雪が降ると思い出す
今日の東京は午後から雪が降ってます。
ちらちらと粉雪だったのに
今は遠くの景色が見えないくらいに
降り続いています。
こんな時、
家の窓から
雪降る街を眺めていられるなんて、
なんて幸せなことなのかしら
もう20年位たつのかな・・昔話です。
仕事で出かけた雪山のホテルに向かう途中、
北軽井沢と草津の間くらいだったと記憶してる。
突然降ってきた大雪にハンドルを取られ、
動けなくなったことがあったな
山道なので
人どころか車なんて通らない
どうしよう・・・?
あの当時、
携帯の電波もとぎれとぎれで
それに、営業に行く予定のホテルに
お客でもないのに
電話してよいのだろうか・・・なんて
遠慮深い私だった 笑
でも電話しなきゃ死んじゃうでしょ
ドキドキしながら
向かう予定にしていたホテルに電話して
事情を話して
助けを呼んだっけ
ホテルの人が駆けつけてくれて、
車を引っ張り出してくれたことがありました。
帰りは山の下まで除雪車が先導してくれたので、
無事帰ることができたことができたのだわ
雪が降ると、
必ず思い出す光景です。
あの当時は仕事に燃えていたから、
それがつらかったわけでもなく
自分の中では武勇伝みたいになってるだけ
そう、
あれも同じくらいの時だったかも
いや、もう少し若かったかな・・・
出張先の新潟で
街の大通りから少し路地に入った
日本酒の美味しい居酒屋だった
少し遅い時間から、カウンターで飲み始めてた。
「あれ~雪降ってきましたよ」という
店主の声に暖簾越しに外を見ると
雪がちらちら降りはじめてきた
慌てて店を出て
振り返えってみたら、
真っ白な雪の上に二人の足跡だけが
くっきりついていた。
あの景色もしっかり焼き付いている。
なんだかそれは切ない思い出だけど
そんなことを考えてたら
そうだ、京都の夜も雪降ってたな~なんてね
あの時は着物着てたわ
「私ね、60歳過ぎたら着物着て仕事するんだ」って
よくみんなに言っていたけど、
60歳過ぎたけど、
まだまだそんな気にはなれないな・・・
人生、面白いわね
色んな自分がいて
今は、
仕事しながら景色を見てる
一人でね
これも幸せなんだな
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