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ようこそ実力主義の教室へ 一期感想

見ようと思ったきっかけ

今年(2022年)の夏アニメとして2期が放送されるとのことで、見てみて面白そうだと感じたら追いつきたいと思ったから。

※このアニメも見たのは確か8月の後半あたり。推敲が遅くなってしまった。

予告編

本編感想

第一話”悪とは何かー弱さから生ずるすべてのものだ。”
byニーチェ 陰キャコミュ障ボッチの主人公綾小路。原作がラノベだけあって絵にかいたような他人の拒絶っぷりだ。周囲から隔離されて高校生活を送るのはこれはかなりの意図があるとみて間違いないだろう。毎月10万円相当も支給されるなんて羨ましい。この学校のシステムはどうなっているんだかこれから明かされていくのが楽しみ。

第二話”才能を隠すにも卓越した才能がいる。”
byラ・ロシュフコー なぜ生徒会長の妹がゴミと称されたDクラスにいるのか、なんとなく分かった気がする。人間性だ。高い進学率と就職率はダメ人間を排除した結果だと考えると身がよだつ思いである。Sシステムの全貌はいつになったら明らかになるのであろうか。

第三話”人間は取引をする唯一の動物である。骨を交換する犬はいない。”
byアダム・スミス ルールの中で取引を行っているところ策士だな。
グレーゾーンをどうとらえるかは見方によるって感じ。やはり八方美人は裏の顔を持っていたか。かのかりのまみちゃんみたいやんか(笑)こえー。

第四話”他人が事実を隠蔽することに対して、我々は怒るべきではない。なぜなら我々も自身から事実を隠蔽するのであるから。”
byラ・ロシュフコー 一ノ瀬さんってるかちゃんの声やっている人だー
他クラスにもかかわらず首を突っ込んでくるのはここに何があるのか。
暴力事件の真相は明らかになるのか、気になる。

第五話”地獄、それは他人である。”
byジャン=ポール・サルトル Cクラスとの審議会は五分五分に持ち込むことができました。上手くクラスメイトを味方にしましたね。先生が狡猾というか、ずるがしこい感じが伝わるからやり込める所が見たい。

第六話”嘘には二種類ある。過去に関する事実上の嘘と未来に関する権利上の嘘である。”
byジャン=ジャック・ルソー 綾小路は死んだ魚のような目というのが一番似合う人かもしれん。自分の手柄にしないのはどういう意図があるのか気になる。策士、篭絡成功です。

第七話 "無知な友人ほど危険なものはない。賢い敵のほうがよっぽどましだ。
byラ・フォンテーヌ 夏のプール見ていると私も行きたくなっちゃいます。内部告発側にも回れることができる綾小路。立ち回りが意外とうまいのかもしれないと思った。

第八話”汝らここに入るもの一切の望みを捨てよ”
byダンテ 夏休みに豪華客船乗ってバカンス行けるとか羨ましすぎる。久しぶりにダーク櫛田ちゃんみれました。他クラスとの関係性も注意しながらこの先の展開を追っていきたいところ。

第九話”人間は自由の刑に処せられている”
byジャン・ポール・サルトル クラス対抗1週間自給自足生活面白そう。学生の時にやってみたかったな。船に降りる前に有益な景色を見ておけっていうのでヒントをばら撒いていたの、カイジに似たドキドキ感がある。団結して乗り切れるかしら。ポイントの使い方、他クラスの秘密を暴き出す、スポット地の奪い合いなど気になる要素が沢山。楽しみになってきた。

第十話”裏切り者の中で最も危険な裏切り者というのは、すべての人間が己れ自身の内部に隠しているものである”
byキェルケゴール ルールの中なら自由というのを上手く使っている印象。確かに途中リタイアも可能っちゃ可能だもんな。わざわざ隠蔽したのは恩を売るため?どうなるんだ?

第十一話”しかし、概して人々が運命と呼ぶものは、大半が自分の愚行に過ぎない”
byショーペンハウアー 災難続きで大変そう。やっぱり他クラスが邪魔をしてくるあたり、勝負って感じがする。

第十二話”天才とは、狂気よりも一階層分だけ上に住んでいる者のことである。”
byショーペンハウアー 試験結果は意外なものであった。最後に主人公の道具的主義?みたいなのも見れてこれが今の性格と結びついているのかと納得。裏側では策のぶつかり合いが起こっていたのか。面白かった。

全体を通して

学生物アニメ、カイジみたいな感じで策略や読みあい、裏切りなどを楽しめる作品。主人公の綾小路くんの生気のない感じはこちらのパワーを奪われる笑 個々人の内面にも迫っているのが特徴的。一般受けより一部に刺さるタイプのものであるが私は楽しく見れたので良い。★4つ。

ではまた。

遠方


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