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こころのノック【音声と文章】

山田ゆり
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※音声と文章、どちらでも楽しめます。

おはようございます。
山田ゆりです。


今回は、
こころのノック
ということをお伝えいたします。



旧宅の部屋はほとんど
襖で仕切られていたから
各部屋に鍵はなかった。

鍵があるのはトイレとお風呂場だけ。
しかもそのカギはわっかに引っ掛けるような簡易的なものだった。
そのカギを「あおり止め」と言うらしい。

誰もドアをノックする人はいない。
だからトイレに入っていると
よく戸を開けられた。

また、独身の頃、父にお風呂の戸を
間違って開けられたことが何度かあった。

私は当時、湯船につかってじっとして
2時間近く入っていることが多かったから
全く気配を感じさせなかったのが原因だと思う。

カギを掛けない私が悪いのだが
ノックをしなかった父に対し
私は強く怒った。

やがて私はお婿さんを迎え、
2階の私たちの部屋のドアノブは
鍵付きのものに取り替えた。

その後子どもが生まれた。
それからの私は
全て子ども中心に考えるようになった。

子どもだけが中にいて
もし間違って鍵を掛けてしまい
出られなくなったらどうしよう。
そう思うと鍵付きの部屋が不安になった。

だから私たちの部屋のドアノブは
鍵のないものに取り替えた。
トイレやお風呂のあおり止めも全て取り外した。

だから我が家は玄関以外、鍵がない家になった。

半年前に今の家を建てた。
トイレやお風呂場には鍵が標準装備されている。

女性だけしかいない新居で
私はほとんど鍵をかけない。

時々、知らずに戸を娘に開けられ
私が怒られる。

昔は、開けた相手を怒っていたが
今は、鍵を掛けていなかった私が叱られている。

私は誰かが近づいてくる気配を感じたら
「おはよう」とか「寒いね」とか
自分から声をかけ、自分の存在を示す。

私の五感がこころのノックだ。


しかし、ぼんやりしてそれに気が付かない時もある。
そんな時、間違って戸を開けられ私は
娘たちに叱られる。

今はこんな状態だが
近い将来、家族構成の変化によって
また鍵をかける日がいつかやってくる。
その日が楽しみである。



今回は
こころのノック
ということをお伝えいたしました。


本日も、最後までお聴きくださり
ありがとうございました。 

ちょっとした勇気が世界を変えます。
今日も素敵な一日をお過ごし下さい。

山田ゆりでした。



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