移植 4日目

今日のメイン

今日は夕方からドレーンの再手術

金曜日だったので、先生方が落ち着く夕方6時以降での手術とのこと。


そこまでの様子

朝6時、血液検査、尿ので具合(と言っても血だけ)、ドレーンから出ている血の様子、麻酔の量をチェックされる。

8時にご飯と9時に回診、看護師さんの交代。

で、この日はその後に透析、3時間。9時から12時まで。

移植後すぐに腎臓は動かないので、透析のためのシャントも本当に大事です。

透析の後、看護師さんに体拭きなどをしていただく。


ちなみにこの日は昼から絶食です。

代わりに、昼には同意書にサインを求められ・・・

とはいえ、妻はさすがに仕事なので、間に合わず後日ということに。

自分の分だけ執刀医に渡して、手術を待つのみ。


2回目手術

移植ではなく、ドレーンと縫合なので、割と短時間だそう。

6時予定が、3時半には準備するよーと。

同意書・・・・妻は・・・と慌てふためく。

そんなことお構いなしに作業は続き、急遽手術室へ。

担当の看護師さんの顔を行きすがら見つけて、

「妻が来たら手術って言ってください、あとは同意書も・・・」

が精一杯。

2階のICUから、裏通路で3階の手術室へ。

へーこんな通路あったんだーと。気軽に。

でも内心ちょっと不安。また全身麻酔らしいので。


ついたら、移植の時と同じ。

「はーい手術するよー」

と麻酔を・・・あとは撃沈。


気づいたら手術終了。

来た時と同じルートで部屋に。

時計を見たら、当初予定の6時でした。

妻も面会に来てくれて、無事に対面。

夜ももちろん絶食なので、ちょっと話をして、あとは睡魔でこの日をおえる。

さらに主治医の先生も見に来てくれて、明日の朝から食事再開ね?って。

いやあ日本の医療?それとも医療技術そのもの、素晴らしいです。

なんでも昔と違って、人の持つ生命力を回復に使うのだそう。

なので、早く元の生活に・・・とするのだそうです。

他の先生は、「あの先生早いんだよ」って言ってる方も。

アメリカじこみなんでしょうか。


これでこの日も終わり・・・と思いきや、実は昼にA LINEという点滴の針が折れ、手術もあったのでそのままになっていました。


この件、昼から数名のドクター、看護師さんが入れ替わりで再穿刺に・・・。

その最後が夜の9時に、上手い先生が手が空いたとのことで再チャレンジ。

起こされて、再度。これが結構痛い。

手術の痛みより、こっちが痛いかも。

私も血管が細いのも悪いのですが、入れるところが手の甲とか、できるだけ曲がっても折れないところなので、まあシビアな位置に指します。

しかも針が太い。


一度ならいいのですが、この日三度目?

しかもそのたびに数名が、数回、なので痛みが・・・・。

この穿刺の痛み、実はこれから退院まで続く戦いの序盤1回目の山場でした。

なんとか10時ぐらいに入り、事なきを得ました。


麻酔について

さて、なぜ麻酔量頻繁にチェック?と思われる方もいると思うのでちょっと説明。

もちろんメインの麻酔は点滴から入っています。

そちらは麻酔医の先生はもちろん、ICUの看護師さんが見ています。


それにプラスして痛い時用の麻酔、が別に用意されています。

痛い時にうつ注射、それの点滴ばーじょんです。

それを入れるスイッチ、も体は動かせないので、渡されて、右指のそばに固定されています。

痛くなったらこれ押してね!みたいな感じです。


なので、毎朝、夕、担当の麻酔科の先生がチェックに来ます。

たまにやたら打つ方がいて、ちょっと怪しい状況になることも・・・らしいです。


幸い、私は手術の痛みはなく、あまり減らないのでそっちを心配されました。

「ほんと痛くない?」「いやあ本当は痛いはずなんだよ」「我慢してない」みたいな会話をこのあと、朝と夕、しばらく続けることに。


そりゃもちろん痛い時もあります。

その時は、夜中でも昼でもポチッと押して、するとすぐに痛みがひきます。

ちょっとモルヒネっぽいものらしいです。

副作用は麻薬ではなく、医療用なので・・・と安心なんだか不安にさせるんだか、まあ本当に痛みが少なかったのでラッキーでした。

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