私のこと


私は臆病だ。臆病で、気にしいで、見栄をはる。それでいて人に嫌われたくないと思っている。

中学生の時。あることがきっかけで、大勢の人から話してもらえなくなった。それまでは、何も気にせず臆せずすっきりとした人だった(と思う)。何かきっかけはあるもの。ただその一回のことだが今でも何か起こるたびに嫌われたのではないか、嫌がられているのではないかとずぶずぶと沼にはまるように思考が堂々巡りしてしまう。

気にしがちだということも、うつ症状があるということも大学生になってから気づいた。いわば、その段階に行くまでは気づかなかったのだ。私が一体何をしたいのか、何が得意で何が今生きている社会のために役立っていて役立っていないのか。たくさんの失敗や後悔を乗り越えてここまでたどり着いたのだと思う。間違っているとか間違っていないとかは私には関係がないし、それでいて私自身の問題である。ほっといてくれ。

ただ、今まで通り気にしいは続くし、今のままだと思う。それが長所であり短所。

でも、昔のような私には戻れない。

昔の私を無意識に捨て去った私は今も生きている。なんどもいなくなろうと思った。それはもう何度も。でも私が生きている世界はここだけじゃない。私を受け入れてくれる友達や、恋人・家族はいる。失いたくない。

彼ら彼女は私が誘導しているわけでもなく、長い間を過ごしてきた家族とはまた違う。でも全てをひっくるめて愛しているのだ。全てを。

しかしその愛は時には武器になってしまう。重りになってしまいかねない。その武器を、いかに軽く相手に負担をかけないようにと考えては、空回りしてしまう。だって私は考えてしまう。なんでもやってしまう。

なんでもなんでもなんでもなんでもなんでも。

この文章は、私が今思ったことをつらつらと書いているだけだ。この重すぎる私自身を、どうか少しだけ知ってほしい。理解なんていらないのかもしれないけど。



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