染めて編む*SPECTOR
染めたソックヤーンでトップダウンウェアを編んでます。
中細の糸なので冬の防寒には薄いですが、春秋には軽くて着心地の良いウェアになります。
防縮加工なので洗濯もし易く、扱いやすいことも良い点です。
普通は同じ染めにしたものを3〜4カセ使って編むのですが、今回私はグラデーションに染めて編んでみました。
パターンはRabelryからJoji LocatelliさんのSpectorを編みます。
しっかり模様編みが楽しそうだし、動きやすそうなウェアパターンです。
こんな感じで400g分です。
襟側が濃い茶色、裾に向けてマスタードカラーになります。
トップダウンウェアなので、襟から胸まででグラデーションの1カセ目を使い、袖分けの位置から胴は2カセ目のグラデーションと3カセ目のマスタードに移り、袖も両腕分が同じグラデーションに染めたものを使います。
ちょっと文章だと分かり難いですよね。
編み進めた写真を見てみましょう。
襟から1カセ目を編みました。
ここまでで袖分けになる少し前です。
袖分けのところまでで編んだので2カセ目に移ります。
この位置で胸までの第1カセ、胸からの第2カセ、両袖のグラデーションは、概ね合う色で染めています。
染めているんですが。。。
染めてたんですが。。。
今回ちょっと訳ありで、染めまちがっちゃいました。
染めの最中、急な用事を話かけられて気を逸らされているうちに、つけなくていい色にジャポッといってしましました。
最初から自分の試作だったのでまだ良かったですが、販売品だったらとゾッとしました。
そんな訳で残念ながら今回は胴の2カセ目は、複数段糸を編み変えながら糸替えをしていく、FADEという編み方を利用しています。
袖は問題ないのでグラデーションのままです。
色の変わりが袖と胴と違いすぎるのはおかしいので、少し袖側も編んで様子を見ながら進めました。
裾まで編めたところ。
胴部分は長めにして1.5カセ弱です。
袖はちゃんとグラデーション。
本来はこんな感じで全て整うはずだったのに。
とほほほほ。
それでは完成です。
ご覧ください。
胸から切り替えまでは模様が混み合い、パターンと睨めっこしながらだったのですが、胴からはスッキリしたラインのみ。
色も単色になって単調になったあたりから、進みが遅くなりました。
私はあまりガシガシと編める方ではないので、結局11月20日から初めて1月いっぱい掛かってしまいました。
編んで分かりましたが、全体的に幅広リブ模様なので、少し締まった感じになります。
一度1サイズ上げて編み直しましたが、もう1つ上でも良かったかも。
胴のグラデーションが出来ていれば、もちろんもっと良かったのは間違いないのですが、これはこれで面白い作品が完成したかなと思います。
上に重い色と模様なので、細く見えることを期待して着ようと思います。
近いうちに、染め間違わないように気をつけながら、販売品も染めたいと思います。
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