まらしぃ「スマート???」が初登場首位を獲得、ボカコレ新曲が多数登場したBillboard JAPANボカロチャート・Hot 100はCreepy Nutsが5週連続首位獲得、櫻坂46が2位

2月28日のニコニコ VOCALOID SONGS TOP20

 2024年2月19日(月)〜2月25日(日)を集計期間とし、2月28日(水)に公開された、Billboard JAPAN ニコニコ VOCALOID SONGS TOP20。
 当週は、2月22日(金)〜2月25日(日)に開催された、『ボカコレ2024冬』の影響もあり、20曲中18曲がチャートインを果たす結果となった。

 当週の首位は、ボカコレ2024冬Top100ランキングで2位を獲得した楽曲、まらしぃ「スマート???」が獲得した。ボカコレ2023春に、kemu(堀江昌太)、じんとの共作で投稿された「新人類」が、Top100ランキングで1位を獲得し、同チャートでも計2週首位を獲得しているまらしぃ。まらしぃが同チャートにおいて首位を獲得した楽曲は、「新人類」に続き2曲目となる。

 同楽曲のニコニコチャートでは、当週集計期間内で、再生回数はおよそ129,000回、マイリスト数は2,242回を記録している他、いいね数はおよそ5,100回を記録している。再生回数でも12万回再生と高水準のポイントを獲得した他、集計期間内でのコメント数が140,123回と、2位の楽曲と比較するとおよそ10倍と非常に多く、コメントでのポイントを非常に大きく獲得し、初登場で首位を獲得した。
 なお、Billboard JAPANのボカロチャートの集計方法と、ボカコレでの集計方法には、僅かながら違いがあるため、Billboard JAPANのボカロチャートでは「スマート???」が上位に登場する結果となった。

 当週の2位は、ボカコレ2024冬Top100ランキングで1位を獲得した楽曲、原口沙輔「イガク」が獲得した。ボカコレ2023夏に投稿された「人マニア」が、Top100ランキングで11位を獲得した他、その後もバイラルヒットを続け、同チャートでは計18週の首位を獲得し、大きく人気を獲得している原口沙輔。ボカコレ2024冬に投稿された同楽曲も、大きな注目を集め、2位への初登場を果たすこととなった。

 同楽曲のニコニコチャートでは、当週集計期間内で、再生回数はおよそ257,000回、マイリスト数は3,575回を記録している他、いいね数はおよそ10,000回を記録している。再生回数とマイリスト数、いいね数で、他の楽曲と比較しても特に大きな数値を獲得し、特に再生回数に関しては、投稿から24時間以内にニコニコ動画内で10万回再生を達成し、当週の他にチャートインした楽曲と比較しても2倍以上の再生数を記録している。

 当週の3位は、ボカコレ2024冬Top100ランキングで6位を獲得した楽曲、大漠波新「わかれみち」が獲得した。ボカコレ2023夏に投稿された「わかれみち」が、Top100ランキングで10位を獲得した他、その後に投稿された「のだ」は、同チャートにおいて週間最高2位を獲得し、大きく人気を拡大させている大漠波新。ボカコレ2024冬に投稿された同楽曲も、大きく注目を集めることとなり、3位へのチャートインを果たした。

 同楽曲のニコニコチャートでは、当週集計期間内で、再生回数はおよそ102,000回、マイリスト数は2,230回を記録している他、いいね数はおよそ5,300回を記録している。当週3位にチャートインした楽曲は、集計期間内での再生回数が10万回超え、マイリスト数でも2,200回超えと、非常に高水準のポイントを獲得している。

 当週の4位は、ボカコレ2024冬Top100ランキングで3位を獲得した楽曲、youまん「ワーストリグレット」が獲得した。YouTube100万回再生を記録している「タイニーバニー」を代表曲としている他、同チャートにおいては、無色透名祭Ⅱに投稿された「ワーニングタイム」が、11月08日公開週に3位にチャートインしているyouまん。今回が2曲目のチャートインとなる。

 同楽曲のニコニコチャートでは、当週集計期間内で、再生回数はおよそ77,000回、マイリスト数は2,444回を記録している他。いいね数はおよそ4,800回を記録している。マイリスト数では2,400回と、こちらも高水準のポイントを獲得している。

 当週の5位は、ボカコレ2024冬Top100ランキングで4位を獲得した楽曲、柊マグネタイト「可不ェイン」が獲得した。洗練されたサウンドの中に、ネタ的要素も盛り込まれた楽曲である。

