≪4分13秒で聴けます≫
音声と文章
どちらでもお好きな方をどうぞ。


おはようございます。
山田ゆりです。


今回は、
【社内行事がなくなった時のお金の使い方】
ということをお伝えいたします。
　

勤務先の社長はぱっと見
昭和の頑固ジジイ。

でも実はとってもおちゃめ。

社長はいつもサプライズを考えている。
従業員がどうしたら喜ぶかを考えている。

最近で言うと、普段食べたことがない高価な唐揚げや
芯まで美味しいパイナップルを私たちに振舞って下さった。

昨日は花見団子をいただいた。
100年以上続く地元でナンバーワンの老舗の期間限定の和菓子だ。

一個数百円する高級和菓子。
和菓子というと甘すぎるものが多いが
そのお店のものは後味が爽やかで上品な味だ。

それを味わった後、
私はお礼を兼ねて社長室のドアをノックした。


最近、従業員に対して社長の振る舞いが頻繁で不思議だったが
社長のお話をお聞きして納得した。


今、こちらはさくら祭り期間中だ。

例年だと社内行事として皆で桜を観に行っていた。

しかし、このコロナ禍で昨年は祭り自体が中止になった。

そして今年は、制限付きではがあるが祭りは開催されている.

しかし、クラスターの発生が頻繁なこの頃、
社内行事としてさくら祭りをすることはできない。

毎年、従業員のさくら祭りのために掛けていたお金は、
社内行事を中止することによって、出費がなくなる。

社長は従業員の皆さんに
美味しいものを出されている事についてこうおっしゃった。

「例えばさくら祭りの社内行事に10万円かかるとする。
今年、行事をしないと決めれば
その10万円は浮く。

残った10万円を儲けとして
金庫にしまっておく社長が多いが、
それはおかしいと思う。

行事に出せる10万円は
従業員が稼いだ利益だ。

雪国の私たちにとって、春は待ちに待った楽しい季節だ。
さっくら祭りに行けないと従業員はがっかりしている。

だから、いつも出る予定のお金を使って
せめて皆さんに美味しいものをと思っている。

従業員が稼いだお金を従業員に還元している、それだけだ。」



社長は同じお金を出すのなら
従業員が喜ぶお金の使い方をしたいと
常々おっしゃっていてそれを実行されている。


従業員を会社のトップはどのように考えているのか。
ただ単にひとつの駒と見ているトップが多いが、
ウチの社長は違う。


会社のトップがどれだけ従業員を信じているのか。
信じているだけではなく
それを行動に移して従業員へ想いを伝える。



ウチの社長を見て
トップの在り方が
その会社の社風になると感じるが
あなたはどう思われるでしょうか。



今回は
【社内行事がなくなった時のお金の使い方】
ということをお伝えいたしました。


本日も、最後までお聴きくださり
ありがとうございました。

ちょっとした勇気が世界を変えます。
今日も素敵な一日をお過ごし下さい。

山田ゆりでした。



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