【1170】
※音声・文章、どちらでも楽しめます。

おはようございます。
山田ゆりです。



今回は
自分がよく知っているものと勘違いしてしまう「パレイドリア現象」
ということをお伝えいたします。




車を運転していると
目の前に広がる雲の素晴らしさに感動する。

青い空、白い雲。
どんよりとしたねずみ色の雲。
青空の中に一本の飛行機雲。

雲を見ていると飽きない。
ほとんどの雲は人や動物に見えてくるから不思議だ。
https://yamayuri58.com/tyoubo/wp-content/uploads/2022/07/20220714_150357.jpg

一度そう見えると、それにしか見えなくなる。



動物や人に見えるものとして
雲の他にはコンセントもそうだ。
https://yamayuri58.com/tyoubo/wp-content/uploads/2022/07/20220716_055252.jpg


他に、勤務先のトイレの床。
それは木目調になっていて、
その木目が、目の下に深いしわがたくさんある
怖い女性の顔に見える。

だから私はなるべくそれを見ないようにしているが、
何もない空間でついそれを見てしまっては
ありもしない物語を空想してしまう。



雲もコンセントも床の木目も
それ自体は無意味なモノなのに
自分がよく知っているものをイメージしてしまう。

目の前のものを自分がよく知っているパターンに
置き換えて認識してしまう。
脳が起こす錯覚のひとつで
これを「パレイドリア現象」という。

視覚の他には
風の音が人の話し声にきこえたりする空耳もパレイドリア現象だ。


ただ、この現象が起きた時、
そう見えたり聞こえたりしているのは
自分の判断が間違っているかもしれない、
という考える力は保たれているそうだ。

つまり、顔に見えるコンセントも実は顔ではないと
自分ではっきり理解していて
そう分かった上で、そのように見ている。



本当はそうではないのに
一度、そう感じてしまうと
ずっとそう思い込んでしまうことが
気づけばたくさんある。



それはモノでも人に対しても。
人の脳は不思議なものだ。





今回は
自分がよく知っているものと勘違いしてしまう「パレイドリア現象」
ということをお伝えいたしました。

本日も、最後までお聴きくださり
ありがとうございました。　

ちょっとした勇気が世界を変えます。
今日も素敵な一日をお過ごし下さい。

山田ゆりでした。



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