原口沙輔「イガク」が初の首位を獲得、いよわ新曲が4位に初登場したBillboard JAPANボカロチャート・Hot 100はCreepy Nutsが6週連続首位獲得

3月06日のニコニコ VOCALOID SONGS TOP20

 2024年2月26日(月)〜3月03日(日)を集計期間とし、3月06日(水)に公開された、Billboard JAPAN ニコニコ VOCALOID SONGS TOP20。

 当週の1位は、原口沙輔「イガク」が獲得した。ボカコレ2024冬に投稿され、Top100ランキングで1位を獲得し、同チャートでは2位に初登場を果たした楽曲。ボカコレ終了後も話題を集め続け、チャートイン2週目で1位に順位を上げることとなった。

 同楽曲のニコニコチャートでは、当週集計期間内で、再生回数はおよそ307,000回、マイリスト数は1,469回を記録している。特に、再生回数では30万回再生超えと高水準の記録を叩き出し、初の首位を獲得した。また、ニコニコ動画での累計再生回数は、前週集計期間終了時点で55万回再生を突破しており、今後の広まりにも期待が持たれる。

 当週の2位は、吉田夜世「オーバーライド」が獲得した。ボカコレ投稿楽曲の勢いもあり、前週は12位まで順位を落としたものの、ボカコレ以前からの人気が継続し、2位に順位を上げることとなった。

 同楽曲のニコニコチャートでは、当週集計期間内で、再生回数はおよそ138,000回、マイリスト数は797回を記録している。再生回数、マイリスト数ともに高水準の記録を維持し続けている他、二次創作の高い人気も獲得し続けており、2位へと順位を上げることとなった。
 また、YouTubeでは、3月03日公開分のウィークリーミュージックビデオランキングで32位を獲得し、人気がますます上昇傾向となっており、今後の更なる人気拡大にも期待がもたれる。

 当週の3位は、jon-YAKITORY「混沌ブギ」が獲得した。こちらも、前週は18位まで順位を落としたものの、ボカコレ以前からの人気が継続し続け、3位に順位を上げることとなった。

 同楽曲のニコニコチャートでは、当週集計期間内で、再生回数はおよそ142,000回、マイリスト数は871回を記録している。ニコニコ動画では、2月22日(木)に自身初のニコニコ動画での100万回再生の突破を記録し、ますます人気が拡大している。

 また、YouTubeでは、3月03日公開分のウィークリーミュージックビデオランキングで9位を獲得し、自身初のTop10圏内へのランクインを果たした他、3月03日(日)にはYouTubeでの再生回数1,000万回を突破しており、こちらも今後の更なる人気拡大にも期待がもたれる。

 当週の4位は、2月27日(火)に投稿された新曲、いよわ「たびのまえ、たびのあと」が獲得した。 『ポケモン feat. 初音ミク Project VOLTAGE 18 Types/Songs』に書き下ろした楽曲であり、ポケモンデーに公開されたことでも話題を集めた。

 同楽曲のニコニコチャートでは、当週集計期間内で、再生回数はおよそ46,000回、マイリスト数は1,119回を記録している。再生回数ではまだまだ伸びしろがあるものの、話題性なども相まって、マイリスト数では1,000回を超える初動を生み出し、4位へのチャートインを果たした。

 当週の9位は、2月24日(土)に投稿された新曲、ぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬ「ず ん だ も ん は 男 の 娘 で す」がチャートインを果たした。ボカコレ2024冬のネタ曲投稿祭部門で1位を獲得し、同チャートでは前週17位に初登場した同楽曲だが、当週9位とTop10圏内に順位を上昇させることとなった。

 同楽曲のニコニコチャートでは、当週集計期間内で、再生回数はおよそ56,000回、マイリスト数は327回を記録している。また、いいね数でも高い数値を記録し、9位へと順位を上げることとなった。

 当週のTop10圏内にチャートインした楽曲として、5位に、まらしぃ「スマート???」が、6位に、原口沙輔「人マニア」が、7位に、大漠波新「わかれみち」が、8位に、夏山よつぎ「ころしちゃった!」が、10位に、john「春嵐」がチャートインを果たした。
 Top10圏内に再チャートインを果たした、原口沙輔「人マニア」とjohn「春嵐」はボカコレ2024冬以前から人気を獲得し、同チャートでもTop10圏内にチャートインし続けていた他、ボカコレ2024冬では、「人マニア」は、青栗鼠によるRemixが4位、シャノンによるRemixが8位、フロクロ(Frog96)によるRemixが12位を獲得しており、「春嵐」は、煮ル果実によるRemixが2位を獲得している。オリジナルの人気の持続に加え、Remixの話題性も相まって、Top10圏内へのチャートインを果たした。
 また、当週の11位〜20位に新たにチャートインした楽曲として、11位に、3月01日(金)に投稿された新曲、ナユタン星人「エスパーエスパー」が、18位に、3月01日(金)に投稿された新曲、かいりきベア「ダウンタイマー」が、19位に、2月28日(火)に投稿された新曲、r-906「JUMPIN' OVER!」がチャートインを果たした。

