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GTP-4が話題の中、Alexaを想う

GPT-4がいつの間にか開始されていた。

いやいや、展開が早すぎる

来年辺りに次のバージョンが出るのかな〜」くらいのスピード感だと思ってたが、そんなもんではないらしい。

本当にAI界隈は今までとは別次元のスピード感を感じる。


GPT4はトークンがどうのこうので、なんかすごい進化を遂げているらしい。

実はBingにはもう前から実装されていたようなのだが、なんだか色々あって同じGPT-4でもBingとChatGPTでは違うようだ。

まあそこらへんのことは専門家にまかせるとして……



自分はたまにChatGPTを使ってあれこれ質問を投げかけている。

そしてその度に虚言を吐かれ、「またこいつはわけのわからんことを…」とうんざりしていた。

そのあまりのテキトーさに、「わからない事はわからんって言って!!」なんて感想を抱いたことは一度や二度ではない。

なにせChatGPTが回答を出してきても、それが正しいかをまた調べ直す手間がかかるわけで、時間短縮でもなんでもないからだ。

しかしなんでそんな酷い回答しか返ってこないのに質問してしまうのだろうかといえば、一応回答が返ってくるからなのかもしれない。


何かを聞いて、「わかりません」だけを返されるのは辛い。

そんなことが10回20回と繰り返されると、

もうその人には答えが返ってきそうなことしか質問しなくなるものだ。


そう、それが今のAlexaである。


Amazon Alexa

AlexaはAmazonが提供するAI音声認識サービスだ。

音声で呼びかけることで、様々なことを実行できる。

自分の場合は部屋の各所にAlexa端末が設置されており、寝るときにライトの一斉消灯をするときは、使う度に最高だなと思う。


しかし、この2年間で使ってきた機能は、9割がこのライト操作だ。

他にはたまに天気を聞いたりするが、すんごいアバウトなので結局ウェザーニュースアプリを開いて雲の動きを確認する。二度手間だ。

リマインダーも、音声入力では正直厳しいので、スマホのカレンダーアプリなどを使うほうが早い。

タイマーは便利といえば便利だが、そのAlexa端末の近くを離れたらアラーム音が聞こえないし停止できないので、スマートウォッチを使ったほうが良い。

AlexaはGoogleアシスタントやSiriなどのように、あれこれ質問をして答えさせることも可能だが、質問に答えてくれる割合がかなり低いように感じる。わかりません。ごめんなさい」をかなりの回数聞いてきた。

わからないことをわからないと言ってくれるのは助かるはずなのだが、やはりここまで繰り返されると「聞いた時間が無駄だったな…」という経験があまりにも積み上がりすぎるのだ。

さらには自分の質問に対して、「Amazonミュージックから、○○を再生します」という勝手に音楽をかけ始める挙動が何度もあったのも痛い。

これは「Alexa、音楽を止めて」という指令を出さなければならなくなるので、答えてくれないわ余計な手間がかかるわで、印象が最悪なのだ。

さらには何かを頼んだ際に、追加で出来ることを喋りだすことがあるのだが、これがまた不必要すぎる。

自分「Alexa、3分のタイマーをお願い」

Alexa「はい。ところで、タイマーの音量を変更できます!!

いや、使い始めて3年目の自分にそれ言う……?

もちろんこんな提案は無視すれば済む話ではある。

しかし稀に「お、これは面白そう!」というようなものがあり、その命令をAlexaに対して音声入力すると……まさかの返答がない

最上級の時間の無駄と滑稽さである。


そして自分は、Alexaにあれこれ聞くのをやめた……。



ChatGPTは凄い。

noteで松戸市博物館の記事を見て興味が湧き、どうやって行くんだろうと気になった際に試しに聞いてみたところ、ちゃんと答えてくれた。

(GPT-3.5です)

ちなみにこれと同じ質問をAlexaにしても「わかりません」で終わりだ。

問題は本当にこれが合ってるのかが自分にはわからないので、結局乗り換えアプリを使うのが目に見えていることだけども。


カイフー・リーの小説、AI2041では、子供一人一人に個別のAIアシスタントを持たせて教育者やパートナーとして用いる世界が描かれているが、こういう未来はもう確実に来るだろう。

現状でも、自分の好きなモデルにChatGPTの回答を喋らせる人が出てきた。

こういうものが作られるのはこれが初めてというわけではなく、過去にも初音ミクを使った似たようなものはあった。

しかしChatGPTを使えるようになったことで、この分野の発展がかなり現実味を帯びてきた気がする。

AIが入ったパートナー的なものの需要は絶対にあるのだ。

例えば現在、ソニーのロボット犬であるaiboは、本体価格に合わせてサブスク契約が必須の商品として販売している。

サブスクの理由としては、個人ごとのデータを保存し、aiboの行動に反映させたり保証のときに使うためらしい。

aibo(本体22万)
(……高くね?)


もしaiboのように個人に特化したAIパートナー的なものがサブスクで出てきたら、なんだか将来孤独になってそうな自分は普通に契約してそうだ。

老後の孤独が叫ばれる昨今、意外に技術の進歩でどうにかなってしまう可能性はあるのでは……?

いやでもこれが進化したら、更に少子化まっしぐらなような気も……



なんだか話がそれてきたが、こうしてみるとAmazonがAlexa部門を縮小したのは正解だったのかもしれない。

とはいえ、AmazonはスペースXのStarlinkのような衛星通信サービスである『Kuiper』を開発中で、2024年の後半には使えるようにするという話もある。

「100Mbpsのモデル」なら、卓上で済むとか

こんなふうにAmazonは挑戦していく企業なので、もしかしたらAlexaも超進化を遂げる可能性は残されているのかもしれない。

どんどん便利になっていく世界にワクワクだ。


(もはや技術の内容を理解できてないけど…)


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