 同楽曲のニコニコチャートでは、当週集計期間内で、再生回数はおよそ80,000回、マイリスト数は1,906回を記録している他。いいね数はおよそ5,100回を記録している。マイリスト数では2,400回と、こちらも高水準のポイントを獲得している。柊マグネタイトの人気や注目度の高さも相まって、高い初動を獲得し、5位へのチャートインを果たした。

 当週の6位は、ボカコレ2024冬ルーキーランキングで1位を獲得した楽曲、駄菓子O型「あちこちデートさん」が獲得した。2023年に発表されたコンピアルバム『合成音声のゆくえ』に書き下ろした楽曲であり、界隈内での人気も高かった同楽曲。ボカコレ2024冬への投稿により更に人気を獲得し、ルーキーランキング1位を獲得することとなった。なお、駄菓子O型が同チャートにチャートインすることは初である。

 同楽曲のニコニコチャートでは、当週集計期間内で、再生回数はおよそ60,000回、マイリスト数は2,124回を記録している他。いいね数はおよそ4,500回を記録している。

 当週の7位は、ボカコレ2024冬ルーキーランキングで2位を獲得した楽曲、d.j.ァネイロ「一龠」が獲得した。d.j.ァネイロが同チャートにチャートインするのは、11月08日公開週で2位にチャートインした「アイサイト・ラブ」以来2曲目である。

 同楽曲のニコニコチャートでは、当週集計期間内で、再生回数はおよそ67,000回、マイリスト数は2,016回を記録している他。いいね数はおよそ4,500回を記録している。

 当週の8位は、ボカコレ2024冬ルーキーランキングで3位を獲得した楽曲、Project Lumina「VOCALOID COMMUNICATION!!!」が獲得した。ボカコレ2022秋に投稿し、ルーキーランキング6位を獲得した「一輪の詩」など、ボカコレごとに知名度を高めていったProject Lumina。Project Luminaが同チャートにチャートインすることは初である。

 同楽曲のニコニコチャートでは、当週集計期間内で、再生回数はおよそ50,000回、マイリスト数は1,532回を記録している他。いいね数はおよそ3,000回を記録している。

 当週の9位は、ボカコレ2024冬Top100ランキングで7位を獲得した楽曲、夏山よつぎ「ころしちゃった!」が獲得した。ニコニコ動画・YouTubeともに再生回数10万回を超えている「アリスのマジカルハッピーワールド」や「テンミニッツ・カジノ」などを代表曲とし、界隈内での知名度を高めてきた夏山よつぎ。同チャートには初のチャートインとなる。

 同楽曲のニコニコチャートでは、当週集計期間内で、再生回数はおよそ54,000回、マイリスト数は1,740回を記録している他。いいね数はおよそ3,600回を記録している。

 当週の10位は、ボカコレ2024冬Top100ランキングで11位を獲得した楽曲、もちうつね「流行りのアイス」が獲得した。ボカコレ2022秋に投稿した、ルーキーランキング15位を獲得した「おくすり飲んで寝よう」を契機に大きくファンを拡大し、以後のボカコレでも上位にチャートインを果たしてきたもちうつね。もちうつねの同チャートへのチャートインは、「悶々ふぁんもおらん」「風呂入るプロファイル」以来、3曲目となる。

 同楽曲のニコニコチャートでは、当週集計期間内で、再生回数はおよそ51,000回、マイリスト数は1,370回を記録している他。いいね数はおよそ3,800回を記録している。

 当週の11位〜20位のボカコレ2024冬に投稿された楽曲として、11位に、なみぐる「ずんだタコヤーキ」が、13位に、南ノ南「裏命ちゃんのフクオカトリップ奇騒曲」が、14位に、さたぱんP「ヤババイナ」が、15位に、ぬゆり「ブリングミー」が、16位に、椎乃味醂「ピリオド」が、17位に、ぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬ「ず ん だ も ん は 男 の 娘 で す」が、19位に、Sohbana「CAMPAIGNR」が、20位に、Shu「ナ2モノ」が登場した。中でも、14位に登場した、さたぱんPと、19位に登場した、Sohbanaは、同チャートには初のチャートインとなる。また、当週ボカコレに投稿された新曲でチャートインを果たした楽曲は、全てマイリスト数が1,200回超えと、イベントの盛り上がりやボカロP・楽曲への注目度の高さも相まって、非常に高水準の初動を獲得することとなった。

