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オリジナルサーヴァントデータ作成のススメ/鯖鱒wiki

まず「オリジナルサーヴァント」について

鯖鱒wikiではなじみのある言葉です。
――なぜなら鯖鱒wikiとは「オリジナルサーヴァント」を主体に集めたwikiですから。

私の最初の記事では語りませんでしたが、その定義について。
「公式Fateシリーズでの『サーヴァント』の設定を踏襲しつつ、『どこか違う』データ」のことだと私は考えます。

たとえ真名・設定がほぼ同じサーヴァントでも、公式データとの違いがあれば、それは広義の「オリジナルサーヴァント」と言って差し支えないでしょう。

つまりはデータ制作者からの「アイデア(オリジナル要素)」です。
個人的には、データの美しさや優劣はほかと競っていくものでもありませんが、それでも「そのデータ単体」として評価できる点はあります。
アイデアの独創性、ネーミングセンス、「美しい」解釈、既存の設定や元ネタにした人物や歴史へのリスペクト、能力のバランス、コンセプトや人物像。
評価できる点が多いからこそ、オリジナルサーヴァントのデータ作りは奥が深いのだと私は思います。

本題:データ作りについて

まずデータを作るためには、鯖鱒wikiのサーヴァントテンプレのページを開きましょう。

サーヴァントテンプレ

……長くね?

そう、サーヴァントテンプレは長いのです。

なぜかというと、サーヴァントデータは「データを使う人にとって過不足ない状態で完成している必要がある」(少なくともそういう建前)があるからです。

テンプレを項目別に考えてみる

――まあしかし、待ってください。

よく見てみると【来歴】より上。
これだけがサーヴァントの「数値化されたデータ」本体です。
【来歴】より下はサーヴァントのデータについての補足にすぎません。

極論【来歴】から下は埋めなくても、オリジナルサーヴァントのデータとしては80%は完成されているようなもの。

上から見ていきますと、≪クラス≫、【真名】はみなさんFateシリーズを知っているのであれば見慣れたものだと思います。

【属性】も、「秩序・中立・混沌」、「善・中庸・悪」を基本とした「秩序・善」とか「混沌・悪」とか書くアレです。

【筋力】~【宝具】も、E~Aランクを基本に+がついたり-がついたりはたまたEXだったりするやつ。

サーヴァントが属するクラスにあわせて保有する【クラススキル】、そのサーヴァントが独自に持つ【保有スキル】も見慣れたものだと思います。

【宝具】だって、Fateシリーズを知っていればそれが何なのかわからない方もいないでしょう。

【Weapon】は少し見慣れないかもしれませんが、サーヴァントが現界する際に持ち込む「もちもの」のことを特筆する項目です。

……「飛ばした項目がある」? 「AAってなに」?

あえて後回しにしておきました。
そこについて解説しましょう。

サーヴァントに設定するAA

AAとは、ずばり「アスキーアート」のことです。文字や記号を組み合わせて「絵」を作る、あれです。
なぜAAがオリジナルサーヴァントに設定される必要があるのか。
それは、「やる夫スレ」形式(AAを使って作る物語)の作品が、鯖鱒wikiでは主流だからです。
また、そのキャラの外見や性格を文章として書き連ねずに、わかりやすく把握してもらうためでもあると私は考えています。

たとえばですが鯖鱒wikiのオリジナルサーヴァントの猪八戒のAAはやる夫です。

猪八戒

このAA(キャラ)を制作者の方が選定した理由は、客観的にも分析しやすいです。
「知名度が高いキャラ」、「愛嬌がある」、「三枚目」、「やる夫の外見が豚(猪八戒)のように見えなくもない」、「AAの種類が多い」など。
これらの要素は猪八戒の現代における認識ともリンクしており、「オリジナルサーヴァントとしての猪八戒(の姿)」として昇華されています

このようにAAはオリジナルサーヴァントをたんなる「データ」ではなく「キャラクター」として認識するとき、大きく印象に残りやすいです。

AA選びはかなり重要なのですが、そのときに問題として待ち受けるものがあります。

AA、どれを選べばいいのかわからない

「AA以外はうまく設定できたけれどAAが永遠に決まらない」という声すら聞いたことがあります。
それだけAAを選びは苦労する問題です。

AAを探すのにはAAhubというサイトがおすすめですが、見ればわかりますが収録されているその数は膨大。
この中から、あるいはこの中にないこともある、「作ったオリジナルサーヴァントのデータにあったAA(キャラ)」を探さなければならないのです。

なので私からの提案ですが、逆に考えてほしいのです。
「AAは思いつかなければ設定しなくたっていいさ」と。

AA選びに時間を費やし、いつまでたってもデータが鯖鱒wikiに登録されないより、私は不完全でも登録されることを望みます。
ほかの項目についても言えることですが、「欠落があっても、そこはあとからなんとかしよう」。
そんな精神で登録してもらえると、個人的には嬉しいです。

長くなったので続きは次回に回します

【来歴】以降の項目について、ここまでが長くなってしまったので次回の記事で書いて行こうと思います。
また、ここまででわからないことがあればぜひ、コメントなどしてください。
気がつけば何かしらできると思います。

そのチャレンジ精神に敬意を。

それでは。

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