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恐怖の世界、キャラやイベントmodの作り方

はじめに

キャラもイベントも、それに登場させる人物や団体は自由で、個人で遊ぶ分にはいいですが、損傷や死亡描写があるので、公開する場合にはお気を付けください。

C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Local\wohgameというフォルダがあると思います。(win版ユーザー向け説明)
appdataはデフォルトで隠しフォルダなのでご注意ください。
そこにcharacterとcustomというフォルダを新しく作成します。

キャラmodの作り方

さて、キャラを作成するわけですが、パペットちゃんという改造用の素体が実はローカルファイル(恐怖の世界をDLしている場所)のextracontentというフォルダ内にあるので見てみましょう。(itoという拡張子ですがメモ帳で開けます)
この素体をコピーして書き換えるのが非常に楽です。
【ここからパペットちゃん、太字は筆者の解説】
[character]キャラクターの内部情報指定
name="PUPPET-CHAN"名前、ここは自分が管理しやすいネームでいい
author="panstasz"作者、自分の名前を書こう。パペットちゃんは開発者名
contact="panstasz"コンタクト、SNSのIDとか、書かなくてもいい
strength="4"筋力、鈍器とか得意なキャラは多めに
dexterity="2"俊敏、小さい刃物得意なキャラは多めに
perception="3"知覚、銃や魔術的な武器が得意なキャラは多めに
charisma="5"カリスマ、仲間で袋叩きにするの得意なキャラは多めに
knowledge="5"知識、人体解剖するの得意なキャラは多めに
luck="5"幸運、これだけ高くても困るという感じのステータス
sprite_icon="puppetchan\my_icon.png"
探索者選択画面で出るアイコン
sprite_back="puppetchan\puppet_back.png"
謎の選択画面で出る後ろ姿
sprite_house="puppetchan\char_house.png"
おうちでの立ち絵、選択画面にも出る
sprite_chibi="puppetchan\char_chibi.png"
移動中表示されるミニキャラ
portrait_a="puppetchan\char_main.png"
着替えA、デフォルトがこれ
name_a="PUPPET STANDARD"
着替えAの名前、"制服"でも"基本アバター"でもなんでもいい
portrait_b="puppetchan\char_b.png"
着替えB、同じように着替えCとかで数を増やせる
name_b="SOMETHING TRULY PUPPET"
着替えBの名前
menu_tag="--PUPPET--#傀儡"
キャラ紹介右上に出て来る二つ名、#は改行
menu_desc="Name: PUPPET-CHAN#18 / FEMALE# #Her soul was drained by a Man in Yellow. She's now fighting against the clock to get it back... and maybe save everyone in the process."
"名前"
"年齢"/"性別"
"設定"
他にも能力値どこがプラスでマイナスとか
何を持ってスタートするとか書くといい

perkpack_a="[HOUNDED ARTIST]"
perkpack_b="[INNER STRENGTH]"
2つのパークパック、ローカルファイル内のextracontentフォルダにcustom character perk packsというテキストがあるのでそこから選択する形、レベルアップの時に選んだものが固有枠で採用される
このパーク選択の記述のみ英語で行う必要がある

[status]差分画像、面倒くさい場合はスルーでいいがスタミナと理性が少ないときのものは用意した方がいい。
グリーンバックに白と黒で描いたら完成です。
ちなみに2bit版だと紫で描いた部分がトーンになります。

low_stamina="puppetchan\status_lowstamina.png"
スタミナが少ない時の差分画像
low_reason="puppetchan\status_lowreason.png"
理性が少ない時の差分画像
ritual_mask="puppetchan\status_ritualmask.png"
儀式の仮面をつけた時の差分画像
karukosa_mask="puppetchan\status_karukosamask.png"
カルコサの仮面をつけた時の差分画像
crestfallen_mask="puppetchan\status_crestfallenmask.png"
嘆きの仮面をつけた時の差分画像
cursed_signs="puppetchan\status_cursedsigns.png"
呪いの前兆がついた時の差分画像
broken_nose="puppetchan\status_brokennose.png"
鼻骨骨折がついた時の差分画像
insmasu_look=""
インズマス面がついた時の差分画像
slit_mouth="puppetchan\status_slitmouth.png"
口裂けがついた時の差分画像
hunger=""
血餓の呪いがついた時の差分画像
[starting_bonus]開始時ボーナス、デメリット付与も可能
type_a="funds"
name_a="15"
初期資金増加、明らかに多いのでテスト用といった感じ
type_b="item"
name_b="ENERGY DRINK"
名称指定だが、日本語版でやる場合は日本語アイテムでないと正常に機能しない(この場合"栄養ドリンク"に書き換えないといけない)
呪いの付与も可能でtypeに"curse"nameに"パラノイア"のようにする
どこで日本語の名称確認できるかというと、
ローカルフォルダ内のLanguage、そこのengLanguageです。
(このゲーム、japLanguageにはテキスト無いので見なくていいです)
woh_perkでパーク、呪い、怪我関連
woh_smallで道具とか持ち物関連
woh_spellで呪文の参照ができます。
(メモ帳で開けます)

