極寒の一日^^【音声と文章】
山田ゆり
00:00 | 00:00
1364
※note毎日連続投稿1414日をコミット中!1364日目。
※音声・文章、どちらでも楽しめます。
おはようございます。
山田ゆりです。
今回は
極寒の一日^^
をお伝えいたします。
久しぶりの寒波がやってきた。
会社で朝、拭き掃除をしている時に玄関の引き戸が開かなかった。
ガラス戸は凍っていた。
のり子は一瞬、男性社員にお願いしようかと思ったが
しかし、これは力では解決しないことだと感じ、すぐに営業室に走った。
のり子はダルマストーブの上に上がっているやかんにそっと手を当ててみた。
大丈夫。温かい。
のり子はやかんを抱えて小走りし
玄関のガラス戸の端っこにお湯をかけた。
熱すぎないお湯でよかった。
それから持っていたぞうきんを床に置き
やかんをその上に置いて
右足を前にして、腰を少し低くし
のり子は引手に両手を入れて思いっきりスライドさせようとした。
しかし、引き戸はびくともしない。
更にお湯をかけて、思いっきり力をこめたら半分だけあいた。
のり子は更にお湯をかけて腰を更に落として
綱引きでもしているような格好で戸を引いた。
ガガー
やっと開いた。やったー!
気を良くしたのり子は隣の引き戸を引いてみた。
しかし、こちらもやはりびくともしなかった。
のり子はもう少しお湯をかけてみて引いてみたら3分の1だけ開いた。
のり子はその空間から外に出てみた。
外には氷が戸にこびりついていた。
これだったらあかないのも無理はない。
のり子は外からその氷たちに向かってお湯をかけた。
硬い氷はバキバキと音を立てながらみるみる溶けて行った。
のり子は室内に入り、戸を引いてみた。
やっと全開した。
のり子は掃除を終え、自分の机に座った。
これで大丈夫
ではなかった。
今日の最高気温はマイナス9度の予定だ。
最低ではなく最高気温がマイナス9度なのだ。
事務所には大きなストーブがあったが、隅々までは温まらない。
だから全員、机の下には電気の足元ストーブがある。
普段だったら痛いほどの熱さを感じる足元のストーブだが、
今日はその痛さは感じない。
頭寒足熱の良い環境ではあったが、
机に座っていても、手がかじかんでPCがうまく打てない。
この分だと、先ほどのお湯で濡れたところが
また凍ってしまうかもしれないとのり子は心配になった。
PCに向かっていたのり子は20分位して
玄関の戸を試しに開けにいった。
やはり、開かなかった。
引き戸の周りはもう、凍っていた。
少しすると直属の上長の指示により、
営業員がダルマストーブを玄関に置いた。
玄関近くに会社のPCのサーバー室がある。
全営業所共有のサーバーが室温マイナス2度以下になると
使用不可能になるのだが
今朝、共有サーバーが停止してしまったのだ。
だから玄関付近を温めるために急遽、
ダルマストーブをサーバー室近くに置くことにしたのだ。
これはありがたい。
これで玄関の凍結は防げる。
こんなことは雪国ならではの出来事である。
少しして、ダルマストーブでは威力が弱いからということで
会議室で使用している強力なストーブと交換された。
やがて玄関付近は寒くなくなった。
昨日は手がかじかむ中仕事をしていた。
経費削減の中、贅沢はできない。
だから皆さん、我慢している。
今日は玄関に置いたストーブのお陰で、
事務所内が昨日よりはほんわり温かい。
のり子は玄関に置かれたストーブに近寄り手をかざしてみた。
この暖かさがありがたい。
暖かいだけで気持ちがこんなに優しくなれるのだと感じた。
これでめでたしめでたし
だと思ったがそうはいかなかった。
日中、郵便屋さんが入ろうとしたら開かなかった。
入り口に一番近いA子さんがそれに気づき駆け寄って思いっきり開けた。
その後、仕入れ先が請求書をお持ちくださったが同じことになった。
宅配便が来た。
宅配便の方はさすが体を鍛えている。
踏んばって一人で開けて中に入ってきた。
かっこいい!
こんなことが度重なると最初は恐縮していたが
回を重ねるうちに笑いになっていった。
お見えになるお客様も笑っていた。
怒る人は誰もいない。
その日は玄関のストーブを一日中点けていたが、
ガラス窓の氷はなくならなかった。
いかに極寒であるかが分かる。
恐らく翌日も同じようになるだろう。
また、男子トイレは一日中水がでなかった。
男子トイレのドアを開けて
近くにだるまストーブを一日中焚いていたが、
しかし、それだけでは効力がなかった。
従業員用の出入口付近には
滑り止めの砂が撒かれている。
氷を割る、つるはしも入り口に常備している。
このように雪国はやっと
冬本番を迎えた。
あと少し。
あと少しだけ我慢すれば
あの暖かい春がやってくる^^
今回は
極寒の一日^^
をお伝えいたしました。
本日も、最後までお聴きくださり
ありがとうございました。
ちょっとした勇気が世界を変えます。
今日も素敵な一日をお過ごし下さい。
山田ゆりでした。
◆◆ アファメーション ◆◆
.。*゚+.*.。.。*゚+.*.。.。*゚+.*.。
私は愛されています
大きな愛で包まれています
失敗しても
ご迷惑をおかけしても
どんな時でも
愛されています
.。*゚+.*.。.。*゚+.*.。゚+..。*゚+
◆◆無料メールマガジンはこちらから◆◆
http://yuuki2.com/l/u/Z4bGUPjaVPxU6Dk5
※note毎日連続投稿1414日をコミット中!1364日目。
※音声・文章、どちらでも楽しめます。
おはようございます。
山田ゆりです。
今回は
極寒の一日^^
をお伝えいたします。
久しぶりの寒波がやってきた。
会社で朝、拭き掃除をしている時に玄関の引き戸が開かなかった。
ガラス戸は凍っていた。
のり子は一瞬、男性社員にお願いしようかと思ったが
しかし、これは力では解決しないことだと感じ、すぐに営業室に走った。
のり子はダルマストーブの上に上がっているやかんにそっと手を当ててみた。
大丈夫。温かい。
のり子はやかんを抱えて小走りし
玄関のガラス戸の端っこにお湯をかけた。
熱すぎないお湯でよかった。
それから持っていたぞうきんを床に置き
やかんをその上に置いて
右足を前にして、腰を少し低くし
のり子は引手に両手を入れて思いっきりスライドさせようとした。
しかし、引き戸はびくともしない。
更にお湯をかけて、思いっきり力をこめたら半分だけあいた。
のり子は更にお湯をかけて腰を更に落として
綱引きでもしているような格好で戸を引いた。
ガガー
やっと開いた。やったー!
