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話題探して振り返る遊戯王

どうもTetsuです!

 遊戯王の記事、つまりは話題をどうやって作ったらよいのか。週一の投稿を心がけると、そういった自問自答が増えます。度々引き合いに出す古き時代の話。昔なら良かったかと問えば疑問符が浮かぶことも。なら、何で話題に事欠かなかったのか、という着想で記事として綴ります。

動きが無いから動く

 大きくても小さくても動きが有れば、それは大なり小なり波となり話題となります。運営もするようになった15年くらい前の頃。出揃っているリソースを、あれやこれやと試行錯誤して動きを起こしていたような時期です。今でこそ新カードやイベント情報は日常的に動き、話題の最たるものとなっています。当時は発売頻度も限られていて、リミットレギュレーションの改訂も半年に一度など。KONAMI公式の動き、とりわけ大きなイベントでいえば日本代表選考会や世界大会、あるいはジャンプフェスタくらいなものです。その限られたタイミング、特定の場所でしか動きがない遊戯王が盛り上がっていなかったかと言えば、否。むしろ公式イベントが少ないからこそ、ユーザーが主体に動き波を作り、活性化する場面が多々あったように思えます。

公式が大きく動き出す

 SNSが発達していなかった頃でも、個人経営のショップや、小さくても非公認大会にも自然と注目が集まっていきます。地産地消というか地域ごとに元々持つ土壌や、ローカルな規模であっても回して成り立たせていたように思えます。
 ただ、それで立ち行かなくなったことも事実。事態が変わった、もとい流れが変化したのは、東京五輪の開催決定や現在の政治体制が始まった頃。何かと多感な年だったようで、公式が大きく動くには節目の時期だったのかもしれません。遊戯王OCGがギネスに認定を受けたのも同じ時期で、話題作りそのものを話題にしていたように思えます。カードの発売頻度は増え、インストラクター制度や日本代表選考会の新しい形など、今にして思えばここ数年で色々と変化が見受けられます。
 喜ばしい限りの動きは遊ぶ側のユーザーにとって…変な言い方になるのですが。一方でKONAMI公式側に近い思いで携わるユーザーや店舗を構える方、あるいはイベントを手掛ける方にとっては、公式に見劣りするような場面が増えます。少しずつ公式イベントが日常に浸透し始めて、いつしか公式ありきのユーザーイベントがあって。そうやって今の現状に落ち着いてきたのではないでしょうか。

近年の遊戯王へ

 公式で盛り上がる、公式に近いところから盛り上がる。今ではYCSJという国内最高峰のブランドに、古き時代から継続して首都圏は多くのイベント。そこから徐々に徐々に地方に波は伝わり、同じようにイベントや盛り上がりが再現される。ここ数年ではこの図式が色濃くなってきたように思えます。より趣向を凝らした催しが増えれば、地方に伝わるまで差が広がる事は必然。その是非を問うわけではないのですが、今後もいうなれば格差が縮まってくことはないのかと考えてしまいます。
 是非を問わないと言ったものの、平時の経営方針というか運営戦略において、です。大掛かりな仕掛け、あるいは人数を持って特別感を添えて行う催し。魅力的ではありますが、新しい生活様式と反する部分は多くなりそうです。デュエリスト交流会をたびたび話題にしますが、その規模でさえも、3密と近い当コンテンツは用心に用心を求められるでしょう。どんどんと新しいことを行い、資材の投入を持ってして盛り上げていく風潮ではなく。ゲームデザインのバランス然り、地方と都会を平均化然り、小規模かつ日常的にも盛り上がれるようなコンテンツへ見直されるべきではないでしょうか。

おわりに

 こうすべき!という物言いを避けるので、何とも要領を得ず抽象的なのは今に始まったことではないのです。このような過去がある、考え方がある、などと視野を広げる一助になれば。そうしてよりよい遊戯王環境に繋がればと。ありがとうございました。

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