいるタイミングを狙って首を切って入れ替わることに成功
・主人公は三人と入れ替わる中でつまらなさを感じていた。
・田中との入れ替わりに成功した後、容姿・成績・運動神経、そして……人間関係に恵まれていた田中を見て、気付く
・自分をあそこまで凄惨にいじめてきた田中達がこんなに恵まれてて、幸せそうなんて許されるはずがない
・僕は彼ら彼女らをただ殺したかったんじゃない、「惨めな思いをさせて殺したかったんだ」ということに気付く
・それに、僕がいじめられてたのに見て見ぬふりをして、普通の生活を享受してきた連中も許せない、全員殺したい
・結果、田中の姿になっている主人公は田中のことを散々おもちゃにしたうえで他の連中を殺すことを決める

田中 編

・田中はいじめの主犯格の一人で、学校中でモテているくせに気取って彼氏を作らない生徒だった
・そこで主人公は次の入れ替わりを決行する前に「5股計画」を立案し、実行に移すことにする
→5股計画を通して、田中に「アイツはクソBITだ」という醜悪なイメージを持たせることが狙いの一つ
・自身のいじめに加担していた5人の生徒を集めて自身と良い感じの関係になる(ただし付き合わないのがミソ)
・主人公の狙い通り、田中に対する(特に女子からの)印象は悪くなっていき、とうとう田中がいじめられる状況にまで発展
 →主人公はあの田中がいじめられている現状にほくそ笑みながら、いじめてきた連中をターゲットに追加する
 →また、いじめられている田中に対しイケメンムーブをかましてくる男たちを内心でバカにする
・十分に関係を構築した後で、校内の三階にある図書室の中に集める(呼び出した連中には何故呼び出したのかを言わないように言っておく)
・図書室のカギを壊した後、集めた5人の中では一番運動神経がある生徒(龍堂)の首を斬首刀で切りつける
 →この時、どれくらいの間意識を失うことになるのかについては賭けだったが、どうやら入れ替わり自体はほぼ一瞬でできるようだ
・ほとんど一瞬の間に龍堂と入れ替わった主人公は、次々と残り4人の首を強い順に切る
 →こうすることで、主人公>他生徒の構図を維持することができて確実に入れ替われる。
・最終的に全員の首を切ることに成功したが、問題が発生する。なんと生徒の通報を受けた警察が来てしまう。
・主人公はしかたないと判断し、警察の首を切って一難を逃れることに成功する
・そのあとどうしようか悩んでいた先に、いじめの主犯格の一人で、サッカー部のエースと呼ばれていた風間を見かける
・そこで主人公は警官の姿で「ちょっといいかな?」と声をかけた後、躊躇うことなく風間の首を切って入れ替わる

考えてたのはここまで

書いてみてのまとめ

結末をどうするかは考えていません。
「自分の虚しすぎる人生に絶望して、自分自身の首を斬首刀で切って誰の記憶にも残らないまま消滅する」みたいなBADエンドもよし、
「自身にとって都合の悪い人間を消し去る権力者になり、豪遊の限りを尽くす」ようなHAPPYエンドでもいいでしょう。

斬首刀のような力を手に入れた時、あなたならどうしますか?


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?