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登場人物全員土地狂ってるドラマ「地面師たち」感想+近況(ネタバレ有)


最近、暑さが少しマシになって来たような気がする。
といっても、8月の初旬に比べたらマシになった……というレベルでしかない。

「最近、暑さがマシになって来た!涼しい」
って言ってる人いるけど、それクズ彼氏もちの女が言う「最近、彼氏に殴られてない!優しい!」みたいだなって思った

みたいなことを、Twitterかなんかで見たような気がする。

まだま暑いのでがんばれ負けるなみんなの自律神経と思いながら、僕は今日も労働に励むのであった……

そんなわけで「地面師たち」のあらすじ

あらすじ

100億円の市場価値を持つ希少な土地に目をつけた地面師詐欺集団は、あらゆる手段を使って前代未聞の巨額詐欺を成功させようとするが...。 

Netflixより引用



感想


実は言うと、大根仁監督の作品はあまり良い印象のものではなかった

理由は、一部界隈で評価が荒れたあの映画「しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE超能力大決戦〜飛べ飛べ手巻き寿司」である。

この映画を見て育った子どもたちが30歳になった時にまたみかえして、どう感じたか是非聞いて見たい映画ではある。


長くなってしまうので詳しいことは省くが、僕の中では、「しん次元!クレヨンしんちゃん〜」の件は色んな人の意見を聞いて、自分の中で消化したので今回は、あくまでフラットに今回の大根仁監督作品「地面師たち」を見ていきたい。

ここからネタバレありで書いてくのでネタバレ踏みたくない人は見ちゃダメよ




結論から言おう……めっちゃ面白かった……!

ハリソン山中怖すぎだって……
プリミティブでセンシティブかつエキサイティングかつフェティッシュな(うろ覚え)娯楽クライムドラマじゃなぁ〜と思いました。

こわいって、かんべんしてほしい

程よくグロくて、程よく暗くて、程よくハラハラするちょうどいいドラマだった……

主演の地面師グループよかった……トヨエツ演ずるハリソン山中の死神感やばいよ。こいつと出会ったら終わり感……
頭がキレるだけじゃなく、フィジカルでもちゃんと強い!終盤のタイマンシーンのオロチさんに刺された傷を執拗に攻撃する容赦のなさ……ただただ恐怖でしかなかった……

主演も脇を固める演者たちもここに書いたらアホみたいな文字数になりそうなので、私的な推しキャラを一人あげて行きますね……

もうええでしょ!が来るたび僕はケラケラ
赤子のように笑っていた。



「もうええでしょう」しか言ってないピエール瀧演ずる後藤さん?
ああ、たしかに「もうええでしょう!」攻撃が青柳に通じない時はなん……だと!?ってなったけど


今回のことがなくてもいずれは部下にパワハラで訴えられて失脚しそうなくらいイケイケドンドン男、青柳。


それとも、山本耕史さん演ずる青柳?
自分が勝ち取った(と思っている)土地を見ながら社長秘書とソックスする土地バックシーン(沖田遊戯さんリスペクト)はちょっと笑っちゃったけども

楓、お前がナンバーワンだ!



僕は断然ね!ホストの楓さんっすよ!
楓さんの小物感半端なくてソンケーっす!!憧れっす!!

僕はですね……小物キャラが殺されるシーンが大大大好きでございましてね!はぁ〜たまんね〜!好き!僕も情けなくアボンしたいね(人聞きが悪すぎる)
「地面師たち」にも小物やろうコロコロシーンあったから最高すぎた……心の中で拍手しちゃったよね。

ラブホで「発散」しようとしてる時のあのマスクがとてもまぬけで好きだし(未成年売春はクソオブクソオブクソオブクソだが)
ハメられて屋上で落とされそうに時の情けない表情……!

極め付けは、北村一輝さん演ずる竹下が楓さんをトイレで滅多刺しシーン

私の小物情けな死シーン殿堂入りは
「ミスミソウ」の「タイム!タイム!タイムつってんだろーーー!」シーンなんですがね(隙自語) これぁ〜小物情けな死作品……5本の指に入りやすよ〜

左がミスミソウで「タイム!タイム!」って言って死ぬ子
小物情けな死という言葉にティンときたり、ときめきを感じたら同志じゃ……



情けなさの極み……!小物キャラは情けなく殺されれば委員会の私が太鼓判を押します!!!!!!!
良いもの見せていただきました……ありがとう吉村界人さん!ありがとう地面師たち!!!

あとハリソン山中は来ないでください。いい子にしてるので頼みます

プリミティブでセンシティブかつエキサイティングかつエロティックなフェイタリティはやめてください

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