見出し画像

投資と詐欺商材

インターネットでのビジネスが普及するのに伴って、SNSで詐欺的な情報商材や投資案件を多く見かける。「ワンクリックで○〇万円稼げる!」、「人工知能でFXを自動化すれば、放たらかしで毎月〇〇万円」、「上場前に、〇〇コインを購入すれば、1000倍に上がるので買わないほうが頭おかしい」、「海外の投資先に預ければ、月利40%」などと視聴者の購買意欲を誘って購入させる。そして、その多くはポンジスキームであることが多い。ポンジスキームとは、出資者の資金を運用して、その利益を配当金として還元すると謳って、実際は運用せずに新規の出資者のお金を配当金と偽って渡すことで、あたかも資産運用の利益を出資者に渡しているかのようにみせる詐欺行為である。海外のFXの証券口座なども、同様の手口で資金を集めて、いつの間にか口座が消えて勧誘者が偽名で消えてしまうので、行方がわからなくなってしまう。2チャンネル開設者のひろゆき氏も「日本の不都合な現実」(きずな出版)で、「世の中にはバカを騙して儲けるビジネスがたくさんある」と警鐘を鳴らしています。

そして販売者の多くは海外に住んでいるので、訴えても日本の法律が海外では成立しないことが多いので、今でもこういった案件は無くならない。そして購入者の多くは泣き寝入りしてしまうことになる。

「投資は #自己責任」と言えば聞こえがいいが、サラリーマンが100万円を稼ぐのにどれだけの時間と労力が必要なのかと考えると本当に許せない気持ちになる。しかも、私はまだマシな方で、数千万つぎ込んだという人もいたのを覚えています。その方が現在どうなっているかは知るよしもないが、膨大な借金を抱えてしまったことは間違いない。こういった案件が、もし本当に事実であるのならば、多くのサラリーマンは仕事をやめていることでしょう。例えば、普通口座で毎月1万円ずつ積み立てても10年で120万円は貯金できます。詐欺的な人物は「これで人生を一発大逆転しよう」と人の心の隙間に付け込んで誘ってきますが、そんな雲をつかむような情報よりも地道な生き方を受け入れることが大切なのかもしれません。お金の運用は人任せにせずに、しっかりと正しい知識を身につけておきたいものです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?