【ここまで】
さらにキャラ固有のイベントも作成することが可能。
その場合記述をさらに伸ばしていく。
[linked_events]
event_a="evt_(キャラ名)/evt_(イベント名).ito"
読み込むイベント指定、event_a,b,c・・・とイベントの数を増やせる
location_a="forest"
イベント発生個所指定、この場合は森

キャラが出来上がったらcharacterフォルダにitoファイルとそれが参照するための画像フォルダを置いて終了です。

イベントmodの作り方

これは私が自分用に作ったもので説明します。
イベント用画像を落とすため、まずはゲーム内でmod項目を選択した時にでる画面のurlに行きzipを落とすところからスタートするといいと思います。
自作してもいいけど大変だし……。
evt_CryingGirl.itoとかの名前で作っておくと管理しやすい。
[event]
name="Crying Girl"管理用の名前
author="月代あさひ"作者名、この場合は私
contact=""連絡先、何も書かなくても良い
location="hospital"どこを調査した時に発生するか
flavor="ふと気づけば不自然に暗い通路に立っていた。前方から泣き声が、徐々に近づいてくる。まだ暗闇に目が慣れずぼんやりとしか見えないが、泣いているのは少女のようだ。##どうするべきだろうか?"イベント文
options= "2"選択肢の数
image="example art\exampleart_hospitalcorridora.png"イベント画像
about="CRYING GIRL"イベント名、左上に表示されます
modと分かりやすいように英語表記にするのが好き

optiona="少女に近づく"選択肢A
testa="perception"何の能力で判定をするか、この場合は知覚
successa="少女に近づき、しゃがみ目線を合わせる。少女の顔を覗き込むと、そこには暗闇が広がっていて、浮き上がるような感覚と共に急激に視界が鮮明になっていく。そして気づいた時には、通路に座り込んでいた。"成功時イベント文
winprizea="experience"成功報酬、この場合は経験値
winnumbera="10"プラス10
failurea="少女に近づこうとするが、一向に近づけない。気が付いた時には闇に足を取られ沈んでいく。上に、下に、回転しながら落ちていく。自分が今どんな姿勢かわからないほどかき回され、そして気づいた時には、通路に座り込んでいた。"失敗時イベント文
failprizea="reason"失敗報酬、この場合は理性
failnumbera="-2"マイナス2

optionb="少女から逃げる"選択肢B
testb="dexterity"何の能力で判定をするか、この場合は俊敏
successb="逃げようと全力で走っていた筈なのに、まだ泣き声がする。いや、それどころか近づいているような気さえする。無我夢中で走り、ようやくおかしな場所から逃げたが、恐ろしい体験だった。"成功時イベント文
winprizeb="stamina"成功報酬、この場合はスタミナ
winnumberb="-2"マイナス2、別に成功したからといって有利な効果を与えなくてもいい
failureb="震える身体で逃げようとした時、後ろから声をかけられる。「大丈夫ですか?」その声に振り向くと看護師が心配そうにこちらを見ている。あの恐ろしい体験は幻だったのか?"失敗時イベント文
failprizeb="doom"失敗報酬、この場合は破滅値
failnumberb="-1"マイナス1、失敗した時に有利な効果でもいい

あとは完成したものをcustomフォルダ内に置いて、ゲームを起動して適用されていることを確認すれば大丈夫です。キャラ専用イベントの場合はさらにそのキャラ用のフォルダをcustom内につくってそこに入れる感じです。

おわりに

ここまで見て分かったと思いますが、リミッターのようなものがまるでかけられていない為、やろうと思えばほぼ死ぬことはない探索者も、遭遇するだけで確実にレベルアップできてしまうようなイベントも作れます。さじ加減が難しいなと思ったら、ゲーム本編のキャラクターやイベントを参考にしたり、強い要素の代わりにデメリットを凶悪にしたりすると遊んでいて楽しくなると思います。ではよい終末を。

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