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ベトナム人大学生が約1ヶ月間プチ育児体験して見えた世界

こんばんは。皆さんお元気ですか?ほとんどインターンと卒業研究制作でなかなかデザインの有意義なコンテンツをまとめる時間がなく…ですが、久しぶりにnoteを書くたくなったので、少し夏休みの間のことを書こうと思います🖋

今実家の方で、兄夫婦と2人の甥っ子(1歳児と2歳児)と一緒に住んでいます。そして夏休み中に「保育園に通わす」というイベントを体験し、そこで見えた世界があまりにも大変だったので少し書いてみます。

甥っ子2人が保育園に通いはじめるまで。

甥っ子二人の育児休暇給付金の期間がすぎてしまい、経済的に育休とっていたママがお仕事に復帰しないといけなくなり、甥っ子たちの保育園入園申請の書類を作るところからはじまりました。

(家族は誰一人日本語がわからないため、これから書く体験は全て私が代わりに行ってます。)

まず市役所へ訪れ、案内パンフレットと山のような書類をもらいました。二人分なので2部書類を作らないといけないみたいです。加えて「保育園申請するには、まず該当保育園に電話して予約して見学してきてくださいね!」と。

もうここで兄夫婦の日本語力ではギブアップです。近くにある保育園はどこか(幼稚園との違いがわからない)、電話で伝える内容の日本語がわからない。

なのでインターン開始前や数時間始業時間をずらして、その間に保育園見学のスケジュール組んだり、実際に保育士さんとのやりとりを行ったり、なかなか大変でした。甥っ子たちがどんな様子なのか、普段見えていてもいざ言われるとあまり思い出せないもんなんですよね…

そこから山のようにある書類をすべて代わりに記入。ただ、保護者のケースによって提出する書類が分かれていたり、職場からもらう必要がある証明書が複雑。認可と認可外でまた案内が違ったり、日本語がわかる私でも、相当頭を使わないといけない申請フローでした。

これはデザイナーの一員、そして外国人の一員として改善したいと思いましたね…。市役所といった行政の現場にデザイナーが携わる機会があればいいんですけどね。

がんばって認可保育園への入園志望として出した書類ですが、なんと入所保留通知が来ました。これが「待機児童問題」かっ!!!!😭😭

ですが、家計の圧迫は待ってくれないのでとりあえず認可外でも入れなきゃ!ということで、兄夫婦からまた認可外の申請をお願いされ、なんとか認可外の見学へ。そこの園長の方がとても優しく、癒されました…。

ワンオペとか無理だから!

なんとか入れた認可外の保育園。慣らし保育期間はいろんなやりとりが発生しますが、私は日本語が分かっても、育児はわからないので、兄夫婦に翻訳する際にも保育士のみなさんが丁寧に説明を心がけていただいて、幼児教育についてとても勉強になりました。

そしてなんとか大量の書類を再度記入し、二人とも無事に入園できたので育児負担が少し軽減できたと思いきや、そこからも保育園に通うだけでもいろんな大変さが。

●毎日の送り迎え(毎日インターンの合間に自転車漕いで迎えに行きます)
●毎日の連絡帳記入(毎日の様子や睡眠時間、食事の記入をしてます)
●保育士のアドバイスによるミルクや離乳食離れの練習(アドバイスをママに伝えて、その様子を保育士に伝えます)
●保育園内の着替えやオムツの補充
●毎日の洗濯物
●慣らし保育期間中はスケジュールの調整しないといけない

気づきました。ワンオペは無理ゲーです。

我が家はパパが積極的に(ママにより怒りのおかげで)お手伝いし、私も時間があるときはお手伝いしていますが、それでも比率的にはママの方が8割の時間をこの「育児」の無給労働を担っています。

男性の育休取得の低さが問題となっていますが(それでも増えてきているみたい)、ほんとに核家族で頼れる親戚が近くにいない中でママ一人のワンオペでは無理すぎる!!!

加えて、あと育児休暇って1歳までらしいのですが、普通に無理すぎませんか?1歳児といっても、まだまだ危険な場面に多く遭遇するので、1歳児クラスでは3人/1名先生という比率らしく。ですが、現状の幼児教育や保育園の賃金の低さを見ると、そりゃ子育てが大変な世の中だなと思います…。

せめてお子さんがいる場合、パートナーやご家族のみなさんはぜひお手伝いしてあげてください…。

よろしければ〜!いただいたサポートでデザインの勉強がんばります。