私は間違えていた
だから恥を忍んで訂正する。
1年ほど前、家でたまたまみた映画「ヴェニスに死す」
その音楽がとても好きだった。
それをずうっと勘違いしていた。「タイスの瞑想曲」と。
正しくはマーラーの「交響曲第4楽章 アダージェット」
その曲がこちら。
始まりの曲調が似ていて、今でも途中でわからなくなりそうになる。
でもその間違いに気づく機会はたくさんあった。
よく聞くCDに二つの曲が入っていたのだ。今回そのことに初めて気づいたのだった。
それはあの有名なカラヤンの「アダージョ」
1曲目にマーラーの「交響曲第4楽章」が、3曲目に「タイスの瞑想曲」が入っている。
それなのに、気が付かなかった。
なぜか同じ曲が二つ入っていると思い込んでいたのだった。
CDのレーベルを失くしてしまった、というのもあるけれど、特に確認しないまま何十年も聴き続けていたのだった。
だから「ヴェニスに死す」の始まりの曲は「タイスの瞑想曲」で、それはマーラーの作だとずっと思ったまま、ここまで来てしまった。
でも先月行ったライブで、「タイスの瞑想曲」を聞く機会があった。
その時に演者の方が丁寧にその作者のマスネのことを説明してくれた。
最初にその説明を聞いた時は「タイス」ってマーラーじゃなかったっけ?
でも音楽家の彼が間違えるわけない、じゃあマーラーって誰?
作曲家じゃないの?と混乱する私。
しばらくして調べてみたら、なんと「ヴェニスに死す」の冒頭で流れていたのは「タイスの瞑想曲」ではなく、マーラーの交響曲。
こうして私は大いなる自分の勘違いに気がついたのだった。
また、自分の思い込みの激しさを改めて知った。
そのライブがなかったら、一生間違えたままで過ごすところだった。
そんな機会がもらえて、ありがたいったらない。
そして思い込みとは恐ろしい。
コレからはちゃんと調べてから書くことにしないと。
と、心を新たにして今は画面に向かっている。
この「ヴェニスに死す」
音楽がキレイなのはもちろん、映像もとても美しい。
さすがはルキノ・ヴィスコンティ。(ちゃんと確認した笑)
そしてストーリーも儚くて物悲しいけれど、その中に出てくる美少年がその後にたどった人生もとても悲しい。
最後に恥をしのんで間違いの記事を載せておく。
記事に修正もいれておくのを忘れない。誰がいつ見るかわからないから。。
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