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薬屋のひとりごとを考察する4医食同源

📖引用
食事をとらない。それが一番の問題だ。医食同源という言葉があるように、飯を食わねば病など治らない。  
根気よく、しつこいくらいに食事を与えた。  
部屋の換気を行うと、むせるような香が薄れ、代わりに病人特有の匂いがする。  
体臭をごまかすために香を焚きしめていたのだろう。風呂に何日も入っていないようだ。無能な侍女たちに憤りが増す。  

📖引用
「ならば、食事をとらねばいいことです。粥を食むということは、死にたくないからでしょう」  と、温めた茶を梨花妃の口に含ませた。

🎓考察
医食同源とは、「病気を治す薬と食べ物とは、本来根源を同じくするものである。食事に注意することが病気を予防する最善の策であり、日ごろの食生活も医療に通じる」という意味です。
薬学部では、薬用植物学という講義があります。普段の料理に使う食材の中にも生薬、薬になるものが色々あるのだなと改めてその授業を受けて感じました。食用油で使うベニバナ、シナモン、クズの根、ナツメ、ミカンの皮、ショウガ、クローブ、これらはみんな生薬でもあります。風邪の引きはじめに効く葛根はクズの根です。
新型コロナウィルスやインフルエンザ罹患時に水分を摂り、身体を清潔に保ち、少しでも栄養を摂って、身体を休めるようにアドバイスをもらった方も多いと思います。身体を清潔に保ち、手洗い・うがいを行い、栄養価の高い物を食べて、十分な睡眠をとることで身体の免疫機能が強化されて、ウィルスや細菌に負けない体を保つことが出来るのです。シャワーで済ませず、お湯につかり、心身ともに温めることも大切です

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