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不機嫌のトリセツ

明日は晴れて入社式の娘。

面接もずっとリモートだったので、会社に行くのも初めて、もちろん会社の人に会うのも初めて。

でもリモート飲み会なんていうのも会社側で用意してくれて、新入社員同士は連絡先も交換し合って、明日は駅で待ち合わせしてから行くそう。

不思議な感じ。。

そして来週からは完全リモートでの研修のために、壁がスッキリしている私の部屋と娘の部屋を交換することにしていた。

一応今日はそのつもりで予定を空けておいたけれど、昨日まで何も言わないので今週末でいいのかなと思っていたら、朝起きてきていきなり「今日やるよ」とのこと。。

下の子にふりまわされるのも、新しい赴任先が決まるまでのあと数ヶ月。

そう思って、優しい(笑)ワタシは黙って従うことにする。

娘の部屋には山ほどの荷物。それを移動させるのはやっぱり大変で、案の定だんだんイライラが募ってくる。事前にちょっとずつ準備しておけばいいのにね、って母は心の中で密かに毒づく。。

お昼前になって、お腹が空くといよいよ機嫌が悪くなる。
そんなときは距離を置くに限る。だから黙って車で出かけちゃう。

普段は必ずひと声かけてから出かける。だから、黙って出かけることで、ワタシが面白くなく思っていることを察するはず。そうやって、一人で少し頭を冷やしてもらう。だってワタシは何も悪くない。

そうやって出かけてみたら、沿道の桜が本当にキレイ。
その後お昼を食べて外に出れば、風が起きて桜吹雪が幻想的。
路肩に溜まった花びらも車に巻き上げられて、まるで粉雪みたいに舞っている。

雨の前に見られてよかった。
娘の不機嫌のおかげでキレイな桜の最期を堪能できたわ❣️ってちょっぴり感謝して、娘の好きなおやつを買って家に帰る。

お湯を沸かして、何事もなかったように「お茶が入ったよ〜」って下から呼ぶ。しばらくして降りてきた娘は、おやつをみてちょっと嬉しそう。

そうやってワタシの気分は桜が癒してくれたし、娘の気分はおやつが癒してくれた。そんな感じで、いつもなんとなくいろんな不機嫌が去っていってくれる。

そして少しだけ広くなった部屋がちょっと嬉しくて、その中でゆったりとコレを書いている。


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