見出し画像

山下誠一郎が生んだ7つの愛はノクターンブギに似ている(7/17 王様ジャングル)

『1人で遠征だけど、さくらさんに挨拶出来るし、寂しくない!(寂しい)』


そう言っていた16日朝の私へ


びっくりするくらい素敵な出会いがあるし、誠一郎さんはやっぱり優しいし、幸せを噛み締めることになるよ


18日朝の私より



これは、私の誤爆から始まった、世界から見れば小さな小さな、私にとっては大きな幸せの話。



※7/17に名古屋で行われた王様ジャングルの話と、そのイベントをきっかけに素敵な出会いがあったよ、というnoteです。




16日朝、私は歌舞伎町シャーロックをアマプラで観ながら、遠征の準備をしていた。

こんな機会じゃなきゃ着れない!と、せいち書店のTシャツを着ることを決め、1人だと寂しいからと、薬研藤四郎と結城眞紘のぬいを鞄に詰める。


『さくらさんに会えるの楽しみだなあ』

先日、私の超絶迷惑誤爆に、良かったら会いましょう!と言ってくださった天使、沙紅螺(さくら)さん。

誤爆しましたリプライ自体、迷惑かなとびくびくしていたけれど、結果的には良かった。(少なくとも私にとっては)

人見知り&コロナ禍のWパンチで、1人参加で誰とも全く話さないことが当たり前で、Twitterにとりとめのないことを書いたりするのが精一杯で。

まさか、誠一郎さんを応援している方と、お話出来るとは。

挨拶だけでも十分嬉しい。

1人での遠征は初めてだけれど、それだけで心強かった。


夜行バスに揺られ、名古屋初上陸。

まずは事前に調べていた有料パウダールームへ行き、何とか誠一郎さんと龍丸さんの前に立てる顔面を作る。

時間は9時すぎ。物販開始の11時までには、まだ時間がある。

甘いものを食べる気分にはなれず、きしめん屋さんへ入る。

『美味しい…』

やはり、名古屋で食べるきしめんは美味しいと感動している時、さくらさんからのリプライが来る。

ありがたいことに、イベント前に会ってくださるようだ。

何だかんだで物販開始時刻が迫っていたこともあり、とりあえず大須観音駅へ向かう。


『あの、さくらさんですか?』

声は震えていなかっただろうか。

『あ、月虹さんですか?』

想像以上に優しい声に、少し緊張がほぐれる。

『お土産です!』

袋にパンパンに詰められたお菓子と靴下に驚く。

超絶迷惑誤爆した人間に、こんなプレゼントを用意してくださるなんて、想像もしていなかった。

やっぱり天使だ。


他の方も合流するとの話を聞き、これ以上の迷惑はかけられないと、会場に行こうかなあとやんわり言う。

私は本当に臆病な人間で、本当はまだ一緒にいて話したいと思いながらも、『また会いましょう』とか『ありがとうございました』とか、締めの言葉を突然言われるのが怖くて、つい傷付かないように予防線を張ってしまう。

