【ただの歯ぎしりと侮ってはいけない】
≪4分43秒で聴けます≫
音声と文章どちらでもお好きな方をどうぞ。



おはようございます。
山田ゆりです。


今回は、
【ただの歯ぎしりと侮ってはいけない】
ということをお伝えいたします。



最近、歯医者さんに行っている。
今は一通り治療が終わり
新しいナイトガード作成に入っている。

ナイトガードとは
寝る時に口の中に入れるマウスピースのこと。
私は寝ている間に歯ぎしりをしているようで
その対策としてナイトガードを使用している。


人の睡眠は、浅い眠りと深い眠りが交互にやって来るが
歯ぎしりは浅い眠りの時に起こると言われている。

深い眠りの時に体の筋肉が抑制されていて、
深いねむりから浅い眠りに切り替わる時、
体の筋肉の抑制が解かれる。
その時に頬の筋肉が動き
歯ぎしりをするのだそうだ。


「はーい、おまたせしましたー。」
女性の歯科衛生士さん？が
手にピンクのものを持ってやって来た。

「では、型を取りますよー。
ちょっと冷たいですが我慢してくださーい。」


その方は、私の口の中に
そのピンクの物体を塗り付けた。


この間詰めたばかりのところが
冷たいものや熱いものにしみる。
それをさっき伝えたばかりだったが


その方は、容赦なく私の口の中に
その物体を塗り付けた。


途端に歯に染みて
私は頭を後ろの方に引いた。


「あー、頭をもっと前に持ってきてくださーい。」

私の小さな抵抗は
その方には通じなかった。

「い、い、い（しみる）」
口を開けられたまま
私はその方に伝えた。

「あっ、そうでしたね。
しみるんでしたね。」
やっと通じた。

だから、少し時間を置いて進めてくれるかなと期待したら

「でも、我慢してくださいねー。」と
口の中にぐりぐり塗るのをやめなかった。


そうだった。
痛かったら教えてくださいねと
言われていたからそうしたが
我慢しなければいけない時は
我慢しないといけないのだ。


我慢するしかないんだ。
つい、相手が医療関係者だと思うと
甘えが出てくる自分を励ました。


歯に染みるのを我慢しながら、
口の中の型を取っている時間
私は何もすることがなかった。


目の前には口の中に詰め物をされ
小さな取っ手が口から出ている
何とも間抜けな自分の顔が
鏡に映っていた。


そんな自分の顔を見て吹き出しそうになる。
それをこらえてひとりニヤニヤしていると
変な人に思われるかも。


私は正面を見ないようにして
あえて周りの壁の掲示物を何度も読んだ。

その中に歯ぎしりと歯周病の関係が書かれていた。

その掲示物の内容の一部はこうだ。

歯ぎしりは一つの歯に300ｋｇの力がかかっている。

歯周病になると歯の周りの筋肉が緩くなる。
そして、寝ている時に歯ぎしりをすることで
歯に大きな力が加えられると
やがて歯がグラつき、そして抜けやすくなる。

つまり、タダの歯ぎしりと侮ってはいけないということだ。


歯ぎしりの原因は

飲酒、喫煙、カフェイン、
うつ病の薬、ストレス、遺伝

などが考えられるそうだが
まだはっきりとは分かっていないそうだ。


半世紀以上お付き合いがある自分のからだ。
これからも大事にしたい。


今回は
【ただの歯ぎしりと侮ってはいけない】
ということをお伝えいたしました。


本日も、最後までお聴きくださり
ありがとうございました。

ちょっとした勇気が世界を変えます。
今日も素敵な一日にしましょう。

山田ゆりでした。


＊＊アファメーション＊＊
私は愛されています。
大きな愛で包まれています。

失敗しても
ご迷惑をお掛けしても
どんな時でも愛されています。

夫の急逝で私たち親子は
いろいろな壁にぶつかりながら
日々成長しています。

3人の娘たちが愛おしい。
あなた、私たちは大丈夫。


ありがとう
あなた。

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