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ダンサータルサ その3

 こんにちは! Tulsa Timeことタルサで〜す🤗〜♪
 少しずつですが、このブログにも慣れてきた気がします😅(ホンマか?)

 今回は、営業マンから職業ダンサーに転職したタルサがある理由から現役を引退して音楽番組を配信するに至るまでをお話ししようと思います。(途中かなり端折ってますけどね😅)と、その前に前回のお話しを読んでいない方の為にコチラをどうぞ🤗

 プロのチームに所属したタルサは、チームが主催する各お教室を回ったり、基本のレッスンを受けたり、各地のイベントに参加させてもらったりしていました。恐らくチームのメンバー中、出席率はトップだったと思います。大きなイベントで脚光を浴びて踊る仕事もあれば、みんなが嫌がる面白くない営業や、ギャラの少ない
ボランティアの様な仕事にも積極的に参加していました。 何しろ30代後半から安泰だった職業の“退路”を絶って始めた無謀とも言える挑戦だったので、本当にガムシャラに取り組んでいました。先に始めていたチーム内の若い子たちに負けるのも嫌でしたしね😅


 徐々にではありましたが、ファン(と呼べるのか?)の人や、追っかけ(は?😅)も増え、事務所を通さない個人としての仕事(裏営業)も入るようになって
いました。そしてステージデビューから約1年後には、背中を押される形で独立していました。チーム内に存在していた不協和音も大きく影響しましたけど・・・

 背中を押してくれた生徒さん達のご尽力で一時期、各お教室の生徒さんは合計で150人を数えるまでになり、個人事業主としては順調な滑り出しでした。指導者を集めた“とある団体”にも加盟して正式なインストラクターの資格も取りました。ところが、この頃から身体の一部に違和感を覚える様になったのです。 



 皆さんは棚障害という病気をご存知でしょうか?



 棚障害とは、関節を包む膜の一部である棚状の滑膜ヒダが、膝を曲げたり伸ばしたりという動作を繰り返すことで、棚が膝のお皿と太ももの骨の下端との間に挟まり、大腿骨の下端の膨らんだ部分とこすれて炎症を起こし、腫れや痛みが出る症状です。タルサは若い頃から膝を曲げる度に「ポキポキ」と結構な音が鳴っていましたが、さほど痛みを伴う訳でもなかったのでそのままにしていました。この病気、日本人には多いらしく2〜3人に一人は生まれつき持っているそうですが、普通に生活していて棚障害だと気付かずに生涯を終える人もいれば、膝を酷使する事によって発症する人もいるんです。

 膝の関節の内部には、関節腔という空間があり、その空間は滑膜ヒダという膜でいくつかに仕切られています。そのうち膝のお皿と太ももの骨の間のヒダは、物をのせる棚のように見える為、タナと呼ばれています。膝の曲げ伸ばしの時に引っかかりや痛みを感じます。どちらも特に内側に多いですが、お皿の周囲なら全体に起こりえます。膝の屈伸と打撲が多いスポーツ選手や、屈伸やひねり等で膝を酷使するダンサー等によく発症するそうです。また、タルサの様に生まれつき持っている人が多く、タナが大きい選手は、膝を使い過ぎた状態でその膝を強打したりすると、症状が出やすくなります。また、太ももの筋肉が疲労して緊張が強くなると、タナがこすれやすくなり症状も出やすくなるとの事です。 

 

 タルサの場合、特に左膝の状態が悪かったのですが、徐々に症状が酷くなり、左膝の痛みを庇う事で他の部位へのダメージも大きくなっていました。右足薬指の疲労骨折等もありました。大きなステージでパフォーマンスを見せる際には2日前ぐらいに痛み止めの注射を両膝に打って😭臨んだり、失礼ながら素人さんの前では適当に力を抜いて踊ったりしていました。(本当に失礼な話だとは思いましたがそうする事で痛みの度合いが違うからです。ごめんなさい🙏)

 当時の生徒さん達からありとあらゆる処方を教えて頂きました。温熱がいいとか
鍼灸がいいとかスポーツ整体がいいとか、宗教じみた手当て等もありました。そのどれも試してみましたが全く効果はなく最終的には手術によってその部分を切除するしかないとなりました。医師の話によると「手術によって痛みはなくなるけど膝の屈伸時に違和感を感じる様になるかもしれない…」との事でした。つまり、膝は通常まっすぐ立っている時は後ろにしか曲がりませんよね? それが前にも曲がる様な錯覚を覚える(かもしれない)というのです😱 職業ダンサーとしてその恐怖には耐えられないだろうなと思い一戦から退く事にしたんです。


 長くなったのでこの続きは次回にしましょう😅 ここまで読んで頂きありがとうございました。それではまた👋👋

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