進路について考えを整理してみる

どうでも良いけど、このノートを書き始める時、何も書いていない白紙状態の画面(他のプラットフォームだったら「文章を入力してください」とか出てくるところ)に「お体にお気をつけください」と表示されていた。4:34に書いているからかな。

今に至るまでのここ数年の状況

いま自分は就活をしていない。単純に2/12のブラアカ定演と3/2のオケラボ旗揚げ公演まで頑張ろうと決めていて意図的にそこで燃え尽きたので、そのあとお金を稼ぐことと学業と心を癒すための行動以外なにもしていないという状態である。就職しないぞ!って決めているわけではなくて、いま就活をしてこのまま何と無く少しずつ忙しくて心がずっと潤わないまま社会に出てもすぐに潰れるだけだろうなと感じるからである。

2022年にブラアカでずっと憧れてきた指揮をはじめ、最初はコンクール強豪校の顧問の真似事から始めたけど、大井先生がブラアカにきてブラアカからこれまで聞いたことのないような音楽が出てきたとき、アマチュアでも真摯にまっすぐ楽譜と音楽に向き合うことが一番の近道であり、それが可能であることを思い知らされた。もしかしたらプロの指揮者になれるんじゃないかと憧れ始め、その年の定演に人生の全てを賭けてみて、それで満足しなかったら音楽に人生を捧げる道を選んでみようと思った。そして全力を捧げて、これまでにないすごい演奏にはなったけど満足はしなかった。しかし、自分のキャパは熱量で隠されていて気付かないうちに潰されており、春休みはイベントづくしで忙しくてそれを回復できないまま2023年度に突入し、受験準備(と言ってもちょっとしたソルフェージュと和声を月2回習いに行く程度だったが)と大学とサークルで一切心が回復できずなにに取り組むにも脳が曇ってて活性化エネルギーを大量に必要とする状態になっていった。

この頃はブラアカの楽譜を開くのがなぜか億劫になっていた。調べても調べてもわからないことが出てくるのが嫌だったのかな、それに加えて自分の中のエネルギーがもう全部なくなっててわからないことを探求しようということができなくなってた。そのわかってないのに突き詰めていない自分も嫌だったんだと思う。先輩の家で飲み会をした時になにで忙しいの?1日中楽譜を読んでいるの?と聞かれてもう全然読んでないですよーと大好きな後輩がいる前でこぼしちゃったのをすごく後悔しているけど、その時は本当にそういう状態だった。なにをしているわけでもない。でもずっと頭と心がいっぱいいっぱい。LINEを見るのも怖い、teamsの情報もなにも追えてない、大学にも行けてない、レッスンの準備もできてない、なにもできない状態で4-7月がすぎて行ったと記憶している。コンクール直前だけは本番前の馬鹿力が働いてある程度頑張れていたけれど、でも前年ほど夢中になれてはいなくて、立場に与えられた仕事の最低限を達成することに必死だった。

この頃から自分の音楽に対する思いをまっすぐ伝えることへの怖さも出てきた。2022年度はあまり指揮者としてのみられ方というものに敏感でもなく、小学生の頃から貯めてきたなんとなくの音楽へのイメージや新しく得ていく知識をためらいなく(とても偉そうな方法で)伝えていた。それは未熟だったけど多分今よりも自信に満ち溢れていて結果だけを見れば良い仕事をしていたと思う。2023年度、特にコンクール期に入ってからの自分は、本当に思っていることみたいなものが枯れてしまっていて、でもそれを突き詰めるエネルギーもなく、客観的に絶対正しいと言えることだけを言うことで凌いでしまっていたと感じている。生で楽譜を読んだり音源を聞いたりした感触をなくしてしまっていた。