3月06日のBillboard JAPAN Hot 100 Chart

 2024年2月26日(月)〜2月03日(日)を集計期間とし、3月06日(水)に公開された、Billboard JAPANのHot 100をはじめとした各種チャート。  

 当週の首位は、Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」が獲得した。6週連続の首位獲得となり、連続首位獲得記録を更に更新している。

 チャートイン8週目となる当週は、ストリーミングでは2,125万回再生と、再生回数を安定させつつ2,000万回再生を超える超高水準の再生回数を記録し、1位を獲得している。また、動画再生は100位圏外となったものの、ダウンロードは16,031DLを記録し2位、ラジオ11位、カラオケ3位を獲得し、当週は14,624点を獲得した。
 なお、同楽曲は、3月03日(日)に、『マッシュル-MASHLE-』とのコラボミュージックビデオがCreepy NutsのYouTubeチャンネルで公開された他、3月08日(金)に放送される『MUSIC STATION』で同楽曲が披露されることが発表されており、次週以降の更なる人気の増加に期待がかかる。

 当週の2位は、2月28日(水)にCDが発売された新曲、SKE48「愛のホログラム」が獲得した。

 CD発売週となる当週は、CD399,984枚を売り上げ、CD売上1位を獲得した。また、ラジオでは4位を獲得し、当週は、8,006点を獲得している。主にCD売上が牽引し、2位を獲得した。

 当週の3位は、2月28日(水)にCDが発売された新曲、NCT WISH「WISH」が獲得した。グローバルボーイズグループ・NCTの新たなグループ、NCT WISHの1stシングルとなる同楽曲。自身初のTop10圏内へのチャートインを果たした。

 CD発売週となる当週は、CD93,186枚を売り上げ、CD3位を獲得した。また、ラジオでは1位を獲得し、7,943点を獲得した。CDとラジオの2指標が牽引し、3位を獲得した。当週2位の楽曲とは63点差と、非常に僅差である。

 当週の4位は、2月28日(水)にCDが発売された新曲、ATEEZ「NOT OKAY」が獲得した。

 CD発売週となる当週は、CD307,329枚を売り上げ、CD2位を獲得した。CDが主に牽引し、当週は7,489点を獲得した。また、ラジオやストリーミングなどの他指標での加点が当週は少なく、今後のファンダム拡大の伸びしろに更なる期待が持たれる。

 当週の9位は、1月07日(日)に配信開始し、2月28日(水)にCDを発売した新曲、Vaundy「タイムパラドックス」が獲得した。同曲初のTop10圏内へのチャートインである。

 3月01日(金)に公開された映画『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』の主題歌として書き下ろした同楽曲。映画の公開やフィジカルリリースなどの影響もあり、当週は、ストリーミングでは11位を獲得し、前週の21位から順位を大きく上げた。また、CD13位・ダウンロードでも13位にチャートインを果たした他、ラジオでは3位を獲得した。ストリーミングとラジオの2指標の伸びが特に牽引し、当週は、5,280点を獲得した。5,000点を超える高水準のポイントを獲得し、9位とTop10圏内へのチャートインを果たした。

 当週のTop10圏内にチャートインした楽曲の動向として、5位に7,333点を獲得したtuki.「晩餐歌」が、6位に7,066点を獲得したOmoinotake「幾億光年」が、7位に5,683点を獲得したYOASOBI「アイドル」が、8位に5,349点を獲得したAdo「唱」が、10位に5,118点を獲得したSPYAIR「オレンジ」が登場した。
 当週6位にチャートインを果たした、Omoinotake「幾億光年」は、タイアップ先の人気向上や楽曲認知・人気の上昇により、ストリーミングは前週より170万回再生ほど上昇し、903万回再生を記録し3位を、ダウンロードは前週より1,500DLほど上昇し、 6,493DLを記録し3位を獲得した。また、2月28日(水)にCDを発売した影響もあり、ラジオでは5位に登場し、前週よりもポイントを1,700点ほど上昇させている。
 また、当週は、5,005点を獲得して11位に登場したMrs. GREEN APPLE「ケセラセラ」までが5,000点超えを獲得した。Mrs. GREEN APPLE「ケセラセラ」はTop10圏外となったものの、ポイントは前週よりも微増傾向にある。また、「ケセラセラ」のTop10圏内への連続チャートイン記録は9週でストップすることとなった。

 当週のアーティストチャートは、「ケセラセラ」をはじめストリーミングを中心に総合Top100圏内に12曲をチャートインさせている、Mrs. GREEN APPLEが首位を獲得した。当週のアーティスト別ストリーミングチャートは、1位・Mrs. GREEN APPLE、2位・YOASOBI、3位・Creepy Nutsと、Top3圏内は前週と変わらない結果となった。

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