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HSCの子育てとは?

はじめてのnote投稿になります。田舎で2人の子どもと暮らしている主婦です。HSCの子育て奮闘中の日々です。言語化することで、少しは子育てしやすくなるのでは、自分の考えがまとまるのではという思いで書き始めました。またHSCの言葉を広めたい!という思いもあります。

そもそもHSCとは?

最近SNS(私はInstagramでよく見ます)でよく見るHSPやHSCという言葉、知っている人も多いかもしれません。正式名称は、「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」と「Highly Sensitive Child(ハイリー・センシティブ・チャイルド)」となります。訳すと「人一番敏感な人」と「人一倍敏感な子供」という意味になるでしょうか。両方ともアメリカの心理学者であるエレイン・N・アーロン氏が提唱した言葉です。今回語っていきたいHSCは、アーロン氏の定義だと「感覚や人の気持ちに敏感で傷つきやすい子供」となります。HSPもHSCも環境や性格などの後天的なものではなく、先天的な気質や生まれ持った性質だそうです。
統計的には人口の15%~20%。5人に1人があてはまる「性質」であり、稀ではありませんが、約8割の人はこの性質にはあてはまらないため、HSPやHSCの特性は共感を得ることが難しいです。特にHSCを子育て中の方にとっては、会う人8割から共感を得ることが難しいのが辛いところです。。

HSPやHSCは、障害や病気でなく、持って生まれた「気質」である為、「治す」ものではありません。判断基準としては、HP上にあるような診断方法などを行って個々で判断するのが基本です。私個人の判断になりますが、我が家では上の子がHSCで、下の子が違います。現在上は小学生で下は園児ですが、子育ての大変さを10という数字で表すとすれば、、、上が10∔αで下が1という感じになるでしょうか。
※こちらが判断の際に使用した本です。分かりやすく、悩んでいる親には優しい本です。

http://www.happyadvice.jp/archives/12271

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HSCの子育ての何が大変?

・全てのことに過敏(音、人の感情、布の感触など。)
・とにかく寝ない
・すぐ興奮する(体力を減らすために遊ばせたら、逆に興奮して寝ない。)
・感情の起伏が激しすぎる(泣くのも遊ぶのも120%の力で)
などなど上げたらきりがありません。これらは、HSCの子が根っこに持つ4つの性質に基づくものです。
D=深く考える
O=過剰に刺激を受けやすい
E=共感力が高く、感情の反応が強い
S=ささいな刺激を感知する
HSCにはこの4つの面が必ず存在するそうです。4つうち1つでも当てはまらないなら、おそらくHSCではないとのことです。ただそれよりも子育てしていく中で私が1番辛かったことですが、、周りからの共感を得にくい、世間一般の子育てアドバイスがわが子には当てはまらないということです。

「他の子と違う子を育てようとするなら、他の親と違う親になる覚悟が必要です」

これはHSCを定義したアーロン氏の言葉ですが、HSCの子を小学生まで育てている今本当にこの言葉を痛感してます。
5人中4人に当てはまるアドバイスや子育て方法が、あてはまらないHSC。
1叱ると10の刺激を受けてしまう、ちょっとした変化で精神をやられて通園や通学が出来なくなってしまう。
子どもの為を思って、色々動くと
「甘やかしすぎでは」「心配しすぎでは」「お母さんの考えすぎでは(というかお母さんが育児ノイローゼでは)」
こういったニュアンスのことを言われることも多いですし、下の子と比べると圧倒的に、幼稚園や小学校の先生と話すというか交渉する場面も多いです。本当に親としての精神力の強さが試されている毎日です。

HSCを知ることで、色々楽になりました。

私は、このHSCという言葉を知るまで本当に悩んで悩んで、悩み続ける日々でした。HSCということを知ったからと言って問題が解決するわけではないですが、HSCの性質やその特性にあった接し方を知るのは大きな助けになっています。まだまだ未熟で日々奮闘していますが、知る前知った後では親としての気の持ちようが違います。怒ることも少し…減りました。

この投稿が、どなかたの助けになれば嬉しいです。

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