見出し画像

分析プロジェクトに携わって思うこと

最近は、自社配信のメルマガ作ったり、リードの獲得のための
分析をやらせていたただいています。

今回は後者である、分析業務について書かせていただこうと思います。
記載させていただいてる内容は分析駆け出し人の理想論であり、意気込みです。

1.分析プロジェクトの設立背景を考える

分析プロジェクトが設立された背景として、
部分最適の成果の集合で全体目標の達成が今後困難な状況に陥る可能性が高いから。これに尽きると感じています。

シリーズが進み拡大期に入ったスタートアップでは、
投資家から尻をたたかれ、桁が1つ違うのでは?と疑いたくなるような目標が降りてくることしかありません。

黎明期は根性と担当領域のスキルが常識離れしたスーパーマンが数人で引っ張ることで目標は達成できます。

しかし、シリーズが進み数人のスーパーマンでも目標達成が厳しくなると、必然的に採用が強化され、目標達成ためにいくつかのプロジェクトが立ち上がり、プロジェクト単位で目標を追うことになるのは言うまでもありません。

この細分化されたプロジェクトに横軸を通して俯瞰して軌道修正を繰り返すことで効率的に目標達成を全体最適で行う。これが分析プロジェクトの醍醐味だと思います。


2.分析プロジェクトの3つの役割

分析プロジェクトというのは例えるなら航海士だと言っても良いのではないでしょうか。
ここでは航海士というキーワードと結びつけて分析プロジェクトの3つの役割をお伝えします。

▼プロジェクトチームの3つの役割
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
1.常に沈没を考えて施策を準備する
2.戦いに優先順位をつけて効率よくキングを取る
3.船員の暴走を止める
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

1.常に沈没を考えて施策を準備する
船員に自信を持って航路を進んでもらうためには、
航海士はあらゆるリスクを考えて気を配る必要があります。

次の海路で氷山が多くあるのであれば、予め氷の硬さや、どういった造りの船が過去沈没しているのかを調べ、対策を練る。こういったことは必須でしょう。

分析プロジェクトでも同じことが言えます。
現在から少なくとも半年先に起こりうる最悪な自体に備えて、
回避策を考え、船員に快適に航海してもらえる環境作りをする。

それ故に、過去のデータを分析して傾向を読み解いたり、
他社の失敗事例などを見たり聞いたりするのは分析プロジェクトに最低限求められると考えています。

データと近い位置にいるからこそ、分析プロジェクトを担当する以上は常に最悪の未来を想定して、それを回避するたの施策を複数もっておく必要があると感じます。


2.戦いに優先順位をつけて効率よくキングを取る
「いきなりキングは取れないだろうよぃ」
ワンピースの頂上戦争でマルコが放った名言です。

私はこのセリフを読み返したとき、脳内でこう変換されました
「いきなりその目標の達成は無理だろうよぃ」

スタートアップでは100%の頑張りでは到底達成できない目標が敷かれます。
これを199%の根性と1%の理性で打破していくのですが、この理性1%の精度がズレた時、199%の根性がムダになります(ムダな根性の中にも学びはあるというのはこの際なしにします。)

期初、この1%の理性の精度を上げるため各々のプロジェクトリーダーが知恵を振り絞り、どうにか目標達成の算段をたてるわけです。

しかし、どうしてもプロジェクト目標の達成によりがちな
プロジェクトリーダーは施策の優先順位をプロジェクト目標達成をベースに施策の優先順位を引いてしまいがちではないでしょうか?(私もその一人です)

この敷かれた優先順位を四半期、半期先の達成目標と照らし合わせたときの妥当性を分析プロジェクトでは精査する必要があるように感じています。

つまり、施策の優先順位が部分最適になっていた場合は、データを基に全体最適に書き換え、キングを取れるような状態にチームをレベルアップさせていくことが、求めれる2つ目の役割だと考えます。


3.船員の暴走を止める

失敗の目を摘み施策の優先順位を正しくつけたとて、やはり、
期が進むにつれ優先順位が変化していくことなんていうのはザラにあります。

しかし、プロジェクトリーダーや施策の担当者は膨大な作業に追われ優先順位を見直す機会は少なくなってきます。
さらに、プロジェクト目標の進捗が芳しくないと、プロジェクト目標の達成に焦点を当てだし、部分最適の動きをしていくことがあるかと思います。

この部分最適化していく動きを見極め、再度全体最適の航路にもどす。

これが分析プロジェクトの3つめの役割だと感じています。


3.まずは水先星島までチームで辿り着く

ここまで偉そうな事を語ってきましたが、私自身、2月から分析業務に始めて携わらせていただいている身です。

絶賛、統計学や、ややこしい計算式、データの加工の考え方などを学ばせていただいています。
なので特段なにかデータ分析で成果をあげたというわけではなく、半年先には立派な航海士になれるように努力していきたいと考えている所存です。

冒頭でも申し上げましたが、あくまでこれは理想論と個人の見解です。

とりあえずは、データというログポースを読み解きながら、上場という水先星島までいってチームでたどり着ければなと思っています。

とこどころでワンピースネタを挟んでおりますが、気になる方はぜひご覧ください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?