なぜ自分が大学がこんなにいやなのかはわからないが多分人間関係だろうと思う。いや誰とも関係を持ってないだろって感じだけど、とにかく常にどう見られているかどう思われているかが気になっちゃって居づらい。教室でどの席に座ったら良いのかもわからないし、空気が澱んでるのとか嫌すぎて教授の冗談に笑ったりニッコリしたりしちゃうし(嘘ではないけど、意識して僕はあなたの話をしっかり聞いてますよと言うことを示そうとしちゃう)、それをやらない教室の他の人に腹を立てたり、テーブルにある水分キモイなって思ったり、めちゃくちゃトイレに行きたくても授業中ですみません前通してくださいって言うのが無理で30分ぐらい漏らしちゃうんじゃないかと不安になりながら耐えたり。最後の方人間関係関係ないか....…

とにかく大学にいると自分の知らない心中計り知れない人間がたくさんいて無理になってしまう。授業も面白いし、図書館で学術書を読むのも大好きだけど苦しくなってしまう。

2023年度下半期からはオケラボも始まり、ますます自分の音楽への自信をなくしていった。オケに対する知識もないし、いわゆるオケマンの常識みたいなものを知らないと思い込みすぎていてとにかく自分の言葉に説得力がない感触がして、説得力がない感触がある状態でしゃべった言葉は実際に説得力を失い、演奏者からの信頼がどんどん落ちていくのを肌で感じ、より自分の言葉への自信を失くすサイクルに入った。

同時にブラアカではしばらく指揮をする機会がなくなった。演奏者として乗っていると、指揮者のみられ方に対する感度がどんどん高まる。そうすると自分が振っている時の振る舞いにもますます過敏になってどんどん思っていることを表現したり言えなかったりしていき、さらには耳に音楽が入ってこないという状態になった。

大学受験の時のセンター試験一ヶ月前あたりからうまく寝れなかったり寝れたりが続いていたが、ゴルフ部生活でそれは戻り怠惰以外の理由ではあんまりそういうことがなかったが、2023年度に入ってからは寝たくても寝れないことが常になった。4-5時場合によっては7時まで寝れず13-15時までぶっ倒れてみたいな生活リズムで、一見昼夜逆転してるだけに見えるかもしれないが、これは疲労度合いに関係なくこう言うリズムになってしまった。試しに頑張って1日徹夜しても徹夜した先でまた4-5時まで眠れなかったりする(結果的に35時間とか起きることになる)

9月からは1月まで1日も休日がなく、家でもぶっ倒れてるわけにはいかずずっとなにかしら頭脳労働があるから頭をクリアにしておかなきゃいけない状況にあったのでこんな状態ではなにも回らなくなった。病院で薬を貰い、なんとか毎晩薬を飲んで2-3時には就寝できるようにして、やり過ごした。

12月からはオケラボはあと残り3回の練習で一旦休憩に入るからここで頑張ろう、ブラアカもまた指揮が始まって最後に定演だから走り切ろう、みたいな感じで色々なものの終わりが見えてきたことによって9-11月よりは物事に身が入るようになっていった。もちろんまだ楽譜を開くのが怖い、調べるエネルギーもないという状態は続いたが、なんとか歯を食いしばって最低限の準備をしていける状態になった。ここからは2022年度みたいに「事務仕事全把握」「音楽面でも一切の予断なし」という状態にはできなかったが、重たい鎖に足を取られながらもちょっとずつは前進することはできているみたいな状態で3月までの本番を終え、僕の人生はひと段落した。

今の状態

この一年間の後遺症としてLINEを見たり、何か自発的に進めることはまだできない。ストレスもだいぶ減り、三月半ばに朝が早い引越しバイトをやって、生活リズムは三月の間かなり整っていたが、学校が始まった初日は起きたらもう13:00でそこから立ち直れていなくていまだ。学校に行くのは怖いけど、授業は楽しい。同期の卒業を目の当たりにして卒業したい気持ちにはなった。でも就活はしてないのでとりあえず院進をしようみたいな気持ちである。

本当はこの先のことを整理しようと思っていたけど過去の整理をしてたら書く気が失せてしまったので今日はここまで。また自分の中で整理する必要が出てくると思うので多分続編が出ます。だれも期待してはいないと思うけど、ひとに読んでもらうと思って書くとすごく自分のモヤモヤが晴れる感じがして必要なことなのでお目汚しですが。

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