健康経営とは?健康経営のメリットをご紹介
最初に:この記事でお伝えすること
最近、よく耳にする健康経営という言葉。
従業員が働きやすくなる環境を作るだとか、会社の業績がなんとくなく伸びそうと言うニュアンスで言葉を解釈している人も多いのではないでしょうか?
このノートでは最初にそもそも健康経営とはと言う前提をお伝えした後に、その具体的なメリットをお伝えします。
1.そもそも健康経営とは
健康経営とは、経営者が従業員の健康管理を経営的な視点から考え、戦略的に従業員の健康づくりを実践することを指します。
つまり、従業員の健康管理をコストとして考えるのではなく、経営者が従業員の健康づくりを長期的なビジョンに基づき実践することで、業績を拡大していくという考えが健康経営のポイントです。
もちろん、部活動や特別な休暇(誕生日休暇など)など福利厚生を整えることも健康経営の一環ではありますが、これはあくまで健康経営の一部であり、健康経営を理解して実践している状態とは言えないと個人的には考えています。
2.健康経営のメリット
健康経営の1番のメリットはうまく実践すれば会社の業績が向上することにあります。
ではなぜ、健康経営を実践することで業績が向上すると言われているのでしょうか?
人軸(従業員サイド)と企業のブランド軸という観点から健康経営を実践した際のメリットをかんたんにお伝えできればと思います。
①人軸(従業員サイド)からみた健康経営を実践した際のメリット
健康経営を進めることで、従業員の労働生産性が改善します。
労働生産性という点で抑えておきたいポイント(指標)として、プレゼンティーイズム(何かしらの病気や病症を抱えながら仕事をしている状態)とアブセンティーイズム(病気や怪我などによって休業する状態)があるかと思います。
昨今、多くの企業で問題視されているのは、従業員に前者(プレゼンティーイズム)の数が多いほど企業の損失につながっているということです。
健康経営を実践して継続的に会社をより成長をさせていくポイントはプレゼンティーイズムに陥っている従業員に目を向けてケアを行なっていくことが一つ鍵になってくると考えています。
プレゼンティーイズムに陥っている従業員の健康情報を可視化して、適切な方法やタイミングでアプローチしていくことで、働く環境は改善されていき、労働生産性が改善することはもちろんのこと離職率の改善にも寄与するのではないでしょうか。
これが人軸(従業員サイド)で見た健康経営を実践した際の大きなメリットだと感じます。
②企業のブランド軸という観点から健康経営を実践した際のメリット
健康経営を実践すると企業のブランド力の強化にもつながります。
健康経営を実践している企業に経済産業省から顕彰制度が設けられており、事業規模別に健康経営優良銘柄と健康経営優良法人という認定が毎年されています。
両者には事業規模別物で取得できる基準が設けられており、毎年基準も更新されるので取得を目指すことが決定した際は併せて確認することをオススメします。
健康経営メリットのまとめ
かんたんに健康経営のメリットをまとめると、企業のブランディングや従業員のエンゲージメントの向上に寄与すると言うことになるのではないでしょうか?
またこの両輪が成っていると、昨今激化する採用市場でも優位に立てるとも感じています。
余談にはなりますが、私の知人の会社もシステム系の会社で健康経営優良法人の取得を継続しております。
健康経営優良法人の取得後、特に新卒採用の面でポジティブな変化があったようです。
新卒採用の内定辞退が課題であった知人の会社では健康経営優良法人の取得後、学生の求職者が親を説得する材料として使ったことで、親からの評価も上がり内定承諾につながったと言う話を聞いたことがあります。
健康経営優良法人が内定承諾率向上の直接的な要因とは言い切れませんが、知人の会社は健康経営優良法人を取得して新卒/中途の内定承諾率は肌感として向上とした話していたので、健康経営優良法人の取得はやはり採用ブランディングをする一つの施策としては効果的なのかもしれませんね。
健康経営を始めたいけど進め方が分からない人事や経営者の方へ
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
今回は健康経営の表層のメリットの部分をお話しさせていただきましたが、メリットは分かれど健康経営の推進の仕方がわからない方も多いのではないでしょうか?
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