※note毎日連続投稿1357日コミット中。1319日目
※音声・文章、どちらでも楽しめます。



おはようございます。
山田ゆりです。



今回は
あなたのお陰だと言えるその日まで（妄想の世界）
ということをお伝えいたします。





ある日、私は偶然知ってしまった
それはちょっとしたことだった

そう
あなたにとってはちょっとしたことに過ぎなかったと思う

でも、私はそれが許せなかった


そうなんでしょ？と聞いてみたかった


でも、「うん、そうだよ」と軽く言われるのが怖くて
知らないふりをしていた



あの時あなたへの小さな不信感の穴があいた

その穴は時の経過とともに少しずつ大きくなっていった




私は悩んだ

あなたに聞きたい

でも
答えを聞くのが怖くて
やっぱり聞けなかった


やがて私は
あなたを信じられなくなった




信じたかった
でも
ほんのちょっとのあなたの裏切りが許せなかった

私が気づいていないと思っているあなたは
いつも通りおどけた感じで話しかけてくる

その軽い感じ
テンポのいい話し方に惹かれたのだと
出会ったあの頃を思い出す

耳障りの良かったあなたの言葉は
今は、私の中心を素通りする



小さな疑惑は次への疑惑を生み出し
その穴は少しずつ大きくなってゆき
気づいたら修復不可能な大きな穴になっていた



「お別れしましょ」

私からあなたに告げた

あなたはあまりにも突然のことで状況がつかめなかったようだった

突然そんなこと言い出してどうしたんだってあなたは言う


「あなたには突然でも
私はずっとそのことで悩んでいたのよ

そしてあなたを信じられなくなった自分に悩んでいたの」

と、言いたかったがそれらの言葉を飲み込んだ。


このまま知らないふりをし続けても良かった

でも
やっぱり自分の気持ちに嘘をつき続けられない




あなたのせいだとは言わない

変わっていくあなた
変わろうとしなかった私


あなたは刺激を求めて外に出た
そしてあなたはみるみる変わっていった

私はあなたと静かに過ごしたかっただけ


私たちの別れは
あなたのせいだとは言わない


いつか
あなたのお陰だと言えるその日まで
私はこちらの道を歩き続ける




今回は
あなたのお陰だと言えるその日まで（妄想の世界）
ということをお伝えいたしました。

本日も、最後までお聴きくださり
ありがとうございました。　

ちょっとした勇気が世界を変えます。
今日も素敵な一日をお過ごし下さい。

山田ゆりでした。



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