ライブ終わり、今

大晦日になってしまいました。
ライブ終わり、どうしても今、
COUNT DOWN JAPAN2122 のライブレポートを書かなくてはなりません。

2020年2月、smart CHAOS fes.、JAPAN JAM2020中止から約2年。そしてROCK IN JAPAN FES.2021中止から約半年、当選したものの行けなかったフェスたちの分のフラストレーションを遂に果たすことが出来ました。

友人と二人、車で朝の幕張へ。
朝から気分が上がるのは前席入れ替えという神のような制度のおかげ。
トップバッターのポルカドットスティングレイの観覧座席は2列85番。
寒い道路を上着なしで歩く、例年より少し寂しいかと思われる入り口から幕張メッセに入り、電子データとなったワクチン接種証明書を見せ、入場。その間にも徐々に期待は高まり、ライブが、フェスが始まるという実感が湧いてくる。
基本座席は77列2番。会場から向かって左端、トイレの横、頭上で会場を仕切っている黒幕の外側。列は真ん中の方ではあるものの、かなり最悪な位置でした。(ここでは運営批判などするつもりはないので個人の感想です)
ただ、私たちの最初アクトはポルカの2列目。前の席を確認しガッツポーズ。
2021年の締め括り。置き去りだった学生最後の駆け込み青春が始まります。

ポルカドットスティングレイ
リハーサルの時点でボーカルの雫さんが手の届くような距離に来て一気に鼓動が高まります。こういうとき、映像で見ていた人が目の前にいることで、あの人も人間であり実在し動くんだ、とそんな非現実的な状況ならではの現実感を感じるような気がします。ポルカの衣装はライトブルーのジャケットを羽織った感じで、偶然にも自分の着ていた服の色と同じで髪の毛の色も雫さんと同じで奇跡を感じざるを得なかったです。
リハーサルでは”DENKOUSEKKA”をフルで。
本セトリは”青い”から。言わずもがな超良曲。非現実感、幻想的な歌声、距離、アップテンポ、1日の入りである一曲目は大成功、というか大好きな曲で本当に楽しかったです。続いて”テレキャスターストライプ”。この曲は入りが大好き。少しゆっくりめなギターから入って1回流れを止めてからドラムとギターで一気にテンポアップして持って行く感じ。テンションを最高潮に持って行くには十分すぎる曲です。”ヒミツ”が続き、MC。アップテンポなリード曲をいっぱい持ってきました。と言いましたが次は私が良いと思っている曲をやります。この入りから”トゲめくスピカ”へ。この曲も私は大好きな曲なので、本当に良かった。リード曲ばかりと事前にも言っていたのでこのようなバラードよりの良曲は今回は聴けないと思っていたので尚更です。
次に”ICHIDAIJI"。これもかなりのアゲ曲ですよね、楽しかったです。”beautifulさ"みたいな振りも良かった。”化身”が続き、新曲へ。”SHINOBIーNAI”こちらは振りを一緒にやってとのことでしたが、以外と複雑な振りで覚えるか歌に集中するか、困惑していた時間が少しありました。私は花澤花菜さんver.より雫さんver.の方が好きです。ただ花菜さんの声が高すぎて雫さん少し苦しそうでした。ラスト一曲です。えーって言えないから、両手を挙げてね。そして最後は”ダイバー”。最後は”ラブコール”が来ると思っていたのですが思いがけず心ガッツポーズ。大好きな曲。時間が過ぎるのはあっという間でした。本当に大好きです。
好き、とか楽しい、とか小学生の感想文みたいな言葉しか残っていませんが、自分の語彙力の無さではなくそれだけ楽しくて脳が溶けたか、その気持ちを表現する言葉は現世には存在しないと思いたい、いや、そうなんです。
ポルカドットスティングレイ、総じてかっこよかった。

もう三時になるので一旦休み。残りはもう少しライトに行きましょう。

この日記を編集し始めたのは大晦日の1時頃。現在1月4日の3時。年末年始はかなり忙しく、リポートを完成させなかったことを少し悔いる。残りのアーティストはさっと思ったことを。

