テキトーなことを言えるのは強い【ChatGPT】
世の中いろんな人がいる。
自分が何かを問いかけたとき、真剣に5分くらい考えてめちゃくちゃ的確な提案をしてくれる真面目な人間もいれば、
1秒で死ぬほどテキトーなことを答えて流してくるテキトーな人間もいる。
とはいえ今回語りたいのは人間の話ではない。
AIの話だ。
AIの進化は凄まじい。
自分もイラスト作成AIのStable Diffusionをローカル環境に構築してからというもの、いじらない日がない。
もう生成枚数はえげつないことになっていると思う。
本気で電気代が怖い。
そんなAIイラストだが、絵の作成にはプロンプトというものを入力して行う。
笑顔にしたかったら「smile」を入れて、街の風景が欲しかったら「city」を入れて……みたいな感じ。
正直イラストAIを始めたことで、今が人生で一番英語に向き合っていると思う。(単語レベルだけど)
やはり義務教育は大事だったと痛感しまくりの日々だ。
そんな英語力ゼロの自分を助けてくれるのが、翻訳アプリやChatGPT。
そして最初に述べた、真面目な人間とテキトーな人間を混ぜ合わせたような挙動をするのがChatGPTである。
自分の使っているChatGPTは無料版なので、「嘘しかつかねぇなこいつ」と言われていたGPT-3.5なわけだが、それでも問題のない使い方はある。
ChatGPTは「秒速でテキトーなことをわりと詳細に提示してくる」。
この特性とAIイラストを組み合わせると、すごい。
自分がイラストAIから一時期離れていたのは、課金しないとまともに生成を繰り返すことが出来なかったからだ。
「貧乏人には高嶺の花なんだな」と思って離れたわけである。
しかし今や、Stable Diffusion WebUIの環境構築によって生成枚数の制限はなくなった。
貴重なトークンを無駄にしないためにビクビクしながらイラスト生成をしていた過去の自分のような思いは、もうしなくていい。
そうなってくるとあれこれ生成したくなってくる。
しかしそこで起きるのがネタ切れだ。
こればっかりはどうしようもない。
そしてぶっちゃけ、プロンプトを考えるのもそこそこめんどくさい。
そこで出てくるのがChatGPTである。
質問:「ポジティブ少女」という絵の解説をして
そんなタイトルの絵は聞いたこともないわけだが、
ChatGPTにかかれば、無から有を生み出すことなど造作もない。
目の見えない人と一緒に美術館に行って、その人に解説をしながら鑑賞することで、絵と真剣に向き合える……なんて話があったが、それをChatGPTにお願いするわけだ。(これは存在しない絵だけど)
「ポジティブ少女」という絵は、明るく前向きなエネルギーを表現した作品です。この絵は、希望や幸福、成長の象徴として、観る人にポジティブな感情や思考を喚起することを意図して描かれました。
絵の中央には、笑顔で元気いっぱいの少女が描かれています。彼女の表情からは、明るい光を放つような輝きを感じることができます。彼女の目は希望に満ち、自信に満ちています。周囲には鮮やかな色彩の花や自然の要素が取り入れられ、活気と生命力を感じさせます。
背景には明るい空や広がる風景が広がっており、広い世界と可能性への期待を象徴しています。少女の周りにはポジティブなメッセージやキーワードが描かれ、その思考や心の持ち方が幸福感や自己成長につながることを強調しています。
この作品は、ポジティブな心の状態や思考の力が個人や社会に与える影響を表現しています。少女のポジティブなエネルギーや希望は、観る人に勇気や元気を与え、苦難や困難に立ち向かう力を養います。絵の中の少女は、ポジティブな態度と心の持ち方が人生において重要であることを伝える象徴となっています。
「ポジティブ少女」は、観る人に明るさや希望をもたらし、前向きな思考を促す作品です。そのエネルギーとメッセージは、心の豊かさと幸福を追求する人々にとって、励ましとなることでしょう。
存在しないものに対して一瞬でこんな論評を出してくるんだからもう勝てる気がしない。
で、これを英訳してプロンプトに入れる。(最初から英語出力でもOK)
これを出力したものがこちら。
時折首を長くしてくるが、なんだか凄いポジティブそうな少女の絵がいっぱい出来た。なんだか花が舞っていたりで背景も凝っている。
これを自分でプロンプトを打ち込んでいたら最高にだるそうだが、ChatGPTはこれを生み出す言葉を秒で出してきたわけだ。
ちなみにテキトーにも程があるが、「positive,girl」で出力するとこうなる。↓
実際にはこんな2ワードで出力するような人は居ないと思うが、AIを使うにはちゃんと指示をしなければならないのがわかると思う。(上記画像はネガティブプロンプトは普通に使っている)
だが正直、このChatGPTが吐き出した文章はプロンプトの正しい記載法に則っているわけではない。
なので本気で生成している人には向かないだろうけれど、新しい単語との出会いもあるだろうし、ネタ切れの際は試してみてはどうだろうか。
(まあ、そのネタ自体を生むことすら可能なのがChatGPTの恐ろしいところなのだが…)
そんなわけで新しいPC(というかGPU)が欲しくなっている今日このごろ。
色々言われているAIイラスト界隈だが、実際使ってみるとプロのイラストレーターだったら相当な活用が出来るのは素人でも想像がつく。
目と手を修正する能力があるだけでも別世界に行けそうだ。
自分もまさかの5年以上ぶりにCLIP STUDIO PAINTを起動してちょっとだけ修正したりしているが、今更ながらに「これあればPhotoshopいらなくね?」と気づいたりして毎日が楽しい。(操作がほぼ同じだった)
……とか思ってたらPhotoshopの方はAI活用を強く押し出してきたし、まだまだAdobeの天下は崩れないのかもしれない。
どこもかしこもAI活用に乗り遅れないように必死である。
まとめると、AIはすごいということで。
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