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この忙しさは少しずつ緩和されていく その2【音声と文章】

山田ゆり
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※いつものようにバックにプリンターのメンテナンスの音が突然入りました(≧◇≦)
※音声と文章、どちらでもどうぞ。



おはようございます。
山田ゆりです。



今回は
この忙しさは少しずつ緩和されていく
その2
ということをお伝えいたします。

※前回のこちらのnoteの続きです。
https://note.com/tukuda/n/n3cb6e1d407a9




決算と代表者の交代があった怒涛の5月が終わった。
今回の決算期間は本当に無理をし過ぎた。
だから私はその疲れがなかなか抜けなかった。


疲れた。
休みたい。

でも、まだ休めない。
疲れているのは自分だけではない。
もっとがんばらなければ。

でも、やっぱり疲れている。
誰か助けて。

心の中でいつも叫んでいた。



仕事はたくさんあったが
私は勇気を振り絞って「一日だけ休みたい」と
上長に申し出た。

甘えるな
と断れるだろうか。

しかし、上司は快諾して下さった。

会社は私が思っているほど非情ではなかった。




明日が代休という朝、
私はいつも通り会社の駐車場に入った。
いつも女性の中で一番早く来ているA子さんの車がなかった。
彼女のご主人様の車もなかった。

二人の車が2台並んでいるのがいつもの風景だった。
その日はジグソーパズルのピースが欠けているような感じがした。

二人とも、今日は珍しく遅いな。



私はタイムカードを打刻し
身支度を整え、社長室をノックした。
新社長は既に机に向かわれていた。

私は社長に挨拶をして日めくりカレンダーにむかった。
社長が顔をあげ
一瞬、何かを言いたそうだったがそれを飲み込んだ。

「後で言おう。」
社長のお顔から私はそれを感じ取った。

私はカレンダーを一枚下に引っ張り
社長室を出た。



私は掃除を始めた。
次々に皆さんが出勤してくる。

しかし、A子さん夫婦はまだ来ない。



社長室の入り口は、透明なガラス戸になっているから
中の様子が見える。

気が付いたら社長室に上司や
A子さんと同じ部門の方が揃って
話し合いをされていた。


やっぱり何かあったのだ。

二人そろってこないという事はご家族に何かあった?
事業をされている彼女のお父様に何かあったのか。

弔電は出すのか。香典だけにするのか。
弔電を打つ係は私なのでそんな事を考えながら
私は掃除を続けた。

私は一通り掃除が終わりPCの前に座った。
少しして社長室から先ほどのメンバーが出てきた。

入れ替わりに私は社長に呼ばれた。


「昨日付けで会社を辞めるからもう会社には行かない
という内容のメールがA子さんから今朝届いた」
と社長がおっしゃった。

「へっ?」
あまりにも予想外なことだったので
私はキョトンとした表情でついそんな返答をした。

予想通りの反応に満足されているような
苦笑いを社長はされた。

勤続16年の彼女は、
彼女でなければできない感性と特殊な技術を持っている。

その方が突然、退職された。

彼女の所属する部門の今日の人員は
休日の人とこれから30分後に一泊二日の出張に出る人で、
つまり今日は、彼女しかいない日。

その彼女がいないと、
営業が受注→彼女の部門→製造部門→製品出来上がり
このラインが彼女の部門でストップしてしまう。

彼女の存在はとても大きい。
しかし彼女の辞意は固いそうだ。


私は社長からすぐに求人票の手配をするよう
指示をいただいた。



翌日の本社女性陣は
私が代休を取る事になっているので
通常6人態勢のところ彼女がいないと
3人態勢ということになる。

本社で僅か3人だけの出勤は土曜日ならまだしも、
週の真ん中はちょっと厳しすぎる。

私がいたところで彼女の代わりにはなれない。
でも、特殊なソフトを使いこなせる人が
事務係の中に一人いて
その人がA子さんの仕事の簡単な部分を急遽することになった。

あくまで簡単なところだけだ。
微妙な修正が必要なところはA子さんでなければできない。

事務係の一人が彼女の代わりをすることになり、
その分、他の事務係への負担が増える。



いろいろ考えて、結局、
私は翌日の代休を辞退した。

直属の上長は「休んでもいいよ」とおっしゃってくださった。

一瞬私の心は揺らいだが、
一旦口に出してしまったことを取り消されない。


結局、代休の予定日は
普通に出勤することになった。



でも、当日、
出勤して良かったことがたくさんあった。




当日の朝、直属の上長と私は
社長室に呼ばれた。


開口一番におっしゃった社長のお言葉に
私は驚いた。




長くなりましたので
この続きは次回のnoteで。





今回は
この忙しさは少しずつ緩和されていく その2
ということをお伝えいたしました。

本日も、最後までお聴きくださり
ありがとうございました。 

ちょっとした勇気が世界を変えます。
今日も素敵な一日をお過ごし下さい。

山田ゆりでした。





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