気を良くしたのり子は隣の引き戸を引いてみた。
しかし、こちらもやはりびくともしなかった。
のり子はもう少しお湯をかけてみて引いてみたら3分の1だけ開いた。
のり子はその空間から外に出てみた。
外には氷が戸にこびりついていた。
これだったらあかないのも無理はない。
のり子は外からその氷たちに向かってお湯をかけた。
硬い氷はバキバキと音を立てながらみるみる溶けて行った。
のり子は室内に入り、戸を引いてみた。
やっと全開した。
のり子は掃除を終え、自分の机に座った。
これで大丈夫
ではなかった。
今日の最高気温はマイナス9度の予定だ。
最低ではなく最高気温がマイナス9度なのだ。
事務所には大きなストーブがあったが、隅々までは温まらない。
だから全員、机の下には電気の足元ストーブがある。
普段だったら痛いほどの熱さを感じる足元のストーブだが、
今日はその痛さは感じない。
頭寒足熱の良い環境ではあったが、
机に座っていても、手がかじかんでPCがうまく打てない。
この分だと、先ほどのお湯で濡れたところが
また凍ってしまうかもしれないとのり子は心配になった。
PCに向かっていたのり子は20分位して
玄関の戸を試しに開けにいった。
やはり、開かなかった。
引き戸の周りはもう、凍っていた。
少しすると直属の上長の指示により、
営業員がダルマストーブを玄関に置いた。
玄関近くに会社のPCのサーバー室がある。
全営業所共有のサーバーが室温マイナス2度以下になると
使用不可能になるのだが
今朝、共有サーバーが停止してしまったのだ。
だから玄関付近を温めるために急遽、
ダルマストーブをサーバー室近くに置くことにしたのだ。
これはありがたい。
これで玄関の凍結は防げる。
こんなことは雪国ならではの出来事である。
少しして、ダルマストーブでは威力が弱いからということで
会議室で使用している強力なストーブと交換された。
やがて玄関付近は寒くなくなった。
昨日は手がかじかむ中仕事をしていた。
経費削減の中、贅沢はできない。
だから皆さん、我慢している。
今日は玄関に置いたストーブのお陰で、
事務所内が昨日よりはほんわり温かい。
のり子は玄関に置かれたストーブに近寄り手をかざしてみた。
この暖かさがありがたい。
暖かいだけで気持ちがこんなに優しくなれるのだと感じた。
これでめでたしめでたし
だと思ったがそうはいかなかった。
日中、郵便屋さんが入ろうとしたら開かなかった。
入り口に一番近いA子さんがそれに気づき駆け寄って思いっきり開けた。
その後、仕入れ先が請求書をお持ちくださったが同じことになった。
宅配便が来た。
宅配便の方はさすが体を鍛えている。
踏んばって一人で開けて中に入ってきた。
かっこいい!
こんなことが度重なると最初は恐縮していたが
回を重ねるうちに笑いになっていった。
お見えになるお客様も笑っていた。
怒る人は誰もいない。
その日は玄関のストーブを一日中点けていたが、
ガラス窓の氷はなくならなかった。
いかに極寒であるかが分かる。
恐らく翌日も同じようになるだろう。
また、男子トイレは一日中水がでなかった。
男子トイレのドアを開けて
近くにだるまストーブを一日中焚いていたが、
しかし、それだけでは効力がなかった。
従業員用の出入口付近には
滑り止めの砂が撒かれている。
氷を割る、つるはしも入り口に常備している。
このように雪国はやっと
冬本番を迎えた。
あと少し。
あと少しだけ我慢すれば
あの暖かい春がやってくる^^
今回は
極寒の一日^^
をお伝えいたしました。
本日も、最後までお聴きくださり
ありがとうございました。
ちょっとした勇気が世界を変えます。
今日も素敵な一日をお過ごし下さい。
山田ゆりでした。
◆◆ アファメーション ◆◆
.。*゚+.*.。.。*゚+.*.。.。*゚+.*.。
私は愛されています
大きな愛で包まれています
失敗しても
ご迷惑をおかけしても
どんな時でも
愛されています
.。*゚+.*.。.。*゚+.*.。゚+..。*゚+
◆◆無料メールマガジンはこちらから◆◆
http://yuuki2.com/l/u/Z4bGUPjaVPxU6Dk5
いいなと思ったら応援しよう!
サポートありがとうございます💖サポートされたお金はプリンターのインク購入に使わせていただきます🤣60代ですが毎日noteを執筆中です😄素敵なnoterさんへ恩送りさせていただきます🎁kindle書籍も出版しています📚