フレデリック
フレデリックは個人的にはそれほど刺さらず(と思い込んでいた)予習もしていなく、オドループしか知らない状態で挑んだのですが、はじめの曲の名悪役からKITAKU BEATS、YONA YONA DANCEと初見の曲でも良く、手が上がるような楽しい音楽で、あとで聴きたいと思うようなアーティストでした。

Saucy Dog
予習時点で本日2番目の本命となったSaucy。雀の欠伸、ナイトクロージング、あぁもう、シンデレラボーイ、ゴーストバスター、東京など予習した時点でめちゃくちゃ好きだった曲で終始興奮しました。そして何よりライブでは初めて聴いたSaucyでしたが声量がとにかく凄い。かなり高いキーを多く出すアーティストだと思いますが、音源のままの音程を、楽器の音に負けずに会場全体に響き渡らせ、苦しい音が出ないのは本当に凄いと思いました。自論ですが、音源というのはその歌のベストの状態であるわけで、アーティストがライブをする際に音源のレベルまではいけてもそれ以上出すことは難しいのではないかと思っていますが、音源の150%くらい演奏も歌声も良かったと感じました。その繊細な技術とは裏腹に大汗かきながら一生懸命歌う姿もすごくかっこよかった。あと少し抜けた感じのドラムの女の子が可愛かった。歌に参加しているのも良いし、ドラムをやっている女の子はかっこいい。とにかくSaucyはワンマン行きたいと思うくらい良かったです。

SUPER BEAVER
予習時は少し熱い、語るような曲が多くてメロディーを重視してアップテンポが好きな自分には合わないと思っていました。いや、そのスタンスとか認識が変わった訳ではないのですが、登場時からかっこよく、盛り上げも上手い、声量も凄い、歌が純粋に上手い、本当にライブが上手いアーティストでした。これも個人的には圧倒的に音源のベクトルを超えた演奏をしていました。登場時に現実逃避するための音楽じゃなくてしっかりと現実に向き合っていくための音楽、と言っていたのは心に残っていて、良い言葉だと思いました。心に響かせるようなアーティストで非常に良かったです。

BiSH
後ろの席の女の子に声をかけられ、移動した女の子たち。曲はすごい良かったのですが、個人的にはGiANT KiLLERSなどで一気に上げて欲しかった。でもセトリは凄く良かった。in case…やi have no ideaなど新しめな曲も凄くかっこよくて良かった。あと、手をあげて振るスタイルじゃなくて振りコピスタイルだったので振りが難しい曲では人権がなかった。

クリープハイプ
予習したけど知らない曲が多かったアーティストだが、ライブが終わってからかなり聴いています。キケンナアソビ、月の逆襲、ナイトオンザプラネット、イト、HE IS MINE、イノチミジカシコイセヨオトメ、一生に一度愛してるよ、しょうもな、栞、いや全部良かった。クリープの曲はその特徴的な高い声とどこかディープでエロティックな雰囲気がめちゃくちゃ良い。月の逆襲、ライブ後にかなり嵌まっている曲ですが、ライブ中は長谷川カオナシさんが歌っていて、この人が尾崎世界観!?と思いびっくりしました。ダブルボーカル本当にかっこよかった。無コールのHE IS MINE、エモーショナルなナイトオンザプラネット、クライマックスの栞、クリープもフェスにいたらまた聴きたいと思うアーティストでした。

sumika
トリはsumika。楽しい音楽と共に入場し、最初からLovers、絶叫セレナーデ、ふっかつのじゅもんと飛ばしセトリでめちゃくちゃテンション上がった。その後知らない曲3曲だったがBabelなどは終わった後も耳に残る格好良さだった。sumikaも盛り上げ上手で、最後のshake&shakeも手と頭を振らしっぱなしだった。フェスにアンコールがあることは驚いた。

総じて、やっぱり音楽は凄いと思った。楽しいとかかっこいいとか、簡単な言葉でも表せますがそれだけじゃなく、あの空間にいるからこその感動があり、最高に満足でした。
車で2時間ほどかけてセトリをかけながらの帰路もいいものだと思いました。JAPAN JAMはやく来ないかな。ありがとうございました。

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