『じゃあ、私も行きます』

予想外の言葉だった。でも、私が期待していた返答だった。

約束していた方との待ち合わせもあるだろうし、『ありがとうございました』と言われるとばかり思っていた私は、内心パニクりながらも、さくらさんと一緒に会場へ向かう。

まだほとんど人はおらず、日陰で話しながら待つ。

物販開始で中に入り、他の方が来るのを待つ。


いつまで私は、一緒にいて良いのだろうか…

えいださん、ザーラさん、なそたさん、聞き覚えしかない名前に、つい挨拶くらいはしても大丈夫かな、迷惑じゃないかな、と欲が出る。

開演時間が迫っていたこともあり、挨拶した後『ありがとうございました』を言えずに席に着く。


イベントが開始し、2人の仲良しトークに(ネタ的な意味で、色々配信しても大丈夫なのか?と思う場面はあったものの)、会場は盛り上がる。

朗読劇パートも、コミカルかつテンポ良く進み、いよいよお渡し会だ。

どうしても直接言いたかったこと、誠一郎さんの言葉が好きってことは言いたい。

いよいよ自分の番になり、必死にそのことを伝える。

絶対言葉を返してくれていたのに、全く覚えていない自分が情けない。



イベントの1部が終了し、外に出る。

さくらさん、ザーラさん、なそたさんが、2部までどうしますか?という話をしている。

ここだ。これ以上迷惑をかける前に、『ありがとうございました』と言うんだ。

『皆さん、どこか行かれるんですよね。私突然参加したら迷惑だろうし、ここら辺で…』

自分のことながら、凄く嫌な言い方をした気がする。

『全然迷惑じゃないですよ。』

なそたさんが、きっぱりとした声で言う。

それはやっぱり、私が期待していた返答だった。


やばい、思い出すと涙が止まらない。


なそたさん達に着いていき、アイスクリームのお店へ。

そこでしばしの休憩を取り、2部へ向かう。


開場前、先程一旦別行動をしていた、えいださんと合流する。

私と同じTシャツだが、リボンが付いて可愛くアレンジされている。

なるほど…勉強になるな…。

流石の発想力に感嘆する。


更に、3人の方とお会いする。

風音さん、なずなさん、理奈さんのお名前を聞き、あわあわする。

さくらさん、えいださん、ザーラさん、なそたさんもそうだが、森田と純平監督のいいねやRT等で、名前を見かけたことがある人しかいない。

ここら辺から、先程までのネガティブ感情が突き抜け、お近づきになりたい欲が勝り、皆さんのTwitterをぞくぞくとフォローしていく。


記念に写真を撮り、いそいそとホール内に入る。

今日だけで、こんなに沢山の方に会えるなんて。

イベントで誠一郎さんに会える、その喜びだけじゃない感情が、私の心を熱くする。


1部と同様、トークに朗読劇、そしてお渡し会。

朗読劇Spiralの感想は手紙に書きます!と約束したので、ちゃんとnoteも完成させるし、手紙も書きます。


2部終了後、夜行バスまでは時間があるからと(ちなみに、偶然ザーラさんとなそたさんと同じ夜行バス)、誠一郎さんも朝食べたらしい味噌カツを食べる。

食べ終わったザーラさんが、すぐにマスクを着けなおす姿を見て、早くコロナ収まれば良いのになあと改めて思う。

味噌カツの後に、あんこフラペチーノを飲む話が出た時は、ちょっと迷ったけど、誠一郎さんも愛知ーノしたと知り、私だけだったら絶対飲んでなかっただろうな、皆に誘ってもらえて良かったなと思った。


ここら辺で、後半合流した3人のことを少し書きます。

風音さん→大人っぽいのに、可愛らしい。ずっとニコニコされていたからかも。私たちに大吉を運んできてくださった(少なくとも私には超大吉日だった)。あんまりお話出来なかったので、次はもう少しお話したい!そういえば、Twitterの自己紹介に、夏空のモノローグプレイ済って書いていらっしゃったので、いつかそのお話もしてみたい。

なずなさん→感想とか、考察とか、全てが天才。絵もいける。絶対現場でお会いしまくっていたので、この機会に出会えて良かった。少しお話出来たけど、全然話し足りないから、また話したい。

理奈さん→どうやったらあんな絵が描けるのか不思議だったけど、話を聞いても、絵の描けない私には、やはり不思議だった。絵のほわほわ感、本人もぱっと見ほわほわだけど、意外と語り口は軽快で、もっとお話し出来たら、絶対面白いだろうなと思った。またお話したい。


徐々に人が減っていき、お店が開いていないので、さくらさん、えいださん、ザーラさん、なそたさんと外で少しお話する。

皆話題を提供するのが上手いので、ずっと楽しい。

楽しい話は勿論だけど、えいださんが、ネガティブ目というかモヤモヤみたいな話もしてくれて、そういう話も出来る人達、って思ってくれてたら、私もその1人になれてたら嬉しいなと思った。

