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無事、第5回大会も終わりました

先日、賞金付きオンラインマジックコンテスト「WOLF MAGIC CONTEST」の第5回が開催されました。これは、毎回テーマを決めて、そのお題に沿ったマジックの演技動画を投稿してもらい、RTといいねの合計数で競う、という趣旨のイベントです。

より詳しく知りたい方は、第5回大会のまとめツイートをご覧ください。

今回の記事では、第5回大会の振り返りをしていこうかなと思います。ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。


まるでドラマのような熱い展開

今回の入賞は、1位から4位にウルフ賞という五人が入賞となる大会だったのですが、後半の競り合いが本当にハラハラする展開でした。

最終日1日前までは、1位と2位が僅差、そして3位・4位・5位・6位が僅差で混戦するという展開。最終日、1位の方が一気に票を集めて2位を突き放しましたが、3位と4位の方は結果として1票差という、とても熱い展開となりました。

それぞれの参加者が、短い時間ということを生かして、インパクト抜群のマジック動画を披露してくれました。

1位を見事勝ち取った「桃山学院大学マジックサークル"Surprise!!"」の演技は、本当に独創性に溢れていて、見ていてとても楽しい演技でした!まだ見ていない方はぜひともご覧ください。

他の方々の演技は、先程のせたまとめツイートからご確認できますので、そちらもご覧ください。面白い作品がいっぱいありますよ。


ショートムービーの狙い

今回のテーマは「30sec」ということで、30秒以内の動画がエントリー条件でした。実は毎回テーマを設定するにあたって、自分の中である程度の狙いを持って、テーマを設定しています。

それは、「ハードルの低さ」と「動画の見やすさ」とでした。


30秒の動画は、出来て大体1〜2現象ぐらいの短さです。ですので実は、Twitterのマジックユーザーの方々が普段アップしているような「テクニック動画」や「1現象の動画」を投稿してもらうことを目的にしていました。こうすることで、よりたくさんの人に参加してもらえるかなと思っていたんですが…。

ここの目論見はちょっと外れました。これはとてもいい傾向でもあるんですが、かなり趣向を凝らした完成度の高いエントリー作品が多かったです。クラパとかDPSとかがメインの動画とかあるかなあとか思ってたんですけどね。

それでも26人の方が、しかもかなり濃度の高い動画をアップされていたので、主催者としては本当に嬉しい限りです。


これは「コンテスト」という名前を冠している影響もあるかなと感じました。個人的にはゆるーくやってる誰でも気軽に参加できるお祭り、ぐらいの感覚で僕はいたんですが、少し考え方を変えないといけないかもですね。これは嬉しい誤算です。

結構、真面目に「WOLF MAGIC FESTIVAL」とかに変えた方がいいかなとかも考えています。


また30秒なので、サクッと見られるお手頃さも意識しています。これは僕のマジシャン外の友達に「最終日に、出てる動画を一気見しちゃったわ!いろんなマジックがあって面白いね!」との感想をもらいました。

実際、30秒の動画を26作品を一気見したとしても、13分で全部見れてしまいます。少し長めのYouTube動画を見る感覚ですね。

マジックが好きな方はもちろん、「ちょっと興味あるなあ」ぐらいの人でも、しっかりと楽しめるボリュームだと思います。こういった点でより多くの人に、マジックというコンテンツを楽しんでもらえるのではないか、という狙いがあったのですが、そちらはドンピシャにハマったようです。

実際、時代の流れ的にショートムービーがかなり熱くなってきています。TikTokをはじめとして、インスタのストーリー機能や、最近だとYouTubeもショート動画のサービスを始めました。

そして、これはさっき知ったんですが、あのLINEも「LINE voom」というショートムービーのサービスを始めるようで、ショートムービーの需要がかなり高まってきています。


ここでちょっと動画を紹介したいのですが、最近、僕が見ているYouTubeの切り抜きがあって、それが岡田斗司夫さんという方です。イメージ的には、論破で有名なひろゆき氏の配信スタイルの先駆者的な人です。

その方の切り抜きで、動画関連に携わる人は特に知っておくべき「時代の流れ」を、岡田斗司夫さんとホリエモンさんがお話しています。この動画の中で、これからの動画はパンチラインとマッサージの二極化になっていき、その中間は見られなくなっていく、と語られています。

結構面白い内容ですし、2分半ぐらいの動画ですので、もしよければ見てみてください。


マジックの動画も、この二極化になっていくのかなと思います。

インスタやTikTokは顕著ですが、インパクト強めでキャッチーな動画は、今もなお人気が高いですよね。マッサージ型マジック動画も、導入を工夫して動画に没入できるような仕掛けや構成にすれば、マジックショー1本を見るような長尺のマジック動画も流行るんじゃないかなーとか思ったりしています。

その意味では、今回の大会ではパンチライン型動画の手応えは感じられたのはよかったです。


いろいろと課題も見えてきた

実は、前回大会のあたりから「これはきちんとルール作りしないとな」という課題もふつふつと顕在化してきました。今回の大会で、急にルールが増えたりしたのもその影響です。

また、今回の大会では、不本意ではありますが、運営陣で協議して「これはエントリー取り消しをするべき」という判断をしたのもありました。

「なんで??」という方もいらっしゃったので改めて説明をすると、「該当作品で使われている手法が、マジックのコンテスト・大会のエントリー作品としては不適切な手法が用いられている」ということで、エントリー取り消しとさせていただきました。

クレジットとなっている商品も購入して、確認し、自分でも撮影してみたんですが、ぶっちゃけめちゃくちゃ不思議です。


一応、僕の立場として「こういった手法」自体は否定をしません。Zack King氏のように、映像作品として非常に楽しめるジャンルの一つに近年なりつつあると思います。

ただ、ご協賛もいただいていたり、多くの方が「マジックの作品」としてエントリーしている中で、この手法をOKとすることは、やはり抵抗がありました。そのため、エントリー取り消しという対応をさせていただいた、という流れです。

実はこのテーマを考え出すと、実はめちゃくちゃ奥深いというか、思考の無限回廊に陥りそうです。ブラックアートは良くてなぜこれはダメなのかとか、一周回って不思議じゃないというか面白くない理由とか…etc

これについては、自分の中でまとまったら、また記事にするかもしれません。


他にも、課題がわりかし出てきているので、少しずつ改善していこうと思っています。何かご意見等がありましたら、月乃輪ウルフのTwitterのDMでお問い合わせください。


何者でもなかった人が、なんかはある人になってきた

ちょっと前まで、完全無名の色物マジシャンでした。ですがたくさんの方々のご支援もあって、少しずつ認知が広まってきていることが嬉しいです。

先日、JONIOさんのスペースにお邪魔した際に「企画力と行動力がすごいですよね、なかなかできないことですよ。」とお褒めの言葉を頂けたのが、とてもうれしかったです。

他にも「今回のWOLF MAGIC CONTESTも楽しかった!」とか「次回大会はどういうテーマになるんだろう、楽しみにしてます!」といったコメントも見受けられました。

こういったコメントがあるから、次も頑張ろう!という気持ちになれます。これからもマジック界隈をもっと盛り上げていこうと思いますし、もっとたくさんの人にマジックの楽しさを伝えていこうと思います。


またしばらくの間は、Twitterでマジックのお得情報伝えマンになります。なので、RTやいいね、コメント等もいただけるとめちゃくちゃ嬉しいです。笑

近々、皆様にいろいろと告知もありますので、ぜひ楽しみにしていてください!

最後までご覧いただきありがとうございました!


月乃輪ウルフ

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