2月28日のBillboard JAPAN Hot 100 Chart

 2024年2月19日(月)〜2月25日(日)を集計期間とし、2月28日(水)に公開された、Billboard JAPANのHot 100をはじめとした各種チャート。 

 当週の1位は、Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」が獲得した。5週連続の首位獲得となり、前週に引き続き15,000点超えの超高水準のポイントを記録した。

 チャートイン7週目となる当週は、ストリーミングでは2,166万回再生と、前週に引き続き2,000万回再生を超える超高水準の再生回数を獲得し、1位を獲得している。また、ダウンロードでも、19,520DLと、前週とほとんど同規模のDL数を記録し、1位を獲得した。また、ラジオでは10位、カラオケでは7位を獲得した他、動画再生指標が初加算され18位を獲得し、当週は、15,410点を獲得した。動画再生指標の加算の影響もあり、前週よりポイントを250点ほど上昇させ、2週連続での15,000点超えを記録した。

 また、同楽曲は、チャートイン7週目となる当週、累計ストリーミング再生回数1億回を突破した。チャートイン7週目での累計ストリーミング再生回数1億回再生突破は、歴代3位の速さでの突破であり、今後の更なるストリーミング再生回数の伸びにも期待がもたれる。

 当週の2位は、2月21日(水)にCDを発売した新曲、櫻坂46「何歳の頃に戻りたいのか?」が獲得した。前週15位に初登場した同楽曲は、CD発売の影響もあり、当週大きく上位に浮上することとなった。

 CD発売週となる当週は、CD531,917枚を売り上げ1位を獲得した。また、LINE MUSICでのストリーミングキャンペーンの影響もあり、ストリーミングでは780万回再生を記録し4位を獲得している。主に、CDとストリーミングの2指標が牽引し、当週は、12,415点を獲得。12,000点超えの高水準のポイントを獲得した。

 当週の4位は、同じく2月21日(水)にCDを発売した新曲、OCTPATH「OCTAVE」が獲得した。

 CD発売週となる当週は、CD売上99,413枚を売り上げ、CD売上2位を獲得した。また、ラジオでは2位を獲得している。CDとラジオの2指標が牽引し、当週は6,977点を獲得した。

 当週の8位は、2月14日(水)にリリースした新曲、SPYAIR「オレンジ」が獲得した。前週19位に初登場した同楽曲は、チャートイン2週目でTop10圏内に順位を上昇させることとなった。

 『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』主題歌として書き下ろした同楽曲。タイアップ先の盛り上がりの影響や、2月21日(水)にはTHE FIRST TAKEに出演した影響もあり、当週は、ストリーミングでは649万回再生を記録し8位、ダウンロードでは7,168DLを記録し3位を獲得した。ストリーミングとダウンロードが牽引し、当週は、5,237点を獲得。同曲初の週間獲得ポイント5,000点超えを記録し、8位へのチャートインを果たした。

 当週のTop10圏内にチャートインした楽曲の動向として、3位に7,534点を獲得したtuki.「晩餐歌」が、5位に5,807点を獲得したYOASOBI「アイドル」が、6位に5,590点を獲得したAdo「唱」が、7位に5,377点を獲得したOmoinotake「幾億光年」が、9位に4,940点を獲得したMrs. GREEN APPLE「ケセラセラ」が、10位に4,501点を獲得したVaundy「怪獣の花唄」がチャートインを果たした。
 前週初のTop10圏内にチャートインを果たした、Omoinotake「幾億光年」は、『CDTVライブ!ライブ!』での同楽曲のパフォーマンスなどの影響もあり、ストリーミング再生回数は前週よりも130万回ほど上昇し6位を獲得し、ポイントは前週よりもおよそ775点近く上昇しており、こちらも同曲初の週間5,000点超えを記録した。

 当週のアーティストチャートは、「ケセラセラ」など多数の楽曲をチャートインさせ続けている、Mrs. GREEN APPLEが首位を獲得した。また、アルバムのリリースなどが影響し、2位にはLE SSERAFIMが、3位にはTREASUREが登場することとなった。
 当週のアーティスト別ストリーミング指標は、1位・Mrs. GREEN APPLE、2位・YOASOBI、3位・Creepy Nutsと、「Bling-Bang-Bang-Born」が特大ヒットを続けているCreepy Nutsが3位に浮上することとなった。なお、Creepy Nutsがアーティスト別ストリーミング指標のTop3圏内へのチャートインを果たすのは、自身初である。

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