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元夫の話 食事編

画像は、白身魚の西京焼きのお皿に、元夫がチョコクロワッサンを入れた写真です。

世の中には本当に色々な人がいますよね。ちょっと変わった人はどこにでもいます。
博打のように勢いだけで結婚した私の元夫は、同じ日本人、同じ関西の同年代でしたが、宇宙人並に理解出来ない人でした。

今回は食について書いてみようと思います。

結婚相手の食の好みは割と重要と思われますか?
私は特に考えていませんでした。
元夫は食にこだわりがなく、何でも文句を言わずに食べるし、料理する側としては楽かもと甘くみていました。が、すぐに料理することが苦痛になりました。何故なら彼が鈍感過ぎたからでした。

カニカマ

手を抜きたかった時に簡単なカニカマを使った卵料理を作ったら、いつも黙って食べるだけなのに珍しく「美味しい」と言ってきました。ああカニカマが好きだったんだなと思っていたら、その後「料亭の味みたい」と。
料亭で偽物のカニは出てこないし、そもそも彼の生活で料亭へ行くことは皆無です。
彼の大好物はお好み焼き等濃い味のもので、料亭に出てきそうな繊細な出汁の味なぞ彼からは一番遠いものでした。

魚とチョコクロ

ある日、友達が遊びに来て、サンマルクカフェのチョコクロワッサンを「旦那さんにもどうぞ」と沢山持って来てくれました。

友達が帰った後、仕事から帰ってきた彼に話すと、箱からチョコクロを1つ出し、夕食に用意していた白身魚の西京焼きのお皿に、カレーライスと福神漬けみたいに当たり前に横に置いて、食べ始めました。
チョコが入った甘いクロワッサンと西京焼き。
何故、別のお皿に置かないのか?
そもそも夕食後に、箱から出して食べれば良いのでは?突っ込みたくなり、何か言ったと思います。反応はありませんでした。

丼ぶり

また別の日に、中華丼と卵焼きを作り置いておきました。
いつもより綺麗に卵焼きが出来たので、少し嬉しくなりお皿に盛り付けたのを覚えています。
すると、彼は中華丼の上に卵焼きを移して、彼の部屋に持っていきました。多分一つのどんぶり茶碗だけの方が運ぶのに楽だったからでしょう。
見た目どころか、味が混ざるよ、、と私が思った時には既に食べ始めていた彼でした。

ファミレス

ファミリーレストランに行った時もありました。ドリンクバーを頼み、料理が来る前に飲み物を入れて戻ってきたら、野菜ジュースとココアが同時に並んでいました。それを交互に飲む彼。口の中はスッキリとした甘さと、まったりとした甘さ。気持ち悪くはないのか?
そして、食後も何回も飲み物を運んできました。「飲み放題なら沢山飲まないと損」みたいな考え方なのは前から知っていたし(それもせこい)、好きに飲めばいいんでしょうけど、一杯がなくなってから飲めばいいのに、と思う私でした。

結婚してわかったこと

私は結婚するまでは料理が好きだと思っていました。
でも上手な訳でもなく、自信もなかったので、料理が得意な男性で岩塩とか揃えているような人や、見た目を気にしたり晩御飯に何品必要だとか言うような旦那様は嫌だなと思っていて、
何でも食べるような人、料理も出来ない人の方が楽かなと結婚しましたが、完全に勘違いをしていたと分かりました。

私は自分が食べたいものを好きな時に作るのが好きだっただけで、毎食作る義務になると面倒で、決して料理好きではなかったのです。
何より男も料理できた方がいい!と今は強く思います。

これから結婚する人には、そこそこ料理ができ、後片付けも嫌がらずできる人、大食いじゃない人を勧めたいと思います。

本当は一番良いのは、そんな事どうでもよい程に、何でもしてあげたいと思える一生惚れ抜く人でしょうけど。




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