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伯母さんの七回忌【音声と文章】

山田ゆり
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音声と文章
どちらでもお好きな方をどうぞ。



おはようございます。
山田ゆりです。


今回は、
伯母さんの七回忌
ということをお伝えいたします。
 
母が亡くなった時に初めて母の戸籍謄本をとり
母の兄弟は戸籍上、7,8人いたことを知った。

母のお母さん、つまり私にとっての祖母は
体の弱い人だった。

十分な食料や医療体制が整っていなかった昭和一桁の頃に
子どもを何人も授かったが
その子たちはほとんど数日で亡くなった。

一年以上生き伸びたのが5歳上の伯母と母の二人だけだった。



今日は母より5歳上の伯母さんの命日だ。
伯母さんは生涯独身だった。

若い頃は県外の旅館に住み込みで働いていた。

だから生活はとても質素で、きちんとしていた。
50代頃に地元に戻ってきてアパートで独り暮らしをしていた。
どのように生計を立てていたのか私は知らない。


私が結婚して子どもたちが生まれ
伯母は時々我が家に遊びに来て
私の子どもたちを乳母車に乗せて散歩してくれた。

伯母の柔和な笑顔が私は好きだった。
私の娘たちへの愛情が心からにじみ出てくるような笑顔だった。


その内、伯母は夜中にアパートの隣の部屋で
うるさい音がすると言い出した。

しかし、それは伯母の妄想のようで
数年後、伯母は介護施設に入所した。
伯母の身元引受人は唯一の姉妹である母になった。


伯母は介護施設で食後の片付けや
施設内の清掃を積極的にしていたので
施設の中では皆さんに感謝されていたようだ。

これまでの仲居さんの職業が
良い意味で助けになったと思う。

毎年、その施設では夏祭りが行われ
私たちは伯母の施設へ遊びに行っていた。

焼きそば・焼き鳥・豚汁・アイス・そうめんなど、
全て無料で何杯も食べられた。

伯母たちの楽器演奏や来客のカラオケなどもあり
近所の住民も来園し、にぎやかな納涼祭りだった。



また、旧盆と年末年始に伯母は我が家に帰省していた。

伯母にとって戸籍上の実家はあるが
そこは現在、男性が一人住んでいるだけなので
伯母はそこの敷居をまたぐことはなく
我が家を実家のように慕ってくれていた。


その後、伯母は老衰で天寿を全うした。
伯母の葬儀はもちろん我が家で執り行い、
伯母のお骨は我が家のお墓の中で眠っている。



伯母のにっこりした遺影が仏間に飾られている。

私の娘たちが小さい頃、
娘たちの様子をニコニコしながら眺めている伯母の顔。

それは作られた笑顔ではなく
心からにじみ出てくる笑顔だ。



今日は伯母の七回忌。
今日も静かな朝を迎えられた。

起きがけは小雨模様だったが
今は風が冷たいが太陽が顔を出している。

先ほど、外の物干しに二女が洗濯物を広げてくれ
今は庭の草取りをしてくれている。


ありがとう。


私は朝ごはんをお仏壇に供え鉦を3つ叩き合掌。
あとで買い物に行ったらお花を買ってこよう。



弟、父、伯母、母、夫。

いつもありがとう。



私はいつもご先祖様に見守られている。
そして、今、生きている娘たちにも大事にされている。


今すでにある幸せがありがたい。




今回は
伯母さんの七回忌
ということをお伝えいたしました。


本日も、最後までお聴きくださり
ありがとうございました。

ちょっとした勇気が世界を変えます。
今日も素敵な一日をお過ごし下さい。

山田ゆりでした。



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