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雨女の大敗

なぜ自分だけ雨を受けるのか?

夏の午後は、夕立の遭遇率が高い。

先日、友人から『○時○分、駅に着くよ』のメール。
車で迎えに行かなくてはいけない。
なのに、さっきからカミナリが遠くで鳴っている。
でも、まだ雨は降っていない。
大丈夫、さっさと拾って自宅に戻れば。
「よし。」と迎えに行く用意をはじめるかけ声とともに
読んでいた本をかたづけ、TVを消して、電気を消して、財布と鍵を持った。
その時、大きなカミナリの音とともにザッーと雨が降り出した。
「あぁ、やっぱり間に合わなかったか。」
支度している間に何度もカミナリが鳴って、予想はしていた。
「どうせ私が家を出る頃、雨が降り出すんでしょう」と。
止みそうもない雨に諦めて玄関を出ると、ゲリラ豪雨。
友人を迎えに行く今日に限ってゲリラ豪雨。
玄関出てすぐの車のドアを開けて中に入るまでに右半分がもの凄く濡れた。傘も差したのに。
でも、仕方ないゲリラ豪雨だし。

駅まで車で5分程度の道のりを20分かけて到着。
メールを確認すると、友人から『電車が遅れてる。10分くらい。』
私から『了解』と返信。
待っている間に雨も弱くなって、結局20分遅れで到着した友人は
「途中凄かった。どっか落ちたよカミナリ。」と自分は傘も持たず車に乗り込んで来た。
友人到着5分前には雨もすっかり止んで道路も風で乾き始めていた。

ちなみに、友人は晴れ女。二人の旅行計画に私は口出しをしません。

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