えいださんって、結構人懐っこいタイプなのかもしれない。あと声が可愛い。


えいださん、さくらさんと別れ、ザーラさん、なそたさんと夜行バスに乗り込む。

夜行バスの中では話せないからと、隣にいるのにTwitterを介して話す2人が少し面白い。

メイクを落としながら、今日1日を振り返る。


何もかもが幸せだった。

王様ジャングルというイベントに参加出来たこと、誠一郎さんが好きで、ブギナーな7人と出会えたこと。


そもそも、私だけびっくりするくらい場違いだったのに。

勿論、ノクターンブギは知っているし、本編は何とか追えているけれど、のくたんレディオは聴けていない回もある。監督の生放送も毎回見れている訳ではないし、コメントをして盛り上げてもいない。


そんな私が、あの中にいて本当に良かったのだろうか。

答えはNOかもしれない。

でも、今からでも、聴けていないのくたんレディオを聴くことは出来る。

今までの生放送も見れるし、これからの監督の生放送になら、コメントだって出来る。

ノクターンブギには、そういった懐の広さがある。

そして、私が出会った、誠一郎さんが生んだ7つの愛、沙紅螺さん、えいださん、ザーラさん、なそたさん、風音さん、なずなさん、理奈さんの、突如現れた謎の人物も受け入れてくれる懐の広さは、ノクターンブギに似ていると思う。




バスが降車場所に着く。

開いていたファストフード店に入り、なそたさんがアップルパイを頼んでいるのを見て、昨日の王ジャンを思い出した私は、真似してアップルパイを頼む。

食べ終わり、少しお話する。

ザーラさんも、なそたさんも、人の目を見て話すところが、誠一郎さんに似ていると思う。

ワクチンの話とか、真面目な話もしつつ(副反応は個人差あるので、あまり参考にならない話で申し訳なかったな、と今更反省)、帰路に就く。



最後に別れたのは、ザーラさんだった。

最後の最後、ザーラさんが私に言う。

『フォアレーゼン行きます?また会いましょう』

そんなニュアンスのことを言われ、私はその場では平然と『また会いましょう』と返したけれど、次があるんだなあとしみじみと感じた途端、涙が溢れてきた。


終わりじゃないんだ。

誠一郎さんの出演するイベントがあって、当たったら参加して、終わり。じゃないんだ。

誠一郎さんの出演するイベントがあって、そのイベントに来る仲間がいて、会って挨拶して、思いを共有し合えるんだ。

会えなくても、Twitterで繋がって、思いを共有し合えるんだ。

そう思ったら、自然と涙が溢れてきた。



名古屋まで遠征したこと、”直接”誠一郎さん推し(推しという表現が苦手な方いたらごめんなさい)兼ブギナーさんに会ったこと、コロナ禍では100%良い話では終わらせられないのかもしれない。

私は、ワクチン2回打って、2週間以上経過して、基本的な予防対策はしていたつもりだけど、完璧でしたとは胸を張って言えないし、ワクチン打ったから感染しないというものではないこともわかっている。

でも、一つだけ。一つだけわかってほしいのは、初めての土地で安心して過ごせたのは、特に、コロナ禍でまともにお店が開いていない中、夜行バスを不安なく待つことが出来たのは、皆さんに出会えたからなので、その面では絶対に良かったと言わせてください。


こんなことを言わなくても良い世界、一日でも早くコロナウイルス感染が収束しますように。

ちゃんとこの話が、100%肯定されるものになりますように。

そして、もっと沢山の誠一郎さん推しの方、ブギナーの方と出会えますように。






You Tubeを開く。

「ノクターンブギ」のチャンネルを開く。

突然コメントしたら、なんて迷っている暇はない。

思いを伝えよう。

誠一郎さんと監督が繋いでくれたノクターンブギの輪が、巡り巡って私を救ってくれた感謝を。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?